こんにちは、みーこパパです。ロープワークを知っていると、さまざまなアウトドアシーンでとっても便利!しかし「ロープワークって何?」「ロープワークを試してみても、なかなかうまくいかない」なんて方も少なくないでしょう。そこで今回は、代表的なロープワークである「もやい結び」を始め、便利なロープワークを筆者の実演でまとめました!

【応用編】もやい結び(ボーラインノット)を使った設営・撤収テクニックやほどき方のコツ

画像4: Photographer 吉田 達史 番組「おぎやはぎのハピキャン」より

Photographer 吉田 達史

番組「おぎやはぎのハピキャン」より

ここからは、もやい結びの応用編として、素早い固定や撤収が可能になるテクニックや、ほどき方のコツを紹介します。

素早い固定・撤収のテクニック

キャンプでは特に、素早く固定や撤収ができるとうれしいシーンがたくさんありますよね。そんなときは、もやい結びを応用しましょう!

まず、もやい結びで輪を作っておいて、木などの固定対象物に巻きます。

画像9: 筆者撮影

筆者撮影

輪の中に、ロープの元を少しだけ入れて、ここにも輪を作ります。

画像10: 筆者撮影

筆者撮影

この輪の中に、小枝などを通します。上の画像では赤いポールです。

画像11: 筆者撮影

筆者撮影

ロープを引っ張って締め込めば完成です。

画像12: 筆者撮影

筆者撮影

上の写真だと四角い木なので浮いていますが、現実の木は丸いのでピッタリ密着するまで締め込めます。ほどく際は、挟んだ棒を抜くだけでOKなので、素早く固定・撤収ができますよ。

ほどく時のコツ

画像: ライター撮影・編集

ライター撮影・編集

ほどくときには、上記写真の点線で示した結び目を、矢印の方向に引くとゆるみやすく、簡単にほどけます。

画像: ライター撮影 結び目を引くと…

ライター撮影 結び目を引くと…

画像: ライター撮影 全体的にゆるみます

ライター撮影 全体的にゆるみます

また、よりほどきやすくする工夫として、最後の工程で先端をU字にして輪に通す方法も。

画像1: ライター撮影

ライター撮影

画像2: ライター撮影

ライター撮影

画像3: ライター撮影

ライター撮影

蝶結びのように先端を引っ張れば、簡単にほどけるのでおすすめですよ。

画像4: ライター撮影

ライター撮影

便利なロープワークはもやい結びだけじゃない!南京結び(トラッカーズヒッチ)や自在結び(トートラインヒッチ)も覚えよう

画像5: Photographer 吉田 達史 番組「おぎやはぎのハピキャン」より

Photographer 吉田 達史

番組「おぎやはぎのハピキャン」より

実はもやい結び以外にも、便利なロープワークはたくさんあります!ここでは、タープを張るときに便利な「南京結び(トラッカーズヒッチ)」や、張りの強さを調整できる「自在結び(トートラインヒッチ)」のやり方を紹介します。

南京結び(トラッカーズヒッチ)のやり方

南京結び(トラッカーズヒッチ)は、キャンプで使う場面は木を使ってタープを張る時のほか、荷台への荷物の固定や、洗濯物を干すロープを張る時などに使います。

引っ張る力を滑車の原理で強くすることができるので、万力結びとも呼ばれます。木などを支点にしてロープをピシッと張りたい時にうってつけです。支点となる安定したものが必須のため、もやい結びに比べると出番は少ないかもしれませんが、覚えておくと便利なロープワークです。

南京結びでは、まず輪を作ります。

画像13: 筆者撮影

筆者撮影

続いて、輪の中に、ロープ先端側の中間を通します。

画像14: 筆者撮影

筆者撮影

たわませた部分を引っ張ります。

画像15: 筆者撮影

筆者撮影

これでループができました。ループの左側、人差し指のあるところが滑車の役割を担う部分です。

画像16: 筆者撮影

筆者撮影

次に、くくりつけたい物に、ロープの先端を回します。

画像17: 筆者撮影

筆者撮影

ロープの先端を、先ほど作った滑車の輪に通します。

画像18: 筆者撮影

筆者撮影

固定物(ここでは赤いポール)方向にロープ先端を引っ張ると、張力がかかります。

画像19: 筆者撮影

筆者撮影

もう1周巻いて引っ張ると、より力が強くかかります。

画像20: 筆者撮影

筆者撮影

動画で見て頂いた方が、より分かりやすいはずです。

画像: トラッカーズヒッチ(南京結び) youtu.be

トラッカーズヒッチ(南京結び)

youtu.be

自在結び(トートラインヒッチ)のやり方

ロープの長さを自在に変えることで、張りの強さを調整できるロープワークが自在結び(トートラインヒッチ)です。もやい結びや南京結びに比べて、少々難易度が上がります。

実際のキャンプ中は、テントやタープの張り綱(ガイロープやストームロープと呼びます)を自在結びで結んでおくと、張りの強さを調整できます。

自在結びのやり方は、最初にペグやテントのループに、ロープの先端を通します。

画像21: 筆者撮影

筆者撮影

ロープ先端を3回巻きつけます。

画像22: 筆者撮影

筆者撮影

巻きつけた結び目は、ある程度絞って小さくします。

画像23: 筆者撮影

筆者撮影

ロープの先端は、先に巻きつけた部分から少し離した位置で縛ります。

画像24: 筆者撮影

筆者撮影

末端を引っ張って、解きやすい結び方で結びます。

画像25: 筆者撮影

筆者撮影

できあがりです。

画像26: 筆者撮影

筆者撮影

これも動画の方が断然分かりやすいので、ぜひ下の動画もチェックしてみてください。

画像: トートラインヒッチ(自在結び) youtu.be

トートラインヒッチ(自在結び)

youtu.be

長さを調整する際は、元側のロープと2つ目の結び目を持って、結び目をスライドさせるだけOKです。

画像27: 筆者撮影

筆者撮影

ロープを短くしたい時は、1つ目の結び目の元部分を送りながら、2つ目の結び目を引っ張ります。文字で見ても、何のことやらさっぱり分からないでしょう。私もです!ぜひ動画でご確認ください。

画像: トートラインヒッチ(自在結び)長さ調整 youtu.be

トートラインヒッチ(自在結び)長さ調整

youtu.be

トラッカーズヒッチとトートラインヒッチの合わせ技

画像28: 筆者撮影

筆者撮影

トラッカーズヒッチでテンション(張力)を強くかけて、余った部分をトートラインヒッチで結んでみました。これによって、長さを自在に変えられて、強い張力もかけられる結び方になります。

タープやテントとはボーラインノットで結んでおけば、相当な力で張ることができます。むしろ力を入れすぎてタープやテントを破かないよう、注意が必要です。

This article is a sponsored article by
''.