宇宙人型焚き火台作りスタート
1.ボウルの底に穴開け(宇宙人の頭部に火口を作る)
ボウルの底に穴を開けます。何もせずに直接ドリルを当てると、滑ってしまい穴開けが容易にできないので小さな凹みを先に作ります。
使わないドライバセット(100均でも売っている)の中にあった錐(キリ)の尻をハンマーで叩いていきます
ステンレスは非常に穴を開けづらい素材なので、凹みを作るというよりも錐で小さな穴を開けてしまった方が、そこからドリルで広げていきやすいです。
ドリルでハサミを入れられるくらいの穴を開けたら、そこから金切りハサミでさらに穴を広げていきます。渦巻き状に切っていくことで大きな穴にします。
切っただけではフチで手が切れてしまい危険です。金属用の棒やすりで縁をガリガリと削り触っても大丈夫な状態にしておく必要があります。このやすり作業はけっこう大変です。
2.脚を作る(宇宙人の手脚を作る)
脚はポットハンガーの下の円(広い方の円部分)を切り離して作ります。金切りノコギリで溶接してある部分を切り離します。これもなかなか苦労します。
脚ができました!
どこかイラストの宇宙人に似てませんか?(笑)
3.空気調整穴を作る・落し蓋を入れる(宇宙人の顔を作る)
ボウルの側面に目を2つ開けます。縦長にしたかったので、穴を2つ縦に開けてそれをつなぐことで縦長の目にします。穴を開ける手順は先ほどと同じで、錐で穴を開けてそこをステップドリルで広げます。
穴は1cmほどの大きさにしました。目の大きさと位置で表情が変わります。目だけではなく鼻や口など作ってみてもいいと思います。
脚の上にステンレス皿を置き、さらに落し蓋を載せ先ほど穴をあけたステンレスボウルを穴あけした面を上にしてかぶせます。この落し蓋は蒸すことにも使えるように脚がついています。
これ(落とし蓋プレート)を中におくことで燃焼室の下に空間ができ、そこから空気が通って燃焼効率がよくなります。
4.ボウルと皿を固定する(宇宙人の顔・胴体・脚を固定する)
ボウルと皿をネジでとめます。4mmの穴をボウルと皿に開けて、そこにネジを入れて蝶ナットでとめます。蝶ナットでプランタースタンドをおさえるようにすると、脚がずれることを防げます。
5.枝を入れる口を裏に作る、トップの形状を波状にする(宇宙人のエナジー補給口を作る・頭部火口の形状変更)
顔の裏に穴を開けてそこから切り広げて枝を入れる口を作ります。口で食事をとるのではなく、頭の裏からエネルギーを補給するイメージが浮かんだため裏に穴を開けました。
また、焚き火台のトップを波状に切ってみました。枝を立てて入れたときにずれにくくしたかったため変更してみました。
金属を切ったあとは手を切りやすくなっていて危険です。
必ず金属ヤスリで端をやすりましょう。また、金属のちいさな切れ端が出ますがこれも足の裏に刺さったりしてとても危険です。
実際に妻の足にささり怒られたことがあります。思わぬところにとんでいっていたりしますので掃除は念入りにしましょう。
6.完成!(宇宙人完成)
できました!宇宙人焚き火台です。けっこうかわいくできたんじゃないかと思います。実際に焚き火をしてみました。思ったよりもよく燃えてくれました!これは楽しい。
サイズがコンパクトなので枝を短く折って入れる必要があります。焚き火台からはみ出して枝を入れてしまうと燃えた枝が焚き火台の外に落ちて危ないのではみ出さないようにしましょう。
焚き火台を100均商品で自作しよう! DIYの楽しさは火と遊ぶ感覚!
焚き火台を自作すると、穴をどの位置にどの大きさで空けるかということや、どこから空気が抜けていくかということによって燃え方が違ってきます。また、宇宙人に見立てて遊び感覚で作ってみるのも楽しいです。
作ってみてテストして改良して、ということをやっていると火と遊んでる感覚になってきます。これが私が焚き火台のDIYが好きな理由です。100均のものでつくることで材料費は少なくてすみますので、失敗を恐れずに試行錯誤を楽しんでください。