非自立式オープンタープの種類を解説! 主流はレクタタープとヘキサタープ お気に入りを見つけよう!
主流は大きく分けて2種類、レクタタープとヘキサタープです。レクタングル(長方形)とヘキサゴン(六角形)の略で、タープを広げた際の形です。
他にも三角形や八角形、変形ヘキサ型など色々ございますが、始めはレクタかヘキサの2択で考えて良いと思います。タープ下の有効面積が広いのは角まで使えるレクタタープですが、張り姿が美しいのはヘキサタープだと思います。お好みで選んでください。
タープを張る時に必要なもの! メインポール2本・サイドポール・ロープ・ペグ・ハンマーを揃えよう!
すべてタープとセットで売られている商品もありますが、バラで買うしかないものもございます。必要となるものは、以下の通り。
- タープ本体
- タープポール(メインポール・サイドポール)
- ロープ
- ペグとハンマー
メインポール(センターポール)
タープの下で立って歩けるファミリー用の場合、最低2本。最長が180~250cmぐらいのものを用意します。
タープを支える大黒柱ですので、ある程度の太さがあるものが望ましく、直径28~32cmのポールが主流です。ポールの継ぎ本数を変えるなどで、長さを調整できるものが便利です。

丈夫で使いやすい新仕様となりました!
ポールの直径をΦ28mmからΦ32mmに拡大しました。
アルミポールの板厚を1.5mmにサイズアップ。
また、材質は6061アルミを使用。
高耐食性、高強度なのでタフに使用できます。
3本繋ぎのアルミポールですが、先端のポールが4段階伸縮します。
3本繋げると、長さ185、195、205、215cm(間隔10cm)と調整出来ます。
ゴム製のエンドロックを標準装備!
用途に応じて選択できる二つの穴が開いています。...
こちらは初心者にもおすすめ、村の鍛冶屋さんの伸縮アルミポール。長さは押しボタンラッチ式で185~215cmに変更可能で、太さは32mm。現在黒と赤の2色で展開しており、メインポールとして十分使える強度があります。最新モデルではエンドストッパーまで付属する親切さです。
サイドポール

筆者撮影:サイドポールなし、三角屋根スタイル
入門用セットなどにはメインポール2本しか付属しないこともありますが、この場合2種類の張り方しかできません。三角屋根で、後ろも上げておくか下げてしまうかのみです。
1~2人では何とかなるのですが、メインポール付近以外では腰をかがめないといけません。ある程度の人数で使う場合は、サイドポールを使って横も高くした方が快適です。
張り方のバリエーションを増やすためにはサイドポールの追加が必要になります。レクタタープ、ヘキサタープともに全ての頂点にポールを入れるとすると、4本の追加です。長さはメインポールと同じか、多少短くすることが多いです。
タープの荷重はメインポールで支えますので、太さはメインポールより多少細くしても大丈夫です。ただし支えるタープの重量にもよりますし、メインポールの代替にも使えますので、予算が許せば太くしておくに越したことはないです。
もちろんメインポールと同じポールを、サイドポール用に購入して使用しても構いません。前項で紹介したような長さ調整しやすいものだと、張り方を変える際に楽です。
ロープ
まずメインポール用のロープの場合、ポールの長さによって必要な長さが変わります。仮に250cmのポールの場合、8~10mのロープを半分地点で結んで輪を作り、二股ロープを作ります。自在金具を付けておけば、長過ぎる場合に調整しやすいです。長すぎた時は切ればいいので、長めに作っておいた方が良いでしょう。
結び方はエイトノット(8の字結び)です。簡単なので、写真を見てもらえば分かるはず。

筆者撮影
指でつまんだ部分が、ポール先端を引っ掛ける輪になります。
サブポール用には、長さ3m前後のロープをタープ頂点の数だけ用意します。現地で切り出しても良いですが、事前に用意できれば設営時間が短縮できます。その場合も、現地で追加しやすいよう予備のロールがあると便利です。
ロープの太さは4mm~5mm、テント用ロープやパラコードなど芯の入った強度のあるロープを用意します。ソロ用の軽量タープなら、3mmでもいけなくはないです。嵩は減りますが、それほど重量が変わるわけではなく大した恩恵があるわけではありません。
ペグ・ハンマー

筆者撮影
タープは風の影響を大きく受けますので、ペグにもしっかり地面を噛める長さと強度が求められます。ソロ用タープで最低18cm以上、ファミリー用タープでは28cm以上を目安に用意しましょう。鍛造ペグなど強度のあるものがおすすめです。
金属ペグをしっかり打ち込む際には金属ハンマーも必要ですので、こちらも忘れずに。