いつ、どこで起きるか分からない災害。災害大国である日本では、地震や台風、豪雨などが頻繁に発生しています。そんな時、準備が不十分だと後悔することに…。そこで今回は、防災士の視点で厳選した、100均で手に入る実用的な防災グッズをご紹介します!
※本記事には、プロモーションが含まれています。
備えあれば憂いなし!100均を活用して防災グッズを揃えよう
災害発生後、行政の支援(公助)が始まるまでの時間のめやすは72時間。それまでの間は、自力で生き延びる力(自助)が必要不可欠です。そして、その力を支えるのが防災グッズです。
いざというときに備えて、今のうちに必要なものを準備しておきましょう。
本当に必要なものは?「防災グッズリスト」をベースにカスタマイズしよう
「いざ防災グッズを揃えようと思っても、何が必要かわからない」という人は、こちらのリストを参考にしてみてください。
▼こちらからダウンロードできます!
最低限のものをまとめましたが、必要なものは家族の人数や構成、住んでいる地域の環境などによって異なります。
そのため、災害の備えのチェックリスト(首相官邸)やこのリストをベースにしつつ、自分や家族にとって最適な防災グッズをカスタマイズして準備してみましょう!
防災グッズの準備、費用が心配?100均で賢く揃えよう!
100均で揃える防災グッズのメリット
- 手軽に購入できる
普段の買い物ついでに防災グッズを揃えられるので、忙しい日常生活にも取り入れやすい。 - コストパフォーマンスが抜群
高価な防災グッズを揃えるのは敷居が高いが、100均なら予算に合わせて必要なアイテムを手に入れやすく経済的。 - 使い方が簡単で便利
100均のアイテムは、シンプルで直感的に使えるものが多く、緊急時に余計な手間をかけずにすぐに活用できる。
100均には災害時に役立つアイテムが多数ありますので、その中から私が購入しているものを中心にピックアップしてご紹介します!
100均防災グッズ【衛生関連】
1.マスク
災害時のほこりやウイルス対策にマスクは必須!普段から家族分のマスクを多めに備蓄しておくと安心です。
100均のマスクはサイズもデザインも豊富なので、お気に入りを見つけておきましょう!
2.ウェットティッシュ
水が使えない時でも、手や顔を清潔に保つことが可能。アルコールタイプなら簡易的な消毒もでき、衛生管理に役立ちます。
お子さんや肌の弱い方は、ノンアルコールタイプも選べますよ。
3.おしりふき・からだふき
からだふきがあれば、お風呂に入れないときでも体をふいて清潔に保てます。
おしりふきは、赤ちゃんのおむつ替えだけでなく体全体にも使えて、肌に優しく、幅広い年代で活用できる便利品です。
4.シャンプーシート
拭くだけで髪や頭皮の清潔を保つことができるシャンプーシートも便利!水が不要で手軽に使えて、リフレッシュ効果も◎。
お風呂やシャワーのないキャンプ場でも活躍するので、キャンパーにもおすすめ!
5.コンパクトタオル
圧縮された「コンパクトタオル」は、軽くて持ち運びやすいのがメリット。必要な時に水で広げて使用し、タオルや包帯代わりにもなります。
6.メイク落としシート
毎日メイクをしている人は、水が使えない状態でもふき取るだけでメイクを落とせるメイク落としシートを用意しておくと便利。
また、普段コンタクトをしている人は、予備のメガネを防災バッグや普段から持ち歩いているバッグに入れておくと、いざというときに安心です。
7.簡易トイレ
簡易トイレは、断水や車の立ち往生などでトイレが使用できない場合の必須アイテム。100均で販売されている簡易トイレは、使用後に尿が固まり、密閉できるので衛生的に廃棄できます。
\ワンポイントアドバイス/
使用時に目隠しとなるような大きめのポンチョや、車の窓を覆う目隠しアイテムなどを用意しておくと安心です。
8.蓋付きバケツ
水を汲んだり、ニオイのするものを入れて置いたりと何かと重宝するバケツ。
わが家では、車移動の際の立ち往生や災害時の車中泊生活に備えて、こちらの「収納かご付きバケツセット」(ダイソー:200円)をバケツを車のトランクに積んでいます。
バケツの中には、市販の凝固剤やビニール袋、ウェットティッシュが入れてあり、いざという時にバケツに座って用を足せるように備えています。
もちろん、車の中にはトイレットペーパーなども常備。Amazonなどで座れるタイプの簡易トイレが販売されていますが、節約したい人はバケツを活用してみてはいかがでしょうか?
