自転車のライトのバッテリーは乾電池・USB充電・ダイナモ! 点滅機能や防水機能もあると便利
自転車のライトの種類と選ぶうえでのポイントを説明します。
1. 各バッテリーの特徴
自転車のライトのバッテリーは、おもに乾電池、USB充電、ダイナモ(発電機)の3種類です。この中で一番種類が多く、おすすめなのは乾電池タイプ。予備としても持ち歩きやすく、切らしてしまった場合も入手が簡単です。
USB充電は、USBケーブルを用いてPCやコンセント、モバイルバッテリーなどから充電します。乾電池に比べると持ちは悪いですが、電池を買う必要が無いのがメリットです。
ダイナモはタイヤの回転をエネルギーに変換して発電し、ライトを点灯させます。バッテリー切れの心配はありませんが、信号待ちなどで止まっている時には点灯しません。シティサイクルに搭載されていることが多いです。
2. ライトはなるべく明るいものを!
自転車のライトを選ぶうえで重要なのが明るさです。明るさの単位はルーメンで表します。数字が大きいほど明るいことを示しますが、道路交通法施行細則でいう10m先の障害物を確認できる明るさは、市街地を走る場合と街灯の無い田舎道を走る場合など条件によって変わってきます。
目安として、夜間でも比較的明るい場所を走るなら200ルーメン以下でも十分ですが、街頭が少ない場所を走ることが多い場合は700ルーメン以上、真っ暗闇を走る場合は1,000ルーメン以上のライトを選んでください。
3. その他の機能
明るさの調整、周囲からの視認性を上げる点滅機能、防水性能、簡単な着脱機構などがついていると使い勝手がよいです。明るさを調整できる場合、それほど暗くないときに光量を絞ることでバッテリーの節約ができます。
ライトを点滅させることで視認性を高めることができますが、自転車のフロントに設置する場合、点滅のみのライトだけでは道路交通法違反になります。前方に設置して点滅させたいときは、必ず点灯用のライトも併用してください。
防水性と明記していないライトであっても、少々の雨では故障しませんが、キャンプサイクリングやロングライドなどを楽しみたいのならば防水仕様がおすすめです。
ワンタッチでライトを着脱できると、取り外して懐中電灯にしたりヘルメットにつけたりと便利に使えます。それでは、数ある自転車のライトの中から本当におすすめの製品を紹介しましょう。
サイクリングの心強い相棒を見つけてください。
点灯点滅をワンタッチで切り替え 明るい!バッテリーも長持ち!そして、3,000円以下というコスパ
1. キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト HL-EL140
明るさは約15ルーメン、単三型乾電池2本で約30時間点灯する自転車用ライトです。サイズは89.0×36.0×26mmと、とてもコンパクト。3,000円以下の商品としては、明るさ、バッテリー、大きさなどの点でとても優れています。
防水仕様ではありませんが多少の雨なら大丈夫。ロングライドしないという人ならば全く問題ありません。
点灯と点滅をワンタッチで切り替えることができます。さらに太い径のハンドルバーにも対応し取付けが簡単なフレックスタイトブラケット(止め具)が付属しているので、ライトの固定がとても簡単です。
レンズに、理想的な配光を実現するオプティキューブテクノロジーが採用されているのも注目ポイント。光が左右まんべんなく広がるとともに、路面をしっかりと照らしだしてくれます。
単三電池1本で約100時間点灯 サイドイルミネーションにより視認性も抜群
2. knog(ノグ)POP I FRONT
35ルーメン、単三電池1本で約100時間点灯します。サイズは129×117.1×33mm。ノグはオーストラリアのブラントで、とてもデザイン性が優れていることで有名です。
この「POP」も、注目すべきはその名のとおり非常にポップなデザイン。ハンドルにつけることでサイクリングの気分がより盛り上がりますね。カラーバリエーションがとても豊富なので、他の人との被りを防いで個性を演出できます。
もちろん、見掛け倒しの製品ではありません。サイドイルミネーションが搭載されているため、側面からの視認性も抜群です。またシリコンマウント採用によりハンドルに痕をつけず、ワンタッチで着脱可能となっています。目的地に着いたら、自転車から外して懐中電灯代わりに使うのもおすすめです。
高い防水レベルと光量で雨も暗闇もへっちゃら! USB充電式で点滅や明るさ調整が簡単
3. SHENKEY(シェンキー) LED自転車ライト
ルーメン数は1,200。USB充電式で、1度の充電で4時間使える自転車ライト。サイズは84×48×25mmです。
この製品は、高いルーメン数と防水機能が特徴です。あらゆる方向からの噴流に耐える防水性があり、さらに内部に粉塵が入らないようにもなっています。光量は自動車のヘッドライトにも引けを取らず、街灯無しの道であっても走るのに不安を感じさせません。
かなりハードなサイクリングを楽しみたい人におすすめです。
自転車用とヘルメット用の2種類のホルダーがついていて、取り付けや取り外しに工具はいりません。マルチに使いたい人にはとても便利です。また簡単な操作で点滅や明るさなどの調整も可能です。
ただし、明るさを強にした場合バッテリーの持ちが4時間と、乾電池タイプに比べると短いので注意してください。
利用目的に応じて選ぶのがおすすめ お気に入りの自転車ライトでサイクリングをもっと楽しもう!
サイクリングを楽しむために、自転車のライトは欠かせないものです。利用シーンや目的に応じて明るさとバッテリーを選ぶのがポイントになります。お気に入りのライトをしっかりと装備し、視界が悪い時に点灯して安全で快適に楽しんでください。