焚き火の魅力・メリットとは?
ここでは、キャンプの醍醐味である焚き火の魅力やメリットについて、あらためて紹介します。
暖をとれる
焚き火の魅力は、なんといっても暖をとれること。直火はとてもあたたかく、特に寒い季節のキャンプでは、冷えた体をあたためるのにうってつけです。
また、炎のゆらぎ、じんわりとしたあたたかさ、薪が爆ぜるパチパチとした音などは五感を刺激して、心を落ち着かせてくれます。このように、心身ともにリラックスできるのが焚き火の魅力です。
調理の熱源になる
焚き火は、調理の際の熱源としても活用できます。バーベキューをはじめ、煮る、焼く、炒める、炊く、蒸すなど、あらゆる加熱調理ができるので、キャンプ飯づくりに役立ちます。
寒い季節のキャンプでは、焚き火を囲みながらあたたかい鍋料理を楽しむと、体の内側からあたたまりますよ!
照明の役割を果たす
焚き火は周囲を明るく照らし、照明としての役割も果たします。
焚き火台がキャンプに必要な理由とは?
「焚き火なんて、その辺りでするのはダメなの?」そう思う人もいるかも知れませんよね。
焚き火台は炎を楽しめるだけでなく、調理にも便利に使えるんですよ!
まず、焚き火台が必要な理由を解説します。
理由1:環境保全・安全性を考慮するため
一つ目の理由は、環境面と安全面から。
- キャンプ場や森の地面を傷めさせないため
- 直火NGのキャンプ場がほとんどのため
- 周りの木などに燃え移って火事になるのを防ぐため
火事になって周りのキャンパーさんやキャンプ場に被害を出さないためにも、焚き火台を使って焚き火を楽しみましょう。
理由2:調理しやすい・後片付けも楽ちん
もう一つは、効率面のメリットから。
- 五徳などを用意すれば焚き火台の上に鍋を置いて調理もできる
- 灰受けが付いている焚き火台を選べば、炭や灰の処理も簡単
焚き火台をうまく使えば焚き火は暖を取るためだけでなく、調理にも使えて灰の処理も楽ちん。
▼こちらの記事で、「キャンプでの焚き火マナー」についてさらに詳しく解説しています!
理由3:火おこしがしやすい
マナーの観点から焚き火台を使う人も多いと思いますが、焚き火台を使うと火おこしもしやすくなるので、焚き火に不慣れな初心者は積極的に焚き火台を使うのがおすすめです。
また、焚き火台には燃焼効率をアップできるように設計されたものも多くあり、薪や炭の無駄遣いも防げます。
焚き火台を選ぶ際の5つのポイントを解説
ここでは、焚き火台を選ぶときのポイントになる点を5つ紹介します。
キャンプ初心者には組み立てやすいものがおすすめ
キャンプ初心者は、パーツの数が少なく、簡単に組み立てられる焚き火台の使用がおすすめです。
多くの焚き火台は、パーツをばらして、コンパクトかつスリムに収納できる設計になっています。収納や持ち運びが便利な一方で、使用時には組み立てが必要だったり、撤収時にはパーツをバラしたりする手間があります。
パーツが多いものや、組み立て方法が複雑なものは、当然、組み立てるのに時間がかかるので、キャンプ初心者やアウトドアギアの取り扱いに慣れていない人には不向きといえるでしょう。
たとえば、受け皿と脚の2つで構成されている焚き火台や、すべてのパーツが連結されていて開くだけで使えるものなど、パーツが少なく、組み立て方法がシンプルなものを選ぶようにしてくださいね。
荷物を減らしたい人は携帯性に優れたものを選ぼう
持ち運びや、設営・撤収の手間などを考えると、キャンプに持って行くギアは、できるだけ減らしたいものですよね。
先述のとおり、初心者のうちは「組み立てやすさ」を優先して選ぶのが大切ですが、ある程度キャンプに慣れてきたら、携帯性にも注目してみましょう。
特に、電車やバスなどの公共交通機関を使って徒歩で移動する場合や、ツーリングキャンプなどでは、手持ちのデイパックやリュックサックにすっぽり収納できるサイズを選ぶのがおすすめです。
