自転車のチェーンやギアのメンテナンスは重要! しっかりサビ取りをして滑らかな走行をしよう!
鉄でできているチェーンやギアは、サビやすいパーツの代表です。むき出しになっている上に雨風に曝されるため、メンテナンスせずに放っておくと潤滑剤が落ち、ペダルを漕ぐときにキュルキュルと音が鳴ったり、スムーズなギアチェンジがしにくくなったりします。
また雨ざらしになりやすいという意味では、ブレーキや変速のワイヤーや、パーツを止めているボルトも同じです。
これらはすべて、自転車の走行性や機能性に直結する重要なパーツ。自転車の寿命を延ばすという意味でも、こまめにサビを落とし、潤滑剤できちんとコーティングするなどしておくと良いでしょう。
【自転車のサビ取り方法】チェーン・ギア・ボルトなどパーツごとに紹介 こまめに掃除しよう!
チェーンのサビ取り方法
軽いサビであれば、スプレー式の潤滑剤を吹きかけるだけでOK。ただし、スプレー前にウエスなどのボロ布をあて、漕ぐ時と逆の方向にペダルを回し、汚れと一緒に表面のサビを除去しておきましょう。
ある程度サビが拭き取れたら、今度はスプレーしながらペダルを回します。潤滑剤が全体に馴染んだらウエスのキレイな部分で軽く拭き取って終了です。汚れやサビがひどい場合は、潤滑剤を吹きかける前にワイヤーブラシで磨くと良いでしょう。
またスプレー式の潤滑剤は長期間のサビ止めとして向かないため、こまめに手入れができないときはチェーン用のオイルがおすすめです。
ギアのサビ取り方法
ギアを手入れするときは、歯と歯の間に詰まっている埃や砂利などをワイヤーブラシで丁寧に除去することから始めましょう。スプレー式の潤滑剤を使いながらブラッシングすると、スムーズに作業できます。
汚れが落ちたら仕上げに潤滑剤を再度吹きかけて終わり。また、ギアは取り外して作業した方がよりスムーズ。分解・組み立てが可能であれば、そちらのほうが綺麗に仕上げることができますよ。
ワイヤーのサビ取り方法
ワイヤーはサビがひどい場合は交換してしまうしかありませんが、露出している部分にチェーン用のオイルもしくはグリスを塗布しておくと長持ちさせることが可能です。また少し価格は高くなりますが、サビ防止のためにステンレス製のワイヤーに交換するのもひとつの方法です。
ワイヤーはスリーブの中に収まっているためチェーンやギアに比べると手入れの頻度が少なくてすみますが、サビを放置しすぎて走行中にワイヤーが切れてしまうという危険な事態だけは避けるようにしてくださいね。
ボルトのサビ取り方法
走行性に直結しないボルトの手入れは、どうしても放置しがち。しかし、いたるところがネジ止めされている自転車のボルトのサビはとても目立ってしまいます。
またボルトのサビは見た目が悪いだけでなく、いざドライバーやレンチを使うときにネジ山を潰してしまい、最悪場合パーツの着脱ができないということにもなりかねません。
ボルトの手入れはサンドペーパーでネジ山を潰さないよう気をつけながら磨いたあと、薄くグリースを塗布してサビ止めしておくと大丈夫。ネジ山は雨や埃が溜まりやすいため、ウエスなどでこまめに拭き取るよう心がけておきましょう。
サビやすいパーツとしてチェーン・ギア・ワイヤー・ボルトとお伝えしましたが、保管状態にもよりますが、おおむね金属部分はサビがでると思っても間違いありません。そこでメンテナンスには欠かせない「おすすめのサビ取りグッズ」をご紹介します。