キャンプで燻製を楽しむ方法! 手軽なのは市販の燻製器 手持ちの調理器具やDIYもおすすめ
「燻製(くんせい)」とは、塩漬けした食材などを煙でいぶし、殺菌や脱水をすることで腐敗を防ぎ、保存性を高めた食品のこと。
本格的な燻製をつくろうとすると、数日から1カ月ほどかかる場合もあります。
ただし、じっくり時間をかけてつくると、保存がきく燻製ができるものの、デイキャンプや日帰りバーベキューなどで、限られた時間で楽しむには不向き。
短時間でおいしい燻製をつくるには、以下の方法がおすすめです!
【手軽に燻製を楽しむ方法】
- 市販の燻製器を使う
- ほかの調理器具を活用して燻製する
- 段ボールなどで燻製器をDIYして使う
短時間でつくる燻製は、保存性は高くない場合が多いので、あまり時間を置かずに味わいましょう!
ここからは、上記項目について1つずつ詳しく紹介します。
【市販の燻製器を使う】普段使い&おうちキャンプにも! 初心者にもおすすめな方法
アウトドアブランドなどが提供している市販の燻製器を使うと、手軽においしい燻製がつくれて便利。
ここでは、市販のおすすめ燻製器を3つ紹介します。
1)SOTO(ソト)「スモークポットCoro(コロ)」
自宅のキッチンで手軽に燻製がつくれる、SOTOのスモークポット「Coro」。
「Coro」の名前どおり、コロンとしたかわいらしいフォルムのフタが特徴です。
密閉性の高いフタが採用されているので、一般的な燻製器よりも煙が出づらいのがポイント。キッチンの換気扇の使用で問題ありません。
ポットの底にスモークチップを敷き、付属の金網の上に食材をのせてフタをしめて加熱するだけなので、使い方も簡単。
初心者でもおいしい燻製が簡単につくれます!
【スペック】
- 重量:約1,560g(金網、温度計含む)
- サイズ:(約)直径230×高さ165mm
- 容量:約1,200ml
- 材質:本体…耐熱陶器、フタ…磁器、金網…鉄(クロームメッキ)
- 付属品:温度計、オリジナルレシピ集
つばき、うぐいす、藍の3つのカラーバリエーションがあります。どれも落ち着いた和風の色合いが魅力。
また、SOTOのスモークポットシリーズには「Don(ドン)」のラインアップも。
こちらはどっしりしたデザインのフタが付属します。
▼スモークポットCoroの愛用者の記事はこちら!
2)SOTO(ソト)「スモークポットIH」
続いては、同じくSOTOから「スモークポットIH」を紹介します。
IH・ガスコンロどちらも対応していて、手軽に燻製料理が楽しめるのが魅力的です。
燻製料理で一番大事なのが温度調整ですが、「スモークポットIH」は温度計付きなので温度管理も簡単にできますよ!
密閉性が高いので短時間で燻ることができます!
【スペック】
- サイズ:幅23×奥行19×高さ14.2cm
- 重さ:1.4kg
- 素材:鍋本体=耐熱陶器、フタ=磁器、金網=鉄(亜鉛メッキ)
- 対応熱源:IH調理器・ガスコンロどちらも使用可能
▼スモークポットIHの愛用者の記事はこちら!
3)D-STYLIST「スモークインフューザー〜燻製器〜」
スモークを注入できるハンディタイプのインフューザーです。
お皿に食材をならべてラップをかけ、煙を注入して待つだけで燻製ができあがります。
5分ほどと短時間でつくれるのもうれしいポイント。
コンパクトなサイズなので、持ち運びにも便利です。
単3形乾電池2本を使用する乾電池式で、場所を選ばずに使えるメリットがあり、キャンプやアウトドアでの使用にもうってつけ。
本格的とはいかないものの、手軽に燻製を楽しみたい方におすすめです。
スモークチップが付属するので、購入後すぐに燻製をつくれます!
【スペック】
- 重量:約310g(単3電池2本含む)
- サイズ:チューブの長さ…約250mm
- 容量:-
- 材質:アルミニウム・PC・亜鉛合金・シリコン
- 付属品:スモークチップ3種類(サクラ・オニグルミ・ヒッコリー)各10g
▼愛用者のレビューはこちら!
4)Coleman(コールマン)「コンパクトスモーカー」
コンロが使える場所であれば、自宅でもキャンプでも燻製をつくれる、コールマンの「コンパクトスモーカー」。
内側の溝に水を流し込むことにより、ポット内に煙が閉じ込められるので、外に出にくいメリットがあります。
そのため、自宅のキッチンでも気兼ねなく燻製づくりを楽しめるのがうれしいポイント。
網を2段にセットできるので、一度にたくさんつくれるのも魅力です。
【スペック】
- 重量:約835g
- サイズ:(約)径235×高さ200mm
- 容量:-
- 材質:ステンレスほか
- 付属品:網2枚、収納ケース
▼愛用者のレビューはこちら!
【ほかの調理器具を使う】手持ちの鉄フライパンやメスティンで燻製がつくれる! ミニマムキャンプに◎
専用の燻製器がなくても、鉄フライパンやメスティンがあれば、燻製をつくることが可能です。
キャンプやアウトドアなどで、荷物を極力増やさずに燻製づくりを楽しみたい方にもおすすめ。
鉄フライパンで燻製をつくる方法
鉄フライパンを使って、燻製をする方法です。
ちなみに、緑茶や紅茶などの茶葉が自宅にある方は、スモークチップがなくても燻製をつくれます。
必要な道具は次のとおり。
【必要な道具】
- 鉄フライパン
- 卓上コンロ(アウトドア用コンロ)
- 網
- 密閉できる耐熱性のあるフタ
- アルミホイル
- 茶葉(賞味期限切れでもOK)
- ザラメ糖
- 好きな食材
鉄フライパン以外でも、ステンレスや中華鍋といった熱に強いフライパンもOKです。
ただし、テフロン加工のフライパンが不向きなので注意しましょう。
▼鉄フライパンを使った詳しいつくり方はこちらの記事で!
メスティンで燻製をつくる方法
キャンプやアウトドアの万能クッカーとして人気のメスティン。
通常サイズのメスティンでも、ラージメスティンでも、どちらでも挑戦できます。
メスティンでキャンプ飯を楽しんでいる方は、ぜひ燻製にもチャレンジしましょう。
できあがる量的にも、ソロキャンプのおつまみにぴったり。
メスティンは密閉性が高く、熱効率が良いので、短時間でおいしい燻製が完成します。
角バット用水切り網、スモークチップ、アルミホイルは100均などで入手が可能!
▼ラージメスティンを使った燻製のつくり方をこちらの記事で詳しく紹介しています。