キャンプ用のマットとは? 冷気をシャットアウトして、寝心地を良くする効果がある! 車中泊にも◎
キャンプ用のマットは、下から伝わってくる冷気をシャットアウトする断熱効果と、地面の凸凹を解消するクッションの役割があります。
キャンプ用のマットを使うことにより、体が冷えるのを防ぐとともに、シュラフ単体よりも寝心地が良くなるのがメリット。
なお、キャンプ用のマットは、大きく分けて次の2種類です。
【キャンプ用マットの種類】
- 寝袋の下に敷くマット
- テント用インナーマット
2つのうち、「寝袋の下に敷くマット」は、敷き布団のような感覚で使えるパーソナルアイテム。
一方、「テント用インナーマット」は、テントの床全体を覆うように敷く、ラグやカーペットのような役割を果たします。
今回は、テント泊だけでなく、車中泊でも使いやすい「寝袋の下に敷くマット」にスポットをあてて紹介します。
寝袋の下に敷くキャンプ用マットの種類 インフレーターマット・エアマット・ウレタンマット
寝袋の下に敷いて使うキャンプ用マットには、次の3種類があります。
【寝袋の下に敷くキャンプ用マットの種類】
- インフレーターマット
自動でエアーが入って膨らむので設置が簡単 - エアマット
手動またはエアーポンプで膨らませるため、好みのかたさに調整できる - ウレタンマット
広げるだけで使えるので手軽
また、上記のキャンプ用マットの代用として、「銀マット」を利用するのも1つの方法です。
銀マットは広げるだけで使える、断熱効果が高い、好きなサイズにカットできる、価格が安い、といったメリットがあるのも魅力。
ただし、あまりクッション性がなく、寝袋が滑りやすくなるので、銀マットだけでは寝心地はイマイチ。
導入コストが低いため、最初は銀マットからはじめてもいいと思います!
ただ、余裕が出てきたら、寝心地を重視してお気に入りのキャンプ用マットを見つけるのがおすすめです。
キャンプ用マットの選び方のポイント! 寝心地の良さ・持ち運びやすさ・断熱性の高さをチェック
キャンプ用マットを選ぶときは、次の3つの点をチェックしましょう。
- 寝心地の良さ
クッション性の高さ、厚みは十分か - 持ち運びやすさ
軽量設計か、コンパクトに収納できるか - 断熱性(R値)の高さ
数字が大きいほど断熱性が高く、底冷え防止に役立つ
なお、車中泊の場合は車に積んで持ち運べることから、持ち運びやすさよりも寝心地の良さや断熱性の高さに注目して選ぶのがおすすめ。
ここからは、ソロキャンプ、ファミリーキャンプ、それぞれにおすすめのキャンプ用のマットを紹介します。
ソロキャンプでも使いやすい! キャプテンスタッグやサーマレストなどのおすすめキャンプ用マット9選
【おすすめマット1】CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「EVAフォームマット」
パッと広げてすぐに使える、発泡ポリエチレン製のキャンプ用マット。
使用後は、サッと折りたたむだけなので、片付けも簡単にできます。
収納時はコンパクトになりづらいものの、軽量なので徒歩や自転車キャンプで使っている人も多いです。
銀マットに比べると、寝心地がかなり良いのが魅力。
製品サイズ(約) 幅56×長さ182×厚さ2cm
収納サイズ(約) 13×12.5×長さ56cm
材質(品質) マット:発泡ポリエチレン、EVA樹脂、バンド:合成ゴム
原産国 韓国
▼ソロキャンパーの記事でも愛用アイテムとして紹介されています
また、この「EVAフォームマット」にはダブルサイズもあるので、そちらはファミリーの方にもおすすめです。
▼ダブルサイズ愛用中のファミリーキャンパーの記事はこちら!
【おすすめマット2】THERMAREST(サーマレスト)「Z ライトソル」
設営と撤収が簡単にできる軽量EVAフォーム製のキャンプ用マット。
蛇腹構造なので、パタパタと広げたり、折りたたんだりが簡単にできます。
スモールサイズは重量はわずか290gで、持ち運びもラク。
携帯性と設置のしやすさで選びたい方におすすめです。
スモールは長さ130cmなので、身長の低い方向きです。
Zライトソルには、「レギュラー」のラインアップも。こちらは長さ183cmです。
カラー シルバー/レモン
シルバー/ブルー
重量 290g 410g
サイズ 51×130cm
収納サイズ 51×10×14cm
R値 2.0
厚さ 2.0cm
材質 架橋ポリエチレン
生産国 Made in USA
▼Zライトソル(スモール)のレビュー記事はこちら!
