近年では、年末年始に年越しキャンプを楽しむ人も増えてきていますよね。年越しキャンプを最高のものにするためには、いくつかのポイントや注意点があります。そこで本記事では年越しキャンプの楽しみ方や注意点、おすすめの料理など、筆者の経験やハピキャンの過去記事を交えて紹介させていただきます。

年越しキャンプにはどんな楽しさがあるの?

画像: 年越しキャンプにはどんな楽しさがあるの?

年越しキャンプとは、自然の中で1年を締めくくり、新年を迎える特別なキャンプスタイルです。カウントダウンや初日の出の鑑賞など、年末年始ならではのイベントが楽しめることが最大の魅力でしょう。

非日常的な体験を求めるキャンパーや、「年末はキャンプで締めくくり、年始はキャンプで始めたい!」といったキャンパーに人気ですが、厳しい寒さへの対策が必要です。暖かい衣類や防寒具の準備に加え、近隣店舗の営業状況も事前に確認しておくなど、より安全で快適に年越しキャンプを楽しめるように、しっかり準備をしましょう!

年越しキャンプの楽しみ方とは?初日の出・お正月料理などを満喫しよう

まずは、年越しキャンプならではの楽しみ方にはどんなものがあるのかご紹介していきます!

キャンプで年越しそばやお雑煮を食べたり、初日の出を見るのもおすすめですよ。

その1. キャンプご飯は年越しにちなんだもので!

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

年越しのキャンプご飯、年末年始にちなんだものだと盛り上がれますよね!

大晦日は年越しそば、元旦はお雑煮などオーソドックスなものも良いですが、「我が家ならでは」「地元ならでは」といったメニューを準備するのも楽しいですよ。

このあとオススメ料理もまとめて紹介するので、参考にしてみて下さいね。

その2. 初日の出を見よう!

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

年越しキャンプの醍醐味といえば、やっぱり初日の出!

初日の出が見えるキャンプ場、または近くに初日の出スポットがあるキャンプ場などリサーチして予約するのがおすすめです。

その3. お正月感のあるサイトにしてみよう

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

サイトの雰囲気づくりも、年越しキャンプを楽しむうえで重要な要素のひとつです。

といっても大きな門松などたくさん持ち込むのは大変なので、個人的にはひとつふたつ正月感のある小物があれば十分雰囲気はでると思います。

写真のようなしめ縄飾りや小さな鏡餅などがおすすめです。

▼そのほかにも、年越しキャンプの楽しみ方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!

【年越しキャンプ】大晦日〜カウントダウン〜元旦まで仲間•家族と楽しめる〝目からウロコのキャンププラン〟をご紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

ウェルキャンプ西丹沢で年越しキャンプ! 年末年始の予約やおすすめゾーンを紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

その4. 注意点や事前確認ポイント

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

年越しキャンプの注意点として最も大事なのは寒さ対策です。

真冬のキャンプであるため、場所によっては氷点下まで気温が下がることもあり、きちんとした装備で臨まなければ危険です。

また、冬場は風も強いので風対策も必ず行いましょう。

実際に筆者が遭遇した例だと、風でテントやタープが飛ばされている人や、寒さに耐えきれず夜中に車のエンジンをかけている人も居ました。(←これは一酸化炭素中毒になる危険性があったり、車のバッテリーが上がる原因にもなるので本当に危険です。)

きちんと対策がされていないと、自分たちだけではなく周りのキャンパーに迷惑をかけることにもなりかねないので、しっかり準備しましょう。

また、年末年始なので渋滞や冬季通行止め、冬用タイヤ規制など交通状況も普段と変わるので、事前によく計画を練って出発するのがおすすめ。

特に雪道のタイヤ事情は要注意です。状況によってはチェーン規制というスタッドレスタイヤでは通行禁止な場合もありますので注意しましょう。

しっかり防寒して楽しもう!年越しキャンプでの寒さ対策

年越しキャンプでは、以下のようなポイントに注意して準備や対策を行い、しっかり防寒をしましょう!

