【キャンプ用ストーブの選び方】石油・薪・ガス・電気など熱源は様々! 使いやすいタイプを選ぼう
冬のキャンプやアウトドアでよく使われるストーブには、以下のような種類があります。
【キャンプ用ストーブの主な種類】
- 石油ストーブ
- 薪ストーブ
- 電気ストーブ
使用する燃料や熱源が異なるので、自分が使いやすいタイプのストーブを選ぶのがおすすめ。
それぞれのメリット・デメリットを簡単にまとめると、以下のようになります。
石油ストーブ | 薪ストーブ | 電気ストーブ | |
---|---|---|---|
メリット | 広範囲が暖かい | 暖かさはダントツ | 気軽で初心者にも◎ |
デメリット | 灯油の運搬が面倒 一酸化炭素中毒に注意※ | 薪が必要 一酸化炭素中毒に注意※ 対応したテントが必要 | 電源が必要 暖かさはイマイチ |
※後述しますが、石油ストーブと薪ストーブは一酸化炭素中毒の可能性があるため、取り扱いに注意が必要。取扱説明書を要確認。
ストーブの種類によって、暖まり方や使い勝手などが異なる上、それぞれメリット・デメリットがあるので、用途や使用シーンに適したタイプをチョイスしましょう。
ここからは、各ストーブのメリット・デメリットの詳細をふまえながら、おすすめの商品を紹介します!
【石油ストーブおすすめ6選】小型のフジカハイペット&アルパカストーブがキャンプ好きに人気!
石油ストーブは、家庭用でもおなじみの、灯油を燃料に使う暖房器具。
火力が強く、広い範囲を暖められるメリットがあります。
また、天板の上にケトルを置いてお湯を沸かしたり、煮込み料理を楽しんだり、といった使い方ができるのも魅力。
※製品によってはNGな場合もあるので、説明書を要確認!
一方で、一酸化炭素中毒の危険性があるため、換気ができないテント内での使用がNG。換気が十分な場所でのみ使用可能です。
また、燃料の灯油も安全に携帯する必要があり、持ち運びには注意が必要。
【石油ストーブのメリット&デメリット】
- メリット:
広範囲が暖まる/小型の物なら持ち運びしやすい - デメリット:
一酸化炭素中毒に注意/換気が必須/風での転倒などに十分注意が必要
それでは、キャンパーに人気な小型石油ストーブを6つご紹介します!
1)扱いやすい小型石油ストーブ「フジカハイペット」
フジカハイペットは、株式会社フジカが製造・販売している、コンパクトな石油ストーブ。
高度3,000mの場所でも使える高い暖房能力、燃料を満タンにすると、最大で12時間燃焼が続くスペックの高さが魅力です。
加えて、軽量で携帯しやすく、冬キャンプの暖房器具としてキャンパーやアウトドア愛好家の間で人気を集めています。
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フジカハイペットの着火方法、給油の方法など、くわしい使い方を動画でご覧いただけます!
▼着火方法&お湯の沸かし方
▼使い方&給油方法
2)小型でおしゃれな「アルパカストーブTS-77A」
アルパカストーブは、韓国製の小型の石油ストーブ。
見た目がかわいらしく、おしゃれなデザインで、キャンプ女子の間でも注目されています。
コンパクトながら火力が強く、アウトドアでの使用にぴったり。
暖を取りながら、天板の上で調理もできるので、キャンプで重宝します。
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3)七色のやさしい炎 トヨトミ「対流形レインボーストーブ RB-25F」
ガラス円筒を通してやさしい七色の炎を灯すトヨトミ「対流形レインボーストーブ RB-25F」
燃費も良く、最大火力でも約20時間もちます。
お部屋全体をムラなく暖めながら、やさしい光で照らしてくれます
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4)とにかくロマンが詰まっている Aladdin「ブルーフレームヒーター」
名前の通りブルーの炎が特徴的なAladdin「ブルーフレームヒーター」
存在感がありカッコ良いモデルで機能性はマイナーチェンジしていますが、90年以上姿をほとんど変えずに販売されています。
3種類のカラーラインナップ
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5)売り切れ必至の「NEWアルパカストーブ コンパクトTS-77JS-C」
アルパカストーブは、近年注目を集めている韓国のメーカー。
例年11月末頃には完売してしまう大人気商品。
コンパクトで料理にも使え、またレトロなデザインがかわいいと女子キャンパーにも人気ですよ。
「そうだ!キャンプストーブ買おう!」と思った時既に遅し。早めに要チェック!
▼詳しいレビューはこちら!
