クロスバイクのカスタマイズは走行性能を上げたりオシャレに楽しむため! 自分だけのオリジナルの1台
クロスバイクはロードバイクとマウンテンバイクの特徴をイイトコ取りした自転車ですので、ノーマルでも十分快適に乗ることができます。
でも毎日乗っていくうちに「リム(ホイールの外側の部分)をカラフルにしたい」とか「ハンドルを変えてみたい」とか「走行性能を上げてみたい」「サドルをレザーにしたい」など自分だけのオリジナルな1台にしたいという欲求が生まれてくるのではないでしょうか?
しかし、カスタマイズって言っても...自分には知識もないし、専用工具だって持っていないなど躊躇することもありますよね。そこで、今まで経験の無い初心者の方向けにおすすめの、簡単なカスタマイズ方法を紹介します。
カスタマイズ① ハンドルの「ブルホーン化」で走行性能アップ! パッと見たときのフォルムが格好イイ
「ブルホーン化」、なんとなく聞いたことある方もある方も多いでしょう。通常のフラットタイプのハンドルではなく、「雄牛の角(Bull horn)」というその名の通り特徴的な形をしているハンドルのことです。
ブルホーンバーの良い所とは
ハンドルをブルホーンバーに変えたときの最大のメリットは、自転車に乗っている際の姿勢を変化させられることです。
この図のように、かなり前傾した姿勢で自転車に乗ることができます。フラットバーの場合だとこのような姿勢を長時間とることは難しいため、走行のパフォーマンスを上げたい方には必須とも言えるハンドルです。
フラットバーの場合は、走行適性距離が10kmと言われていますが、ハンドルを変えると空気抵抗が減り、乗り心地が向上して長時間の走行が可能になりますよ。
ちなみに、同じような効果が得られるハンドルでいうと、ドロップハンドルの下ハン(カーブした一番先端を持った状態)があります。
こちらの方がスピードは出しやすいのですが、ブレーキがかけにくくなったり、極端に前傾した姿勢になるため、街中でとっさの判断が必要になった時に危険な場合もあります。
したがって、特に初心者の方ならブルホーンの方が適しているかと思います。
ブルホーンバーに変える際に注意すること!
改造する際は、専門店に持っていくのが確実ですが、ハンドルの交換程度なら自分でチャレンジすることもできます。(もちろん専用の工具が必要になりますが…)
その際に注意することは、バーの太さが自分の自転車と合っているかを確認すること!
確認するのは2箇所で、自転車本体とハンドルを繋ぐ「ステム」と「ブレーキレバー等」を装着する部分です。
✅【スタイルもポジションもよりスポーティーに変化】 握りやすく、フォームが前傾になりますので、空気抵抗も減りスピードも速くなります。 より遠く、より早くサイクリングを楽しみたい方のカスタムに適しています。
✅【よくある質問】「自分の自転車に取付られますか?...
例えば、こちらの商品だと、「クランプ径25.4mm(ステム部分)」「 バー径22.2mm(ブレーキレバー装着部分)」という表記がそれに該当します。
これが一般的な規格ですが、もちろん異なる場合もあるので、自分が持っている自転車をよく確認して購入しましょう。
さらに、ブルホーンバーにはいくつかタイプもあります。
例えばこちらは「Cinelli(チネリ)」というイタリアの自転車メーカーから発売されており、斬新なデザイン性で根強く人気を誇るモデル。クランプ径部分の両サイドが平らになっており、ドロップも浅いため、街乗りには適しています。
ブルホーンバーに装着する部品「バーテープ」
フラットバーからブルホーン バーに変えた際に購入するものとして、バーテープがあります。
フラットバーでは、通常グリップがついていますが、ブルホーンの場合はバーテープを巻くのが一般的です。価格も安価ですし、テープの色を変えることで手軽に見た目の変化も楽しむことができますよ。
カスタマイズ②「自転車用スタンド取り付け」で街乗りも心配なし! 機能性やデザイン性で選択
「スポーツバイク、乗りやすいのはいいんだけど止める場所がなぁ...」と、そんなお悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。クロスバイクをはじめとしたスポーツバイクは、軽量化のために標準で自転車本体にスタンドを装備していないことが多々あります。
しかし、通勤や買い物など街乗りに使ったときに毎回、駐輪スタンド(サイクルスタンド)が設置されている場所を探すのは大変ですよね。そこで、多少重量は増えますが自転車にスタンドを取り付けることをオススメします。
自転車スタンドの種類と取付箇所
本体にスタンドを取り付ける際、選択肢としては「1本足で支えるか2本足で支えるか」「リア(後ろ)につけるか、センターにつけるか」となります。
クロスバイクは本体の重量が比較的重くはないため、どのタイプを選んでも基本的に走行に大きな支障が出ることはありません。ここは見た目や安定感など好みが分かれるところだと思います。
もし「止めた際、抜群の安定感を求めたい!」というのなら、「2本足タイプのセンタースタンド」をオススメします。
センタースタンドのメリットは、自転車の重心部分で支えられるため安定感が抜群なことです。
ただし、人によってはセンターだとビジュアルが悪くなると感じる方もいるため、取り付けた際のイメージをしておくことが大事でしょう。