キャンプで初心者でも簡単に作れるピザ! ジップロックのまま粉をこねれば周りを汚さずに作れちゃう

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今回は「ピザ」を取り上げます。
実は我が家の最初のキャンプの時に作ったメニューだったりします。
最初のキャンプなので、設営などもトラブルが多くてすごく時間がかかったのですが、その中でちゃんとできて美味しかったのですから、キャンプでのピザづくりはそんなに難しいものではないのだと思います。
生地から手作りというとなんだか大変そうですが、粘土感覚でこねるだけなので小さなお子様でも手伝えるし、結構楽しそうにやってくれるものです。
「粉まみれになるのはちょっと…」と思われる方もいるかもしれませんが、ジップロックの袋ごとこねるので、ほとんど汚れは出ませんよ。
なお、今回はキャンプにおけるピザを焼く手段についても考えてみました。工夫次第でいろいろな焼き方ができので、「自分の持っているギアならどうするか」と考えるためのヒントになれば幸いです。
【ピザに必要な材料と道具】 具材は自分好みのものにカスタマイズできちゃうから楽しさ倍増!
ピザの食材(1枚:2~3人前)

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- 強力粉 …250g
- 薄力粉 …50g
- 塩 …5g
- ドライイースト …5g
- オリーブオイルかサラダオイル …大さじ1
- ぬるま湯 …150ml
- ピザソース …適量
- ピザ用チーズ …適量
- サラミ、ベーコン、ソーセージ、ミニトマト、バジルなど …お好みで適量
トッピングの食材はスタンダードなところでこんな感じですが、マルゲリータにするならチーズだけでもいいですし、バーベキューで焼いた肉など乗せると豪華な感じがしますね。この辺は好みなのでいろいろ考えてみてください。
ピザの調理に必要な道具

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いろいろと試した中で一番のオススメは尾上製作所のピザオーブンです。
本来はバーベキューグリルに乗せて使うものですが、薪ストーブや灯油ストーブでも使えます。ピザストーンを熱してピザを焼く本格派の作りで、チルドのピザですらかなりしっかりと仕上がります。
ピザストーンは炭火などで直接焼くのとは異なり、高温になりつつピザ底面の焦げ付きを軽減してくれます。ですのでピザストーンだけを買い、アルミの鍋などを被せることで簡易的なピザオーブンを作ることも可能です。

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ダッチオーブンがあるなら炭火を使えばピザが焼けます。中にクッキングシートかアルミホイルを敷いてからピザを乗せ、蓋の上からも炭を乗せることで、上下両面から焼き上げることができます。事前にしっかりと熱するようにしましょう。

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最後はなかばオマケなのですが、焚火台の熱を利用する方法もあります。画像はユニフレームの薪グリル(ノーマルサイズ)の下に、DODのソトメンシガーZという調理用テーブルをはめこんで作った簡易的なピザ窯です。
焚火台は構造上、火の下に空間があり、ここがかなり高温になります。この隙間にピザを置くことができれば、焚火を楽しみつつしっかりとしたピザを焼き上げることができるのです。
なお、私の最初のキャンプの時は、バーベキューグリルの上に厚手のアルミホイルを敷いてピザを乗せ、百均のアルミ容器を蓋にして焼きました。ちょっとこれは難しい焼き方かもしれません。
そうそう、仕上げにバーナーで焦げ目をつけるのもいいと思います。
【ピザの作り方】パパの設営中にお子さんがこねこねできるから子ども連れにも◎ 楽しみながら作ろう
【1】
まずは出発前の下準備。強力粉、薄力粉、ドライイースト、塩をジップロックに入れておき、粉が飛び散らないようにしっかりとチャックを閉めておきます。ジップロックは二重にしてもいいでしょう。

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【2】
ここから先はキャンプ場の作業です。お湯150mlをぬるめに沸かし、大さじ1のオリーブオイルと一緒に持ってきた粉に混ぜていきます。

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【3】
ジップロックごとよく揉んでこねていきます。グルテンをくっつかせるためにテーブルに叩きつけたり踏んづけたりしてもいいのですが、ジップロックが破れないように注意してください。設営の傍ら、お子さんに手伝って貰うといいかもしれませんね。

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【4】
30分から1時間ほどよく揉んでから1〜2時間常温で置いておき、ジップロックから取り出します。こんな感じにまとまり、耳たぶぐらいの硬さになっていればOKです。置いておくのはイーストの二次発酵を促すものなので、あまり気温が低いところは避けるようにしましょう。焚火の近くなどで行ってもいいですね。

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【5】
手で円形に延ばしてから、中央部を凹ませていきます。この辺も粘土感覚ですね。

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【6】
ピザソースを塗ります。

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【7】
チーズを乗せ、サラミ、バジル、ミニトマトなどを乗せていきます。この時は前回のキャンプで作った自家製ベーコンなんかも乗せていますね。

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いよいよピザを焼きます。今回は尾上製作所のピザオーブンを使用しています。ピザオーブンを薪ストーブに乗せ、しっかり熱してから焼き始めます。ほんの数分で焼きあがりますので、焦げないように注意しましょう。
表面の焼き色が弱い場合、バーナーで炙ると見た目が良くなります。
本格的に作らなくてもピザの楽しみ方はいろいろ! 市販のピザ生地を使って作るのも簡単でおすすめ

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今回のやり方はそれなりに労力がいりますし、何枚も作るのは大変です。
そこまでやれない、という場合は市販のピザ生地を使うと簡単ですね。こちらの画像はそうやって作ったものですが、手作りのもの(この記事のトップ画像)と変わらない仕上がりですよね。
さらに、冷凍のピザでもピザオーブンを使って焼けば、かなりの美味しさになります。これならとても簡単。設営前のランチにだってできますし、夜食に作ることもできます。
ピザは手軽に食べることも、しっかりと楽しむこともできる、アイデア次第の料理と言えますね。
【キャンプでのピザ作り】よくある質問 ピザオーブンを持って行かなくても作れるのか
Q.キャンプでのピザはフライパンでも作れる? 作り方は?
A.フライパンでピザは作れます!
作り方は、市販のピザに好みのトッピングを加え、フライパンでオリーブオイルをかけて焼くだけです! 裏面はじっくりと焦げ目がつくぐらい焼いた方が、カリッとしておいしく出来上がります。
また、表面のチーズに焦げ目をつけるには、フィールドチャッカーを使うと便利です。


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