  • 冬用寝袋を使用する

氷点下の気温に対応できる高性能な冬用寝袋を用意することで、快適な睡眠環境を確保できます。

  • レイヤリングの考え方を取り入れる

「レイヤリング」の考え方を取り入れ、ヒートテック、フリース、ダウンジャケットなど、保温効果の高い衣類を重ね着すると、身体の冷えを防げます。

  • 防寒小物も取り入れる

重ね着に加えて、手袋やネックウォーマーなどの防寒小物も取り入れることで、よりしっかりと防寒対策ができます。

  • 暖房器具の活用

ホットカーペットや電気毛布、ストーブなどを活用すると、テント内の保温性を高められます。

  • 底冷え対策を徹底する

テント内には断熱マットを敷く、寝袋だけでなくコットやマットも活用するなどで、底冷えを防ぎましょう。

  • 焚き火を囲む

テントの外にいるときは、焚き火を囲むことで身体の冷えを防げます。

  • 冬用のテントを活用する

防寒性の高い冬用テントを選び、風の影響を受けづらい場所に設置しましょう。

  • 食事で温まる

鍋やスープなど、あたたかい食事を摂ると身体の芯から温まります。

▼寒さ対策についてより詳しく知りたい方は以下の記事をチェック!

冬キャンプは寒さ対策が必須! 服装やテント内での快適な過ごし方を解説

年越しにおすすめのキャンプ場4選!初日の出・温泉・カウントダウンイベント・餅つきなど

画像5: 筆者撮影

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最後に年越しキャンプができるおすすめキャンプ場をご紹介致します。

年越しイベントを行っていたり、併設する温泉から初日の出が見えたりと、お正月ならではの情報も一緒にお伝えしますね。

【おすすめキャンプ場1】静岡県「ふもとっぱら」キャンプ場

画像6: 筆者撮影

筆者撮影

言わずと知れた有名キャンプ場ふもとっぱら。毎年年越しキャンパーたちで賑わいます。

トイレや炊事棟付近は設営する人が多く、隣との距離がかなり近いですが、離れるとこんな感じでゆったり設営することもできます。

注意点として、富士山からの吹き下ろしで風が強いキャンプ場なので準備は万全に!

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

炊事棟からの夜景。テントが多いので綺麗な夜景写真ですね。これだけのテントが立ち並ぶ姿は壮観です。

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

周りに遮るものが何もないので、天候に恵まれたら初日の出もきれいに見えますよ。

「ふもとっぱら」キャンプ場

▼こちらの記事も参考にしてみてくださいね!

【ふもとっぱらキャンプ場】温泉・日の出もキャンプで楽しむ! 予約方法をポイントも含めてご紹介!

【おすすめキャンプ場2】山梨県「ほったらかしキャンプ場」

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

こちらも言わずと知れた有名キャンプ場。

夜景と富士山がセットで眺められる抜群の眺望です。(写真はハナレサイトより)

土日どころか3ヶ月先の平日予約まで埋まる大盛況ぶりです。予約が空いた際にお知らせしてくれるサービスまで存在します。

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

ほったらかしキャンプ場のすぐそばに、ほったらかし温泉があります。アニメ・ドラマ「ゆるキャン△」の舞台になった場所ですね。

こちら温泉では元旦に温泉に浸かりながら富士山と初日の出を見ることが出来ます。

ほったらかしキャンプ場や周辺で年越しキャンプをして、初日の出は温泉でみる!なんて素敵なことができてしまいます。

現在進行形でサイト拡張を続けているほったらかしキャンプ場、年々予約できる絶対数が増えているのは嬉しい限りです。

【おすすめキャンプ場3】栃木県「キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原」

子供連れに大人気のキャンプ場。年間を通じて様々なイベントを開催している他、場内には“鉱物工房”というテラリウムやソーラーランタンなどをつくれる体験工房もあります。

大晦日にはビンゴパーティーやカウントダウン、元旦には新春恒例!餅つき大会など年越しイベントも満載!

都心からのアクセスも良い好立地、高規格なキャンプ場です。

【おすすめキャンプ場4】三重県「伊勢志摩エバーグレイズ」

伊勢志摩エバーグレイズはキャンプサイトはもとよりグランピング施設も充実した高規格アウトドアフィールドです。

サイトごとに水栓や電源など完備されているので、冬場のキャンプが不安な方にはおすすめ。ドッグランやカヌー付きのサイトもありますよ。

また、年末年始は伊勢志摩の名物でもある新鮮な牡蠣を配ってくれたり、家族向けのイベントなど開催しているので盛り上がりたい人にもおすすめです。

【おすすめキャンプ場5】長野県「いなかの風キャンプ場」

長野県の「いなかの風キャンプ場」は、壮大な自然に囲まれた静かなロケーションが魅力のキャンプ場です。標高1,000メートルに位置するため、空気が澄み渡り、星空も最高!