加えて、焚き火台の重量のチェックも忘れないようにしましょう。できるだけ1kg以内の重量の焚き火台を選ぶようにすると、重さを感じづらく、より楽に携帯できます。
キャンプ飯を充実させたい人は調理兼用タイプを選ぼう
焚き火台の中には、焚き火調理を行うことを想定した調理兼用タイプも多く存在します。
調理兼用タイプの焚き火台は、五徳や焼き網が付属していたり、調理器具を置きやすい形状になっていたりと、調理がしやすくなる工夫が施されているのが特徴です。焚き火台を使ってキャンプ飯の調理も楽しみたい人は、調理兼用タイプの焚き火台を選びましょう。
なお、焚き火台を調理にも使用する場合は、耐荷重もチェックしましょう。ダッチオーブンなど重量のある調理器具を使ったメニューを作る場合、使用する食材や、薪の重さなども含めた総重量に耐えられる強度が必要です。
使用する調理器具や、作りたい料理に適した耐荷重があるか、購入前にしっかりスペックをチェックしましょう。
手間を減らしたい人は投入口が広いものを選ぼう
投入口が広く設計されている焚き火台は、上にのせた焼き網を動かさなくても薪をそのまま投入できるようになっていて、薪をくべやすいメリットがあります。そのため、手間を減らしたい人は投入口が広い焚き火台を選ぶのがおすすめです。
単に薪をくべやすいだけでなく、ほとんど薪割りをせずに済むのがうれしいポイントです。手間を減らしたい人はもちろん、薪割りに慣れていない人にも最適ですよ。
気分を上げたい人はおしゃれなデザインを選ぼう
焚き火台選びに迷ったときには、デザインに注目するのもひとつの方法です。
焚き火台とひとくちにいっても、使われている素材、形状、つくり、見た目などは商品によって異なります。キャンプサイトをおしゃれに演出して気分を上げたい人は、焚き火台のルックスにもこだわって、デザイン性の高いものを選びましょう。
焚き火台の素材によっては、使い込むことにより風合いや色合いが変化して、味が出てきます。こうした使用後の変化を想定して焚き火台選びをするのもアリですよ。
ただし、デザインだけにこだわりすぎると、いざ使用したときに使い勝手が悪かったということも無きにしも非ず。機能性とデザイン性の両方を見て、バランスの良いものを選んでくださいね。
【ソロキャンプ向け】軽量・コンパクトなおすすめ焚き火台6選
まずはソロキャンプやツーリングなど、コンパクトさ重視の人におすすめの焚き火台をご紹介します。
【おすすめ1】DOD(ディーオーディー)「ぷちもえファイヤー」
国語辞典ほどの大きさの焚き火台。約1.2kgで持ち運びやすく、ソロキャンプにピッタリです。
コンパクトなサイズの割に二次燃焼構造で火力が強く、設営が簡単で手間取らないので初心者にも扱いやすい製品です。
網を利用すれば、シェラカップや小型のクッカーを使った、簡単な調理も楽しめます。
ソロキャンプで焚き火はもちろん、ちょっとした調理やお湯を沸かしたい人におすすめ!
DOD(ディーオーディー)「ぷちもえファイヤー」
- サイズ(使用時):横220×奥行75×高さ165㎜
- サイズ(収納時):横260×奥行80×高さ140㎜
- 重量:約1.2kg
- 材質
- 本体:ステンレス
- テーブル:スチール
- 静止耐荷重:10kg
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!
【おすすめ2】「ピコグリル398」
見た目がかっこいい超軽量焚き火台です。シンプルなデザインですが、薪や重い鍋を乗せられる耐久性があります。
パーツは板と脚の2点のみで設営がとても簡単。収納時はA4サイズに折り畳めてコンパクトです。
撤収時はススを取り除いて畳むだけなので、面倒な片付けもすぐに終わります。
コンパクト性だけでなく、スタイリッシュなデザイン性や使い勝手も重視したい人におすすめ!
