通勤や通学の際「電車内に持ち込める自転車があれば楽なのに…」と感じている方もいるはず。そんなときは折りたたみ自転車を使うのもひとつの方法です。この記事では、電車通勤におすすめの折りたたみ自転車と選び方を紹介します。電車に持ち込む際のルールや注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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この記事でわかること
- 電車で折りたたみ自転車を持ち込む際のルールと注意点がわかる
- 主要鉄道会社ごとの条件比較で、自分の通勤ルートに合うかがわかる
- 重量・サイズ・性能で選ぶべき自転車6選の特徴がひと目でわかる
- 電車×自転車の通勤スタイルが広がる、新しい生活のヒントがわかる
折りたたみ自転車を電車に持ち込むことは可能?

「折りたたみ自転車を自転車に持ち込むのってアリなの?」と感じる方もいるはずですが、答えは「YES」です。ただし、持ち込み可能な条件や基本ルールがあります。
ここでは、主要な鉄道会社別の持ち込み条件やルールについて紹介します。
電車会社によるサイズ制限と持ち込み条件
折りたたみ自転車は手回り品の扱いとなるため、規定サイズであれば、持ち込み料金はかかりません。
主要鉄道会社別のサイズ制限と持込条件は以下のとおりです。
JR各社
- サイズ:3辺(縦・横・高さ)の合計が250cm以内、長さ200cmまで
- 重さ:30kg以内
- 条件:解体もしくは折りたたんで専用袋に収納
- 参考:https://www.jreast.co.jp/kippu/20.html
東京メトロ
- サイズ:3辺(縦・横・高さ)の合計が250cm以内、長さ200cmまで
- 重さ:30kg以内
- 条件:解体もしくは折りたたんで専用袋に収納
- 参考:https://ssl.tokyometro.jp/support/faq_answer?lang=ja&faqno=OpenFAQ-000385
東急電鉄
- サイズ:3辺(縦・横・高さ)の合計が250cm以内、長さ200cmまで
- 重さ:30kg以内
- 条件:解体もしくは折りたたんで専用袋に収納
- 参考:https://www.tokyu.co.jp/railway/safety/baggage/
以上のように、主要鉄道会社における折りたたみ自転車のサイズ制限や持ち込み条件に差はなく、共通しています。
ただし、ルールが変わることもありえるので、持ち込みを検討する際には自分が使っている鉄道会社のルールを改めて確認するようにしてくださいね。
自転車をそのまま持ち込めるケースもある
ひとつ前の見出しでも述べましたが、各鉄道会社では折りたたみ自転車を電車内に持ち込む際には、「解体する」あるいは「折りたたんでから、輪行袋(りんこうぶくろ)と呼ばれる自転車用収納袋に入れる」ことを条件にしています。
輪行袋に入れる際は、自転車が完全に収納されている必要があります。
自転車の一部が露出している状態や、破れそうな袋に収納して持ち込むことは認められないので注意しましょう。
なお、一部の鉄道会社や路線が運行する特別列車(トレインサイクル)、期間限定の自転車イベントやツアーなどでは、例外的に輪行袋なしでそのまま持ち込めるケースがあります。
電車に持ち込む際のマナー

ここでは折りたたみ自転車を電車に持ち込む際のマナーを紹介します。
折りたたんで輪行袋に入れる
先にも述べましたが、折りたたみ自転車を電車に持ち込む際は、「解体する」あるいは「折りたたみ、輪行袋に完全に収納した状態で携行する」必要があります。このとき、パーツの一部でもはみ出さないように注意が必要です。
なお、自転車を輪行袋に入れる際に、駅のホームや改札付近で作業するのは避け、他の乗客の通行を妨げないように配慮しましょう。
また、輪行袋を使用するとはいえ、あまりに汚れた自転車を持ち込むのは避けた方がベターです。
やむを得ない場合は、事前に汚れを拭き取り、車内を汚さないように気を付けましょう。
置き場所に配慮する
電車内では折りたたみ自転車の置き場所に配慮することも大切です。
荷物棚や座席には乗せないようにして、ドアの開閉や通行の妨げにならない場所に置きましょう。
車両の連結部の付近、先頭車両あるいは最後尾の車両の運転席付近など、比較的スペースに余裕のある場所を選ぶんがおすすめ。
また、走行中の揺れで自転車が転倒しないように配慮も必要です。可能であれば、手すりなどに固定すると安全性を高められます。
混雑ピークの時間帯を避ける
通勤・通学時は、駅構内や電車内が非常に混雑します。
折りたたんで輪行袋に収納したとしても、ほかの手荷物に比べてかさばりやすいので、混雑ピーク時の持ち込みは本来避けるべきです。
自分自身が動きづらいのはもちろん、他の乗客に接触してトラブルになるリスクも考えられます。
そのため、折りたたみ自転車を併用した電車通勤は、比較的混雑が少ない路線を利用している人、通勤・通学の時間帯がラッシュアワーから外れている人などに向いています。
電車通勤用の折りたたみ自転車の選び方

