“阿諏訪流 ブッシュクラフト第4弾(中編)” 原始的ワイルドランチ・バノック&ノンフィルターコーヒーを堪能! 唯一無二のティンダーポーチ作り【おぎやはぎのハピキャン】

2022.04.15 投稿

“阿諏訪流 ブッシュクラフト第4弾(中編)” 原始的ワイルドランチ・バノック&ノンフィルターコーヒーを堪能! 唯一無二のティンダーポーチ作り【おぎやはぎのハピキャン】

高杉ひかる

高杉ひかる

おぎやはぎの2人がプレゼンキャンパーを迎えて、キャンプを楽しむ番組「おぎやはぎのハピキャン(メ〜テレ制作)」。プレゼンキャンパー阿諏訪さんと初心者キャンパーたかみなさんをゲストに迎え、超本格的なブッシュクラフトを実践!発酵不要の速成パン「バノック」や、フィルターを使わないブッシュコーヒー、さらに、持っているだけで”ブッシュ感”が増す「ティンダーポーチ」作りなど、ハピキャン史上最高にワイルドなキャンプを体験!

昼食は原始的にワイルドにブッシュクラフトクッキング! 発酵不要の速成パン “バノック” 作りに挑戦

Photographer 吉田 達史

────時刻は13時半。

ロケ開始から3時間以上が経過しましたが、ここにきてようやく軽食を作るための”準備”が完了しました。

今回は、「バノック」を生地から作っていきます

“バノック”とはイーストを使わない「発酵不要のパン」。

通常のパン作りですと一次発酵させたり、二次発酵させたり…現地でも下準備に時間がかかったりしてしまいますが、バノックならそう言った手間が省けますのでキャンプにはピッタリなんです。

しかし…今回は本格的なブッシュクラフトキャンプということで、基地作りに火起こしと、とにかく大変な思いをしてきた皆さん。

すぐ食べれないの!?

生地から作るって…食べれるの何時間後になるんだよ

不満が大噴出……(笑)

確かに、いつもは「到着したらとりあえず昼食!」みたいなことが多いですからね。

“せっかく料理上手の阿諏訪さんがプレゼンキャンパーなのに、手の込んだ美味しいものを食べられない”というのも不満のひとつとしてありそう!?です…。

【阿諏訪流バノック】生地の作り方

手本を見せる阿諏訪さん

Photographer 吉田 達史

まずは、あらかじめ保存袋に用意された生地の材料に水を加えながら練っていきます。(バノック作り方①)

【生地の材料】

●強力小麦粉:1カップ

●スキムミルク:大さじ1

●ベーキングパウダー:小さじ1

●塩:1つまみ

水を少しづつ加えるたかみなさん

Photographer 吉田 達史

この時、注意するのは、水をほんの少しずつ入れ、粉となじませること。

水を加えそぼろ状になった生地の材料

次に…そぼろ状になるまで混ぜる(バノック作り方②)。

おぎやはぎのお二人は、つい水を多めに入れてしまい上手く固まらず、後から小麦粉を足して調整していました。

こういう作業って、没頭しちゃからテレビ向きじゃないんだよな

好きなんだけどね

デジタルデトックスにもなりますよね

地道な作業(水を加えながら粉となじませる作業)をしながら会話していたところ….

そぼろ状から一つの塊になったら生地作り完成

作業を続けていくと、ある瞬間から生地が一つの塊になってきます。(バノック作り方③)

塊になった生地にお好みのトッピングをすれば生地は完成です。(バノック作り方④)

☆バノックのトッピング食材☆

チーズ、ミックスナッツ、ドライフルーツ、チョコ

入れるものによっては、お菓子にもなりますよね

ちなみに、たかみなさんは「チーズ」と「ミックスナッツ」をトッピングしていました。

【阿諏訪流バノック】よりブッシュクラフト感を味わう工程

この後、バノックを焼きますが…なるべくなら食器を使いたくないので….木を使います

木?

