【ザックの基本④】「外付け用ストラップの活用」持ち物をなるべきザックの中に収めよう! 注意と工夫も必要
【ザック】外付け用ストラップを外に付けるのは最低限に! ストックの先は必ず下に向けて
ここまでは、ザックを体にフィットさせるためのストラップについてご紹介しましたが、ザックの中に入り切らないようなものを固定するためのストラップなど、他にもいろいろあります。
たとえば、トレッキングポール(ストック)を使用しないときには、ストラップを使ってザックに固定することで、両手の自由が利きます。
設置の際には、必ず鋭く尖った先を下に向けてください。(上を向いていると、振り返ったときなどに近くの人を傷つけてしまう危険があります。)
また、軽いけれど大きくスペースをとるマットは、上か下に付けるといいでしょう。外付けにする場合は、落ちないようにしっかりと固定することが重要です。
かさばるものを外に付けるのは仕方ないですが、狭い道では邪魔になり、何かに引っかかってしまう恐れも。そうなると鋭い枝や石で破れたり、体のバランスを崩して転倒したりする危険もあるため、なるべく全ての持ち物をザックの中に収めることをおすすめします。
寝袋やテントを持って行くような登山では、容量50リットル以上のザックがあると便利です。
【おすすめのザック】OSPREY(オスプレー) ストラトス 50 OS50300 通気性抜群で中身の出し入れも簡単!
通気性に優れたメッシュの背面は長さ調整も可能な構造。サイドジッパー付きで中身の出し入れも簡単。
【ザックの基本⑤】「ハンドレスト活用」ループ状のストラップ 腕の重さを分散させる便利アイテム!
この他、意外と知らない人も多いのが...歩きながら腕を休めることができる「ハンドレスト」と呼ばれるストラップ。
輪っかの部分に親指をかけることで肘が軽く曲がり、腕の重さを分散させることができますよ。腕も知らず知らずのうちに疲れて重くなってくるものなんです。
がっつり手首まで通してしまうと手の自由が利かず、特につまずいたときなどに危ないため、すぐに放せる状態を保ってくださいね。
【ザック】の正しい背負い方をマスターして負担を軽減しよう! ハンドレストやストラップ活用で楽々!
今回ご紹介したのは基本の使い方ですが、日々、進化し続けるザックには、更なる便利機能が備わっていることもあります。しっかり使いこなせるよう、購入前に下調べをしたり、店員に聞いてみたりするなどして、わからない部分を明確にしておきましょう。
また、同行者がいる場合は持ち物を分け、重さをうまく分散させてください。一度登り始めるとザックを下ろして整理するというのがつい面倒になってしまうため、しっくりいかないことは出発前に解決しておくことが大切。山登りの際は、ザックとの一体感を意識してみましょう。
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