ここでは電車通勤に適した折りたたみ自転車の選び方を紹介します。モデル選びに迷った際は、下記のポイントをチェックしてください。
重量で選ぶ
折りたたみ自転車の重量は商品によって異なります。
電車への持ち込む手回り品は重さ30kgまで認められていますが、持ち運びやすさを考慮すると、10kg以下の軽量モデルがおすすめです。
軽量設計とフレーム強度の高さを両立している商品も多くあるので、軽量なモデルの中から選んでみましょう。
サイズで選ぶ
折りたたんだときの大きさが電車に持ち込めるサイズ(3辺の合計が250cm以内、長さ200cmまで)におさまるのは大前提ですが、よりコンパクトに収納できると携帯しやすいです。
また、駅のコインロッカーに入るサイズだとさらに便利。自転車を預けて、身軽に動けます。
折りたたみ自転車を入れられるコインロッカーのサイズは、大(幅340~360×奥行570×高さ840mm)、あるいは特大(幅340~360×奥行570×高さ1,130mm)です。
コインロッカーへの預け入れを検討している人は、これらのサイズにおさまるものを選びましょう。
通勤距離に適したタイヤサイズを選ぶ
タイヤサイズも自転車によってさまざまです。携帯性と走行性能のバランスの良さで選ぶなら、18~20インチの中径のタイヤがおすすめです。
また、14~16インチほどの小径のタイヤは短距離の移動に向いています。
コンパクトに折りたためるので、電車に持ち込むときにも便利です。一方、タイヤサイズが小さい分、走行性や安定性は劣ります。
移動距離が長く、走行性や安定性を求めるなら径24インチ以上の大きいタイヤが適しています。
ただし、折りたたんだときのサイズが大きいので、電車内に持ち込むには不便な点に注意しましょう。
変速ギアの有無で選ぶ
駅からの移動距離が長い人、坂道を走行する人などは、変速ギアの付いている自転車を選ぶのもいいでしょう。
ギアを調節することで、体の負担が軽減され、移動がラクにできます。
ただし、ギア付きのほうが重量が重たくなるデメリットもあるので、購入の際は慎重に検討してくださいね。
輪行袋の有無で選ぶ
折りたたみ自転車のモデルによっては、輪行袋が付属するものもあります。
輪行袋を別途購入する必要がない上、専用であればサイズもぴったりなのでスマートに使えます。
電車通勤におすすめの折りたたみ自転車をタイプ別に徹底解説!

ここからは、電車通勤におすすめの折りたたみ自転車をタイプ別に紹介していきます。
【超軽量モデル】通勤の負担を軽減する折りたたみ自転車2選
RENAULT(ルノー)「PLATINUM LIGHT6」

RENAULT(ルノー)「PLATINUM LIGHT6」は、7kgをきる超軽量の折りたたみ自転車。(ペダル・スタンドを除いた重量)
身長に合わせてハンドルの高さを調節できるのも便利なポイントです。
スペック
- 重量:(約)6.8kg(ペダル・スタンドを除く)
- サイズ:全長116cm、ハンドル/幅52cm・高さ78~85cm、折りたたみ時/65×36×高さ55cm(ペダル幅・サドル高含む)
- 素材:フレーム/アルミバテッド
- タイヤサイズ:14インチ
SAVANE「Carbon FDB140S」

SAVANE「Carbon FDB140S」はカーボン製のフレームが採用されている折りたたみ自転車。
小径タイヤですが、ひと漕ぎで進む距離が長く、走りやすさを感じられるのが特徴です。
スペック
- 重量:(約)6.8kg(ペダル・スタンドを除く)
- サイズ:全長/113cm、ハンドル/幅52.5・高さ90cm、折りたたみ時/(約)60×31×66cm
- 素材:フレーム/カーボン
- タイヤサイズ:14インチ
【コンパクトモデル】狭いオフィスにも置ける折りたたみ自転車2選
DAHON INTERNATIONAL(ダホンインターナショナル)「Dove super light(ダヴスーパーライト)」