【おすすめマット3】THERMAREST(サーマレストマット)「ベースキャンプ」
バルブを開くと自動で膨張する、インフレーター式のキャンプ用マット。簡単に設置できるメリットがあります。
使用時の厚さは5cmあり、寝心地は非常に快適。テント泊や車中泊で、質の良い睡眠を得たい方におすすめです。
断熱性能を表す「R値」は6.0。厳寒期でも活躍する断熱性の高さで、オールシーズン使えるのが魅力。
収納時のサイズがやや大きめなので、車での持ち運びに向いています。
カラー ポセイドンブルー
重量 1140g
サイズ 51×183cm
収納サイズ
(長さ×直径) 54×22cm
R値 6.0
厚さ 5.0cm
材質 75Dポリエステル
生産国 Made in USA
▼愛用車中泊キャンパーの記事もチェック!
【おすすめマット4】Coleman(コールマン)「キャンパーインフレーターマットハイピーク シングル」
設置が簡単にできるインフレーター式のキャンプ用マット。
使用時の厚さが10cmあり、ベッドの上に横になっているかのような寝心地の良さが魅力です。
専用の収納ケースは、空気入れにもなるスグレモノ。
自動膨張の後、もっとパンパンに張った状態で使いたいときに、エアーポンプなしで調節できるメリットがあります。
コールマン「キャンパーインフレーターマットハイピーク」には、ダブルサイズのラインアップもあります。
●使用時サイズ:(ダブル)約200×128×10(h)cm (シングル)約198× 68×10(h)cm
●収納時サイズ:(ダブル)約φ31×70cm (シングル)約φ21×72cm
●重量:(ダブル)約5kg (シングル)約2.7kg
●材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
●仕様:収納ケース式ポンプ
●付属品:収納ケース
▼おぎやはぎさんも体験したレビュー記事はこちら!
【おすすめマット5】QUICKCAMP『車中泊マット8cm厚』
クイックキャンプの商品名は『車中泊マット』となっていますが、キャンプでの使用ももちろんOK。アウトドア以外のシーンでも、急な来客時や災害用マットとしても使用できます。
展開サイズ:約201cm×70cm×8cm(ボタン部分含む)
収納サイズ:約20×65×20cm
重量:約2.5kg
素材:表地:75Dポリエステル
裏地:75Dポリエステル ドットすべり止め加工
中材:PU
バルブ:ABS樹脂
付属品:補修キット 収納袋(説明書縫い付け)
【おすすめマット6】デカトロン フォルクラソロ用エアマット
デカトロンは全商品ネット通販で販売しており、付近にショップがない場合、お求めは以下から行うと良いでしょう。
組成フォーム 100% 発泡ポリエチレン
シェル 100% ポリエチレン(PE)
展開時のサイズ:39×29×2cm
折りたたみ時のサイズ:29×9.5×4.5cm
【おすすめマット7】DODソトネノキワミ
DODの「ソトネノキワミ」は、キャンプ用のインフレータブルマット。
厚さ10cmのウレタンが入ったマットは、エアバルブを開放すると自動で膨らむので、設営がとても簡単です。
仕上げに少し空気を足せば、キャンプ用とは思えないような弾力と厚みのあるマットが完成。
カラー タン
参考価格(税込) 19,650円
サイズ (約)W80×D208×H10cm
収納サイズ (約)W91×D23×H23cm
重量(付属品含む) (約)4.6kg
材質 マット&枕本体:ポリエステル(TPUコーティング)、
中材:ポリウレタンフォーム
シーツ部分:ポリコットン(ポリエステル80%、綿20%)
【おすすめマット8】シートゥサミット「キャンプマットS.I」
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)は、1990年にオーストラリアで始まったアウトドアギアメーカー。
細かい使い勝手にこだわったモノづくりが特徴で、社名の通り「海から山まで幅広く使える」ギアを展開しています。
サイズ:全長183×幅51×厚さ3.8cm/レギュラー
収納サイズ:φ16×26cm/レギュラー
重 量:780g/レギュラー
R 値(熱抵抗値):4.0相当
付属品:専用スタッフサック
【おすすめマット9】OYASUMI MAT M
アウトドアブランドS'more(スモア)が販売している『OYASUMI MAT M』というダブルサイズのキャンプ用マットです。
ダブルサイズなので、デュオ・ファミリーキャンプに最適な大きさで、ゆったり広々寝ることができます。
さらに、マシュマロのような肌触りの良さにも驚き! ここからは、実際に使用して感じた魅力について、詳しくご紹介します。
材質 ポリエステル60% 熱可塑性ポリウレタン40%
サイズ 使用時201cm✖️132cm 収納時 28cm✖️68cm
製造 中国
重量 5.2kg
付属品 本体 収納袋