食器も使わないのですか???

えっ!?何の話してるの…

阿諏訪さんがサラッと言う発言に、おぎやはぎさん、たかみなさんは意味を理解できません。(笑)

この後、バノックを焼くため、生地を巻きつける棒を作ります。そう、作ります……木で。

さすがにそのままでは不衛生なため、棒の先の皮を削り除菌しますが….

しかし、それでも木の棒に直接…というのは抵抗のある小木さん

えー、ほんとに綺麗?舐められる?それ…

いや、舐められますよ

木の皮を削った状態

確かに!皮を削って除菌すれば抵抗が薄れます…。これもブッシュクラフトの醍醐味と実感。

バノック生地の巻き付け方は好みでOK!

生地を細長くして…

木の棒に巻きつける

巻きつけ完了

Photographer 吉田 達史

阿諏訪さんは、生地を細長くして、棒にクルクルと巻き付けるスタイル。

他の皆さんもオリジナルのスタイルで生地を棒に巻きつけました。

初心者キャンパーのたかみなさんですが、いきなりのブッシュクラフトに戸惑いを見せながらも、持ち前のセンスで能力発揮!器用に全てこなしていました。

Photographer 吉田 達史

小木さんは、トッピングで大量に入れてしまったチーズが1カ所に固まってしまい…ひょっとしたら熱が通ってチーズが溶けると棒から落ちてしまうかも!?はたして上手く焼けるのでしょうか?

生地の準備完了でバノックを焼く工程へ!原始的なワイルド飯でも一同大絶賛の味

Photographer 吉田 達史

バノックの生地を木の棒に巻きつけて熾火(おきび)の状態で焼く皆さん…穴を掘った地面での焚き火と切り株に座っているその様子を見ていると本当に原始的です。

Photographer 吉田 達史

焼いている途中で、たかみなさんの生地が棒から落ちそうになり、応急処置としてたき火の上に網を設置…広げて焼くことに。

ブッシュクラフト的には網使いたくないんですけどね〜

そして、焼き上がったのがこちら!

たかみなさんのバノック

Photographer 吉田 達史

なんか、見た目がナンみたいになりましたね。

たかみなさんは、焼き上がったバノックにハチミツとバターで味付け。ちゃんとパンの味になっており、「美味しい」と絶賛してました。

小木さんのバノック(大量チーズ入り)

Photographer 吉田 達史

小木さんのバノックといえば…トッピングで入れた大量のチーズが1カ所に固まってしまい、想像通り剥がれる結果に!

棒についたチーズを食べる小木さん

Photographer 吉田 達史

しかし、棒にこびりついたチーズがいかにも美味しそう!

肝心のバノックにはハチミツをかけて召し上がりました。(こちらも大成功)

阿諏訪さんは、トッピングにブルーベリーをチョイス。バターを小さく切って味付け。

自前の木の板(まな板にもテーブルにもなる優れもの!)を駆使してお上品な感じで召し上がっています。ブッシュクラフト感よりもオシャレ感の方が目立ちますよ〜!

Photographer 吉田 達史

矢作さんはたかみなさん同様にチーズとミックスナッツをトッピング。バターを塗っていただきます。それにしても巻き付け方&焼き加減の見た目完成度は高いです。

俺、このまま行っちゃうから。

木のままですか!?

だってブッシュクラフトだから

矢作さん、さっきは木の棒に少し抵抗があったのに、阿諏訪さんすらも驚くワイルドな食事を見せつけてくれます!

うめー!これ、2回目からはもっと上手く作れそうじゃない?

違う味でまた作りたいですね

「失敗は成功のもと」ですからね!それにしても、最初は不満を言いつつも皆さんかなり楽しんでます。少しずつ、ブッシュクラフトの魅力が浸透してきたようです。

阿諏訪流ブッシュコーヒーの作り方!豆を木で砕きノンフィルターで飲む至福の一杯
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