一人で簡単設営! タープの張り方をレクタタープで写真&図を使って解説 張り方をマスターしよう!
まずタープ本体を、張りたい場所に広げて置きます。風が強い時は飛ばされないよう、重石を置きましょう。今回の説明画像では四角いレクタタープになります。
続いてメインポール2本を組み立て、タープの中心に繋がるような形で置きます。写真では繋げていますが、この段階ではタープとポールは繋げなくても構いません。
真上から見た図も、合わせてご覧ください。
続いてメインポールのペグを、先に打ち込みます。位置はメインポールを基準に、おおよそ45度の位置が最適です。
図にしますと、こういった位置です。角度は45度、距離的にはメインポール末端と同じぐらいのところに打ちましょう。
メインポール1本に対して、左右に1本ずつペグを打ちます。反対側も同様に、計4本打ち込みます。
メインポールの先端に、タープのループと二股ロープに作った輪を引っ掛けます。タープによってはループが無く、ハトメのものもあります。
先に打ったペグに、両側ともロープを引っ掛けます。
まず片側のポールを立てて、手を離しても倒れないようロープの長さを短く調整していきます。倒れそうな時は、ポールを少し斜めにしておくと安定しやすくなります。
続いて逆側も立てて、それぞれのロープとタープの張り具合を調整します。
メインポールをまっすぐ立てて、タープ本体にも張力をかけてピシッと張れれば、もうしっかり張れたも同然です。(スノーピーク製タープの一部モデルには、ポールが斜めで設営するものもあります。)
続いてタープの4つの頂点に、ロープを結びましょう。必要に応じてサイドポールを入れたり、ポールを使わずロープだけペグダウンしたりします。サイドポールを入れた方が屋根が高くなりますので、居住性は増します。
こちらの写真はオーソドックスな、全ての頂点にサイドポールを入れたポール6本構成。メインポール240cmに比べ、サイドポールを185cmと少し短く調整しています。
天井が高く居住性は良いのですが、風に対しては弱めです。屋根がフラットに近いため、雨水も溜まりがちです。
こちらの写真はすぐ隣が他人のサイトなので、視線を遮るために片側を下げています。メインポールを立てるまでは普通に張って、片側だけ地面に短いロープで打ち込んでいます。
風も多少は防げるのですが、強風を垂直面で受けてしまうと弱いです。スペースに余裕があれば、もう少し屋根が鈍角になるような角度を付けるのが望ましいです。
こちらはメインより短めのサイドポール2本を入れて、角4点を落とした張り方です。サイドの真ん中にループがあるレクタタープのみできる張り方です。適度に視線を遮り、雨も流してくれます。ポールの本数が4本と少なくても、広めの有効面積を確保できます。
四隅のロープを張る位置が遠くなりがちですので、広いサイトでないとやりにくいのが欠点です。
風が強い時のタープの対処法! 全体の高さを低く設営し風を逃すことが耐風性を上げるポイント!
風が強い時はメインポールを含む全体の高さを低くすることで、耐風性は増します。
壁を作って風を防ぐのに使いたくなるのですが、完全に防ぐと横風をまともに面で受けることになり、倒れやすくなります。寒くても風が少し入ってきて、後ろに抜けてくれるような感じがベストです。メインポールのロープがしっかり張れているかどうかが重要で、ここの張りが弱いと倒れます。
あまり風が強い時はペグが抜けたり、タープが破れたりする恐れがあります。風速10m/s近くになると厳しいので、適度なところであきらめて畳んでしまうことも大切です。
雨の中でタープを使う時のポイント! 雨水が溜まらないように屋根の角度を考えて設営しよう!
雨が降ると、タープに水が溜まっていきます。これをそのままにしておくと、タープがどんどん重くなり倒壊する恐れがあります。倒れるだけなら汚れるぐらいで済みますが、下で調理していたりタープが破れてしまうと、楽しいキャンプが台無しですね。
タープの屋根が斜めになるようポールの長さを調整したり、屋根の一部が極端に低くなるようロープで下に引っ張ります。サイドポールはあえて数本抜いてしまうのも良いですね。
もしメインポール間で雨水が溜まってしまう時は、タープの張りが不足していますのでピンと張りましょう。
雨が溜まらず、勝手に流れてくれるのが理想です。誰かが見ている時なら多少溜まっても良いのですが、キャンプ場の外に買い物などで出かける際や、テントに入って寝てしまう夜間などは、特に気をつけましょう。