6)自宅でもキャンプでも活躍してくれる石油ストーブ「コロナ SL-66H」
石油ストーブ『コロナ SL-66H』。
SLシリーズの初代「SL-1」は50年以上前に誕生し、それから多くの改善を重ねて今の形になり、グッドデザイン賞を受賞するほど。
デザイン性もさることながら暖房性能も抜群で、冬場に室内で使うと暑すぎる位まで室温が上昇し、筆者は半袖になれる程です。
「そうだ!キャンプストーブ買おう!」と思った時既に遅し。早めに要チェック!
*現行型の型番は『コロナ SL-6621』になりますが、基本的構造は変わりません。
愛用者レビューはこちら!
【薪ストーブおすすめ5選】冬キャンプがグッとおしゃれになる♪ 新保製作所のチョッパーほか
薪ストーブは、文字通り、薪を燃料に使用するタイプのストーブです。
火力が強く、薪ストーブの暖かさはダントツ。とにかく暖かく過ごしたい方におすすめです。
また、薪ストーブの種類によって、さまざまな調理方法に対応しているものもあり、レシピの幅が広がるメリットも。
ただし、テント内で使うには、薪ストーブが使用可能なテントを選ぶ必要があります。
薪の準備や、煙突の組み立てなど、手間がかかるので、キャンプやアウトドア初心者にはやや不向きなタイプです。
【石油ストーブのメリット&デメリット】
- メリット:
暖かさはダントツ/様々な調理法ができるものもアリ - デメリット:
一酸化炭素中毒に注意/換気が必須/組み立て&持ち運びが面倒/対応テントのみ使用可能
それでは、キャンパーに人気の薪ストーブを5つご紹介します!
1)コンパクトな「ワークタフストーブ380」
ワークタフストーブ380は、台湾と日本のアウトドアブランドがコラボして誕生した、小型の薪ストーブです。
煙突や脚などのパーツをすべて本体の中に収納できるので、コンパクトに持ち運べるのが魅力。
専用の収納ケースが付属するのもうれしいポイントです。
重量は約8.5kgと比較的軽量なため、女性1人でも持ち運べます。
テント内で使用する際は、薪ストーブ対応のテントを用意するのはもちろん、別売りの煙突を利用するのがおすすめ。
▼愛用者のレビュー記事はこちら!
2)ダッチオーブン調理も可能な新保製作所「チョッパー」
チョッパーは、新保製作所が製造・販売しているコンパクトな薪ストーブ。
本体の三面にガラス窓が付いていて、暖を取りながら、一緒に炎のゆらぎを楽しめるのが魅力です。
また、薪の燃焼具合を確かめるのにも便利。
上部のフタは取り外しが可能で、スキレットやダッチオーブンなどを使って、直火調理も楽しめます。
▼愛用者のレビューはこちら!
3)存在感バツグンな新保製作所「ロマンチカル」
ロマンチカルは存在感のある真っ黒なボディと、正面の大きなガラス窓が特徴の薪ストーブ。暖炉のような佇まいが魅力です。
窓からはダイナミックな炎のゆらぎが眺められて、いやしの時間を満喫できます。
なお、煙突は別途購入が必要。
本体の煙突出口は、横出し、または上出しの2タイプから選べます。
テント内で使用する場合は、最初に空焚きをしましょう。
▼ロマンチカルのレビューや煙突の設置方法はこちらで!
4)コスパ最強の薪ストーブ ホンマ製作所「ステンレスストーブコンロセット APS-48DX」
50年の歴史のあるホンマ製作所の人気商品で煙突などが全てセットになっていて、価格が2万円台と薪ストーブとしては破格。
振り子時計の形をしていることから「時計型薪ストーブ」と呼ばれることも
煙突が背丈より高いので、煙が全く気にならないのもオススメポイントです。
組蓋・煙突部材はステンレス地色となります。
黒とステンレスの鮮烈なツートーンが魅力の一台です。
突径:φ100mm ※弊社ハゼ折り煙突専用
本体サイズ:W280xD480(煙突口まで:D520)xH445(煙突含:D655xH1830)mm / 材質:ステンレス / 重量:約6.9kg(本体のみ:約4.6kg) / 煙突位置:背面 / 最大薪長さ:400mm / 最大熱出力:3000kcal / 暖房面積:10〜15坪 / 付属品:エビ曲90°1個、専用半直筒3本、専用トップ1個、脚4本、煙突支えセット1式 / 生産国:日本
▼愛用者のレビューはこちら!
5)コンパクトで多機能な S'more 「Magic Stove」
2020年に誕生したS’more(スモア)。
薪ストーブ『Magic Stove』は、コンパクト設計で持ち運びが楽ちん。さらにガラス窓を採用しているため、燃えている薪を眺めることもできる魅力のアイテム。
『Magic Stove』はクラウドファンディングサイト“Makuake(マクアケ)”にて応援購入がされていました。
現在は楽天市場で購入可能です!
▼詳しいレビューはこちらから!
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