キャンプの防犯対策と筆者が過去に経験した失敗
筆者の場合、キャンプでの主な防犯対策は盗難や周囲のキャンパーとのトラブル、野生動物からの被害を想定して行います。
注意して過ごすことであまり危ない目にはあったことはありませんが、これまでソロ〜ファミリーでキャンプをしてきた中で経験した失敗をあわせて紹介します。
道具の盗難
「道具の盗難」はよく耳にするトラブルで、貴重品からキャンプ道具まで気をつける必要があります。
盗難対策として、テントや道具に簡易的な鍵をつける対策は有効です。
「鍵をかけても幕を切られたら意味がない」と感じますが、視覚的に鍵のかかっていないテントよりも盗難するハードルは上がるのでは?と考えます。
盗まれやすい道具ってどんなもの?
- サッと持ち運べる軽量・小型な道具
- 転売できる人気の道具
- 高価な道具
具体的には、人気ブランドのポータブル電源やチェア、ランタンなどが狙われやすい傾向です。
キャンパーはカメラにこだわりのある人も多いので、高価なカメラにも注意しましょう。
盗難に遭いやすいタイミングは?
- 夜間
- 散策などでテントを離れた時
- お風呂や買い出しで長時間キャンプ場を空ける時
短時間でもテントから離れる時には、盗難に遭いやすい道具は目につかないところに片付けてから行動するクセをつけると安心です。
設営・撤収時にもふと離れないように気をつけましょう!
周囲のキャンパーとのトラブル
周囲のキャンパーとのトラブルは「揉めたくないのでガマンする」という人も多いのではないでしょうか。
筆者もキャンプ場で揉めている人たちと一緒になったことがありますが、せっかくのワクワクした気分が台無しになりました。
とくに女性ひとりであれば「怖くてガマンするしかない……」という場面もありますよね。
筆者が経験した周囲とのトラブルのほとんどは「サイト選びで回避できた」と感じるので、後述する「キャンプの防犯対策に筆者が気をつけていること」を参考にして下さい。
筆者の失敗
- BBQ中の網の上に近隣サイトのサッカーボールが落ちてきた
- 近くの男性キャンパー同士が夜間に揉めていた
- テントの周りをロケット花火が飛び交った
- 隣の男性キャンパーの晩酌を断れなかった
とくに女性ソロキャンパーであれば、身を守る対策にも敏感になりますよね。
女性がソロや少人数でキャンプをするときに気をつけたいことは以下です。
- ファミリーの近くにテントを張る
- 周りの男性キャンパーに気を使いすぎない
- 誰でも自由に出入りできるキャンプ場を使わない
静かな時間を望むソロキャンプにおいて、わいわいとするファミリーの近くにテントを張るのは敬遠しがちですが安全対策としては有効です。
不安になりがちな女性ソロキャンプですが、周囲との距離感を保つよう心がけましょう!
▼キャンプ初心者の女性の悩みをまるっと解決したい人はこちらの記事をどうぞ!
野生動物からの被害
タヌキやカラスなどの野生動物からの被害にも気を配りましょう。
筆者の失敗
- 夜間に荷物を鹿に荒らされた
- 食料をすべてトンビに食べられた
野生動物の被害は、食べものやニオイが主な原因です。
ご飯がなくなるくらいは人とのトラブルに比べたらマシですが、キャンプ場やあとに利用する人のためにも野生動物を近づけないひと手間をかける必要があります。
食べ物をきちんと片付けるように気をつけましょう。
キャンプの盗難・防犯対策に筆者が気をつけていること
過去の失敗をしてきたなかで、現在子連れでファミリーキャンプをする筆者が気をつけていることを紹介します。
1. 周りの人へきちんと挨拶をする
キャンプ場では、周りのキャンパーや管理する方への挨拶はきちんとするように心がけています。
挨拶をするだけで、炊事場など共同で使うスペースでもずっと気持ちよく過ごせ、子ども同士で仲良くなり一緒に遊ぶこともあります。
万一のトラブルの際にも、挨拶をしていると自分や同行者の顔を覚えてくれる人もいる可能性もグッと上がりますよ。
2. 夜間やテントを離れる際はフルクローズ・タープを下げる
夜間やテントを離れる際は、フルクローズにしたり、タープポールを下げたりして閉鎖的にします。
見た目が中に入りづらいだけでも、盗難への抑止力につながると考えています。
3. 道具を出しっぱなしにしない
道具を出しっぱなしにしないことも大切です。
貴重品は車へ入れてロックし、大事な道具はテント内や収納ボックスに片付けています。
持ち運びが容易で高価なものほど注意し、見えるところに放置しないように同行者にも伝えておきましょう。
4. 管理人がいる区画サイトを選ぶ
小さな子どもを連れて行く筆者は、必ず管理人の方がいるキャンプ場の区画サイトを予約します。
できれば車が横付けできるオートサイトだと、貴重品をこまめに片付けられるのでおすすめです。
区画サイトの仕切りがあるだけで、フリーサイトに比べ他人のサイトに入る心理的ハードルは高くなるはず。
夜間に入り口が施錠される安心感もありますが、管理人の目が行き届く明るいうちにテントを離れる用事をすませておくようにしています。
誰でも自由に出入りができるキャンプ場を利用しないだけでも、盗難などのトラブルを防ぐことに繋がると感じます。
5. ファミリーに人気のキャンプ場を選ぶ
上記にくわえて、ファミリーに人気のキャンプ場を選んでいます。
小さな子どものいるファミリーに人気のキャンプ場は、安心して過ごせる規則があります。
消灯時間が決まっていたり、場内もきれいに清掃・整備が行き届いているので、トラブルやケガを防ぐことにも繋がります。
また、キャンプ場に親の目が多いこともポイント。
筆者も、小さな子どもが一人で歩いていたら迷わず声をかけるようにしています。