『キンドリングクラッカー』のコツ 使用した筆者だから分かる!より簡単に薪割りができるコツをご紹介
イベントなどで『キンドリングクラッカー』を少し体験したことはありましたが、大量の薪割りは初めてでした。ある程度の量の薪割りをして気付いた点を、いくつか紹介します。
1.節のある薪は割れない
斧や鉈(なた)でも割れないような節のある薪は、さすがに『キンドリングクラッカー』でも割れません。大人が力いっぱい叩けば、割れないこともないのですが、無理に力任せに叩くよりも、節のある薪は火力の安定した焚き火に投入して燃やしたほうが安全だと思います。
2.溝にはまるとうまく割れないことがある
『キンドリングクラッカー』には、写真の矢印の間に溝のようなものがあります。基本的にはどの薪もパカーンと割れてくれるのですが、たまにこの溝にはまってうまく割れずに跳ね返ってくることがあります。
写真の赤丸の箇所がなだらかな傾斜になっていないのが原因と思われます。
そんな時は一旦薪を抜いて、少し横にずらして叩き直せば問題なく薪割りができました。端の方であれば、刃からの傾斜がなだらかなので、うまく木の繊維に沿って割れてくれるようです。
3.固定した方が安定する
我が家が体験したときは、『キンドリングクラッカー』はそのまま地面に置いて特に固定せずに使用したため、硬い薪などを割るときに、本体が意図せずに動いてしまうことがありました。
本来は、本体をビスで丸太などに固定して使用するものです。しかしキャンパーの場合は、自宅よりもキャンプ場などで使用する場合の方が多く、そういった固定方法は難しいと思います。
『キンドリングクラッカー』本体が動いてしまう場合は、本体の下部分を脚で踏んで押さえればOK。これだけで安定して薪割りが出来るようになりました。
メリット・デメリットは?
メリット
- 斧無しで薪が割れる
- 子どもでも簡単に薪割り可能
キンドリングクラッカーがあれば、斧は不要でハンマーで薪割りをすることができます。「刃物を使わない」という点で、より安全に薪割りができます。
重量のあるハンマーを使用するので、サポートが必要ですが子どもでも薪割りを楽しむことができます。
デメリット
- 固定しないとややコツが必要
- 嵩張る&重量あり
- 斧でも難しい節のある木は難しい
本来ビスで固定して使用するものですが、キャンプ場や自宅ではしっかりと固定するのは難しい場合が多いかと思います。固定できない分、誰かに押さえてもらうなどサポートがあった方が良さそうです。
斧に比べると嵩張り、また鋳物なので重量も5kg弱あります。斧でも割ることが難しい、節があるようなものはキンドリングクラッカーでも割ることが難しいので慣れている方であれば斧で十分かもしれません。
おすすめする人・しない人 「キンドリングクラッカー」は子どもや初心者さんにピッタリなアイテム
おすすめする人
- 子どもと一緒に薪割りを楽しみたい人
- 薪割りに自信がない人
- 初心者の人
お子さんとより安全に薪割りに挑戦したい人や、初心者さんなど斧の扱いに不慣れで薪割りに自信がない方にはおすすめです。
おすすめしない人
- 斧でもスムーズに薪割りができる人
- 荷物を減らしたい人
万能な機械というわけではないので、「斧で薪割りができる人」「荷物を減らしたい人」には重量もあり、嵩張るのでキンドリングクラッカーではなく斧で十分かもしれません。
子供も遊び感覚で出来る! 斧なしで安全・簡単に薪割りするなら『キンドリングクラッカー』で決まり
『キンドリングクラッカー』を使ったことで、30分もかからずにこれだけ大量の薪を割ることができました。
大人が補助しましたが、写真のほとんどが子供たちが割ったものです。使い方もシンプルで力も要らないので、遊び感覚で子供たちが手伝ってくれました。
普段なら焚き火の準備をするときは、「危ないよー。近寄らないよー。」と注意していたので、今回『キンドリングクラッカー』を使うのは一緒に焚き火を作り上げる感覚で、親も子も嬉しい体験になりました。なにより安全なことが親としては一番高ポイントですよね。
長男も次男もすっかり気に入ってしまったので、「楽しい!これ買って!」アピールをずっと受けています。んー?買っちゃうー?
薪割り専用『キンドリングクラッカー』はこれからのキャンプの必需品に?! 商品をチェックしてみよう
ということで、実際に体験してみて、やっぱり『キンドリングクラッカー』はとても便利だということがわかりました。
我が家も、前向きに購入の検討をしたいと思います。『キンドリングクラッカー』が気になっている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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