DAHON INTERNATIONAL(ダホンインターナショナル)「Dove super light(ダヴスーパーライト)」は、アルミフレームの軽量な折りたたみ自転車です。
軽量モデルのコンパクトな自転車なので、電車移動中はもちろん、オフィスでも収納しやすいのが美点。
また、シングルギアで走行中の変速トラブルの心配もありません。
スペック
- 重量:7.2kg
- サイズ:折りたたみ時/59×62×27cm
- 素材:フレーム/アルミ
- タイヤサイズ:14インチ
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「AL-FDB161」

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)「AL-FDB161」は、ひと漕ぎでも良く進む16インチタイヤが採用されている折りたたみ自転車です。
ラテ、マットブラック、マットグレー、グリーンなど、オフィスの隅に置いても違和感のない、落ち着いたカラーバリエーションから選べます。
スペック
- 重量:(約)10.0kg
- サイズ:(約)133×57×102cm、(約)折りたたみ時/75×41×55cm
- 素材:フレーム・ハンドルステム・ハンドルバー・シートポスト/アルミ、泥よけ/樹脂
- タイヤサイズ:16インチ
【走行性能バランス型】速度と持ち運びを両立する折りたたみ自転車2選
HUMMER(ハマー)「FDB206FAT-BIKE」

HUMMER(ハマー)「FDB206FAT-BIKE」は無骨で迫力のあるデザインが目を引く折りたたみ自転車です。
シマノ製6段変速を搭載し、通勤・通学はもちろん、週末のサイクリングにもおすすめ。
スペック
- 重量:(約)17.7kg
- サイズ:折りたたみ時/89×49×65cm
- 素材:フレーム/スチール
- タイヤサイズ:20インチ
RENAULT(ルノー)「PLATINUM LIGHT8」

RENAULT(ルノー)「PLATINUM LIGHT8」は7段変速を搭載した、アルミフレーム採用のスタイリッシュな折りたたみ自転車です。
坂道や長い道のりも快適に走行できる性能でありながら、携帯性もきちんと担保されている優秀な一品ですよ。
スペック
- 重量:(約)8.8kg
- サイズ:全長130cm、ハンドル/幅53cm・高さ83~95cm、折りたたみ時/70×38×高さ56cm(ペダル幅・サドル高含む)
- 素材:フレーム/アルミ
- タイヤサイズ:16インチ
折りたたみ自転車の活用スタイル

「折りたたみ自転車が気になっているけど、活用方法のイメージがいまいち湧いてこない…」という方もいるはず。
そこでここでは、折りたたみ自転車の活用スタイルを詳しく解説していきます。
電車×自転車で実現する新しい通勤スタイル
通勤のシーンでは、自宅から最寄駅に加え、駅から会社までの移動手段として折りたたみ自転車を活用してみましょう。
これまで徒歩やバスで移動していた経路を自転車移動に変えることで、通勤・通学時間の短縮につながります。
また、定期的な運動による健康な体づくり、交通費や駐輪場代の削減などにつながるのも大きなメリットです。
前でも触れた通り、利用する電車や時間帯によっては実現が難しいこともありますが、空いている路線を利用している方や、通勤・通学時間がラッシュからずれている方にはおすすめですよ。
週末サイクリングの可能性が広がる活用法
電車×自転車の移動スタイルは、通勤・通学以外にも活用できます。
休日には電車で少し遠くまで足を伸ばしてみて、その先でサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
全国各地にはサイクリングロードやロングライドコースが整備された公園、自然豊かなスポットなどがたくさんあります。
サイクリングしながら、美しい景色や四季折々の花を眺めたり、その土地ならではのグルメを満喫したり、ショッピングを楽しんだりするのもおすすめ。
このように、折りたたみ自転車はウイークデーも週末も、良き相棒として活躍してくれるアイテムですよ。
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折りたたみ自転車&電車で通勤・通学が快適に!サイクリングも楽しめる

折りたたみ自転車と電車を組み合わせた通勤・通学のスタイルは、便利な移動方法であるのに加えて、健康増進やエコの面でメリットがあるのも魅力です。
電車に持ち込む際は、利用する鉄道会社の規程やマナーを守り、他の乗客の迷惑にならないように注意しましょう。
週末、休日は折りたたみ自転車×電車のスタイルでサイクリングに出かけるのもおすすめです。
本記事を参考に、お気に入りのモデルを見つけてサイクルライフを楽しんでくださいね。