大自然の中でゆっくりとした時間を過ごしながら、静かな環境で初日の出を楽しみたい方におすすめです。

また、炊事場は全ての場所で温水が使用できるほか、寒さが心配な場合はキャビンを予約することもできますよ。

【おすすめキャンプ場6】埼玉県「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」

ケニーズ・ファミリー・ビレッジは、都心からのアクセスが良いとして人気のキャンプ場。

除夜の鐘つきや、温かいお雑煮のサービスなど、年末年始ならではの体験が充実しており、家族や友人と一緒に年越しキャンプを楽しむのにぴったりなスポットです。

温泉施設が近くにあるため、体をしっかり温めながら快適に過ごせるのも魅力ですね。

オートキャンプサイトに加え、バンガローやキャビンも完備されており、テント泊が不安な方にもおすすめです。冬の澄んだ空気の中で、焚き火やバーベキューを楽しみながら団らんしてみてはいかがでしょうか。

【おすすめキャンプ場7】茨城県「大子広域公園オートキャンプ場」

大子広域公園オートキャンプ場は、公園内にはアスレチック、スポーツ施設などもあり、子連れでの年越しキャンプにおすすめなスポット。

もちろん、大晦日から元旦にかけて、特別なイベントも盛りだくさんです。「そば打ち体験」から始まり、「距離当て大会」や「年末ジャンボ宝クジ」、「除夜の鐘つき」に、年越しカウントダウンまで楽しめます。元旦には、「靴飛ばし大会」や「福まき祭」も開催され、賑やかに新年を迎えられるでしょう。

広々としたオートキャンプサイトに加え、日本庭園風の露天風呂もあり、冷えた体を温泉で温めながらリラックスして過ごせます。

【おすすめキャンプ場8】山梨県「浩庵キャンプ場」

画像: ライター撮影

ライター撮影

浩庵キャンプ場は、富士山と本栖湖を一望できる絶景のロケーションで人気のキャンプ場。キャンプサイトから目の前に広がる本栖湖と、富士山の壮大な景色が楽しめ、特に湖畔のサイトが人気を集めています。

広々としたフリーサイトは車の乗り入れも可能で、自由なスタイルでキャンプを楽しむことができます。

なんといっても、湖越しに見る初日の出は絶景で、冬の澄んだ空気の中、雄大な富士山を背景に新年を迎えるのは格別な体験となりますよ。

▼浩庵キャンプ場についてはこちらの記事でも紹介しています!

山梨県「浩庵キャンプ場」は富士山と本栖湖の絶景が楽しめる キャビンとフリーサイトがある!

「浩庵キャンプ場」 を楽しもう!ゆるキャン△の聖地で出来るキャンプの内容を紹介!

【おすすめキャンプ場9】大阪府「舞洲バーベキューパーク」

舞洲バーベキューパークは、大阪市内から車でわずか20分でアクセスできる立地でありながら、24,000㎡の広大な敷地が広がる、自然豊かなスポットです。

普段はデイキャンプのみの利用となっている施設ですが、土日限定で宿泊キャンプが楽しめるイベントを開催しています。年越しシーズンにも宿泊キャンプイベントを実施しており、中学生以下のお子様の利用料が無料になるキャンペーンが行われることも!

電源サイトがあったり、車で10分の場所には温泉施設があったりと、寒さ対策もしやすい環境のため、初めての年越しキャンプにもおすすめですよ。

【おすすめキャンプ場10】滋賀県「十二坊温泉ファミリーキャンプ場」

十二坊温泉ファミリーキャンプ場は、滋賀県の自然豊かな環境に位置し、温泉施設「十二坊温泉」に隣接するアットホームなキャンプ場です。

全サイトに電源が完備されており、電気毛布や電気ストーブなどの暖房器具を使って寒さ対策ができるので、「寒さが不安」という方でも安心して過ごしやすいでしょう。

テントサイトは区画サイトになっていますが、広々としたサイズ感なので、自然に包まれた静かな環境で、ゆったりと年越しキャンプを満喫したい方は要チェックです!