ピコグリル398
- サイズ:収納時 約33.5×23.5×1cm/組立時 約38×25×24.5cm
- 重量:約 365g(本体)
- 素材:ステンレス
- 付属品:収納ケース
【おすすめ3】UNIFLAME(ユニフレーム)「ネイチャーストーブ」
定番メーカー「ユニフレーム」の、ソロキャンプにぴったりな焚き火台です。
初心者でも着火剤を使わず、簡単に火を起こせるように設計されているところがポイント。
付属のケースに入れると厚さ約15mmで収納可能。超コンパクトで、持ち運びに優れた焚き火台です。
手軽に効率良く火を起こしたい人におすすめ!
UNIFLAME(ユニフレーム)ネイチャーストーブ
- 使用時サイズ:約14×14×16(高さ)cm
- 収納時サイズ:約13×13×1.5(厚さ)cm
- 材質:ステンレス鋼(メッシュ部のみ耐熱鋼)
- 重量:約320g
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!
【おすすめ4】ZEN Products「ZEN PIT」
わずか700gの小型焚き火台ながら、堅牢で調理にも使えます。
持ち運びはA4の付属バッグに収まるサイズ。小型ながらオーソドックスな形状でガッシリとした構造です。
ソロキャンプで調理と焚き火に活躍するタフなアイテムです。
ソロキャンプでもしっかり調理をしたい人におすすめ!簡易的なオーブンとして、ピザやグラタンも作れちゃう!
ZEN Products「ZEN PIT」
- 素材:ステンレス
- 収納サイズ:28.5cm × 20cm
- サイズ:高さ20.5cm×幅30cm×奥行き22cm
- 丸棒長さ:35cm
- 厚さ:本体1.5mm 梁1.5mm 火床0.3mm 丸棒直径 3mm
- セット重ね厚:10.5mm
- 重さ:700g
※日本郵政にて発送をいたします。配達日時の指定はできませんのでご了承ください。
◆セット内容
本体 ×2
梁 ×3
火床 ×1
丸棒 ×2
ステッカー ×1
保存袋 ×1
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!
【おすすめ5】山賊マウンテン「デルタス」
山賊マウンテンの「デルタス」は、焚き火に直接入れ、お湯を沸かしたり、鍋やフライパンをのせて調理できる焚き火テーブルセット。
鉄のテーブルなので耐久性もある分重さはありますが、大中小のテーブルを重ねて持ち運び出来るので荷物を減らしたいキャンパーにはオススメのテーブルですよ。
ソロキャンプのテーブルなら「デルタス」だけで十分!ファミリーキャンプでも他に棚などがあれば事が足ります。
山賊マウンテン derutas(デルタス)
- 寸法:【大】約W440 × D320(mm)【中】約W360 × D260(mm)【小】約W280 × D200(mm)
- 重量:約6kg
- 材質:黒皮鉄
- セット内容:天板3枚(大、中、小)、脚3種類各6本(170mm、260mm、350mm)、収納袋(カーキ)
※注意:一点一点手作りの為、溶接痕、製作時の傷等個体差があります。
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!
▼その他の「ソロキャンプ向けのおすすめ焚き火台」はこちらの記事でも詳しく紹介しています!
【おすすめ6】BUNDOK(バンドック)「LOTUS」
LOTUSには、本体部分(本体・脚・フレーム)のほか、焼き網・収納ケース・取扱説明書が付属しています。焼き網やゴトクが別売りの焚き火台も多いですが、最初から付属しているのは嬉しいポイントですね。
収納時はA4サイズの用紙よりやや大きい程度で、とてもコンパクトです。
さらに、収納ケースには取扱説明書や小物を入れられるポケットが付いており、使い勝手もバッチリなのでおすすめです。
BUNDOK(バンドック)「LOTUS」
- 使用時サイズ:約370×370×310mm
- 収納時サイズ:約330×240×30mm
- 重量:約1kg
- 材質:ステンレス鋼
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!