【年越しキャンプの服装&防寒アイテム】冬キャンプに備えた防寒対策が必要!

それでは年越しキャンプ(冬キャンプ)におすすめな装備などを具体的に紹介していきます。

1. <服装編>冬キャンプの基本装備と防寒対策

まず欠かせないのが服装の防寒対策。場所によっては氷点下になるキャンプ場での年越しに備えて、暖かく快適に過ごせる服装をご紹介します!

画像: ハピキャンライター・たなみお作 happycamper.jp

ハピキャンライター・たなみお作

happycamper.jp

冬キャンプの服装で大事なことは、首、手首、足首をなるべく冷やさないようすること!

そのためには、むやみにたくさん着込むというよりは、適切な厚み・適切な素材の衣類を適切なレイヤリングで身にまとうことがポイントです。

また、冬キャンプの防寒ウェアには、アウトドアメーカーやワークマンなどの防寒機能がしっかりしたものがおすすめです。

▼具体的な「気温ごとのレイヤリングの服装提案」をこちらの記事で解説しています!

意外と知らない冬キャンプの服装&防寒対策―キャンプ雑誌・fam_mag編集長に聞く! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

▼ワークマンの防風ジャケット、モンベルのパーカ、パタゴニアのフリースなど、防寒に役立つおすすめアウターや小物をこちらの記事でまとめて紹介しています!

【まとめ】冬キャンプにおすすめの防寒アウター&小物をまとめて紹介! ワークマン・パタゴニアほか - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

2. <ギア編>暖房器具・防寒グッズなど

つづいて、年越しキャンプに活躍する暖房器具や防寒アイテムなどの、おすすめキャンプギアをご紹介します。

一言で冬キャンプといっても様々なやり方があります。

簡単で安全なものだと、電気式毛布やコタツなど家電が持ち込める電源サイトなど、自分に合ったスタイルで無理なくデビューしましょう。詳しくは以下の記事で紹介しています。

▼詳しい暖房器具の選び方のポイントはこちらの記事で解説しています!

手軽に!安全に!初心者向け冬キャンプデビュー講座 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

▼防寒対策におすすめのグッズはこちらの記事でチェック!

【冬キャンプおすすめグッズ10選】国内最大級のアウトドアショップ★アルペンアウトドアーズのフラッグシップ店舗「アルペンアウトドアーズ柏店」の売れ筋・冬キャンプグッズ10選をご紹介! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

家でもキャンプでも活躍する冬キャンプギア 野あそび夫婦が冬を味方にする7つのアイテムを紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

【初心者必見】マグマカイロ・湯たんぽ・ヒートテックなど、冬キャンプ用防寒グッズ - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

3. <睡眠対策>おすすめの冬用寝袋・コットなど

就寝する夜中から明け方にかけてが最も気温が下がる時間帯。寝るときの装備は大切なので、準備を怠らないようにしましょう。

ここでは冬キャンプの夜を乗り切る睡眠対策や、おすすめの冬用寝袋をまとめた記事をご紹介します。

▼具体的なおすすめのコット&マットや就寝方法はこちらの記事で詳しく解説しています!

【ライター直伝】冬キャンプの睡眠対策! おすすめの寝袋&寝る時の服装をご紹介 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

▼おすすめの冬用寝袋のレビュー記事はこちらでチェック!

【レビュー】モンベルの寝袋「バロウバッグ#0」は真冬でもあったか!秋〜春キャンプまで活躍 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

モンベルの寝袋『ダウンハガー650 #0』をレビュー! 抜群の保温性で冬キャンプが快適に - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

冬キャンプに大活躍! モンベルの軽くて暖かい冬用寝袋「ダウンハガー」を徹底レビュー - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

年越しキャンプは事前準備が大事!しっかり備えてキャンパーならではの年末年始を過ごしてみよう!

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

年越しキャンプ、いかがでしたでしょうか?キャンパーならではの特別な年越しができること間違い無しですよ。

また、外出を控えている方や今からだと準備が間に合わない方、自宅の庭や公園に出かけるのもアリです。

クッカーで作ったお雑煮をシェラカップに入れて外でたべる!これだけでもキャンパーならではのお正月だと思います。

それでは、来年もキャンパーの皆様に幸多い一年となりますように!

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