【使用例】断水・停電・渋滞・災害時の簡易トイレの凝固剤・介護用品や盲導犬などの排尿処理剤・室内プランターの給水材料、砂質土などの保水材料・医療、飲食業などで発生する液状産業廃棄物の凝固剤・土木工事などで発生する流動性泥土の改質・芳香剤の担持体、保冷剤の原料
【アウトドアでも多方面で活躍】環境保全を考えて食後の残り汁を吸水後に可燃処分、水を吸水後に冷凍してアウトドアの保冷剤として利用 ※凝固剤は粉末です。使…
9.簡易パンツ
下着の洗濯が難しい状況でも、使い捨ての下着があると安心です。軽量でかさばらないため、長期の避難生活に備えて複数枚用意しておくと便利。
替えの下着があれば、ニオイや不快感を軽減することができます。
100均の簡易パンツは少しゴワゴワするものの、履いてしまえば不快感はありません。
コストを抑えたい場合は、女性用のナプキンやおりものシートを併用するのもおすすめです!
10.ポリ袋・消臭袋
ゴミや排泄物を衛生的に管理するのに便利です。特に「消臭タイプ」の袋は、臭い漏れを防ぎ、周囲への配慮にもつながるため、備えておくと安心です。
11.ビニール手袋
ゴミや排泄物を衛生的に処理する際、活躍するのがビニール手袋。直接触れるのを避けられるため、感染症予防や衛生管理に役立ちます。
使い捨てタイプなら手軽で、作業後にそのまま廃棄できるためより衛生的です。
12.てぬぐい
包帯代わり、タオル、ほこりよけとして多用途で使える手ぬぐい。コンパクトで持ち運びが簡単なうえ、乾きやすく、避難生活に便利です。
かわいいデザインの手ぬぐいが豊富に揃っているので、普段から活用したいですね!
100均防災グッズ【照明・電源関連】
13.懐中電灯にもなるランタン
ダイソーで見つけたこちらのランタンは、周囲を明るく照らせるだけでなく、懐中電灯としてスポット的に光を当てることも可能。
停電時の生活や避難時に柔軟に対応できるのが嬉しいですね。100円で購入できるので、わが家ではキャンプ用の予備ランタンとして複数購入して活用しています。
14.ヘッドライト
両手を自由に使えるヘッドライトは、暗闇で作業をする際に大活躍。避難路の確認や手作業が必要な場面でも便利です。軽量で持ち運びやすいのもポイント。
\ワンポイントアドバイス/
ひとりに1つずつ用意するのがおすすめ。わが家のキャンプでも毎回使っています!
15.電池
上記のランタンやヘッドライトは電池式なので、予備の電池を用意しておきましょう!100均ではさまざまなサイズの電池が充実しており、アルカリ電池も購入できます。
16.固形燃料+ポケットストーブ
火を起こすのが難しい環境でも、固形燃料があれば簡単に調理や湯沸かしが可能です。固形燃料をセットするポケットストーブも100均で手に入ります。
軽量で場所を取らず、手軽に使えるのがメリット。キャンパーにも人気のアイテムです。
\ワンポイントアドバイス/
メスティンやクッカーを使って、固形燃料での調理を練習しておきましょう!
お米を炊けば、ビックリするほどおいしいご飯が食べられますよ♪
17.モバイルバッテリー
災害時の通信手段確保に欠かせないスマホの充電用に、モバイルバッテリーも用意しておきたいですね。
大容量バッテリーでなくても、予備バッテリーを持っているだけで安心感が違います。5000mAhであれば、スマホ1~2回の充電が可能です。
100均防災グッズ【防寒・保護用品】
18.アルミブランケット
薄くて軽いのに保温効果が高いアルミブランケットは、寒さをしのぐための必須アイテム。
特に災害時や避難先では、十分な暖房や寝具が確保できず、低体温症を発症してしまうケースがあります。低体温症が進行すると、意識障害や命を落とすリスクも高まります。
まずは体温を確保することが生存の第一歩。アルミブランケットを、避難バッグや非常用リュックに必ず1枚入れておきましょう!
19.保温アルミ寝袋
ダイソーの保温アルミ寝袋(税込330円)は、全身を包み込むため、アルミブランケットよりも高い保温力を発揮します。
コンパクトに収納でき、避難所や屋外での仮眠時に役立ちます。
\ワンポイントアドバイス/
お手持ちの寝袋や布団の中に、この寝袋で入るとポカポカに!
高級ダウンのハイスペックの寝袋でなくても、グレードアップさせることができますよ。
20.ホッカイロ
ダイソーでは、小型の貼るカイロが8枚入りで販売されていました。
ミニサイズは持ち運びやすく、避難バッグに入れておいても邪魔になりません。貼るだけで手足の冷えを防ぐだけでなく、体温低下を防ぐことができるので、寒い時期の災害に備えて複数枚用意しておきたいですね!
21.耐震マット
家具の転倒防止に役立つ耐震マットは、地震対策に欠かせないアイテム。事前に家具に貼っておくことで、被害を最小限に抑えることができます。
さまざまなサイズや形状の耐震アイテムが販売されているので、ご自宅の家具に合わせてお選びください。
22.養生テープ・ガムテープ
養生テープはガラスの飛散防止や応急補修に便利。ガムテープは強度が高く、壊れた場所の修繕など多目的に使えるため、どちらも用意しておくと安心です。
100均防災グッズ【食事関連】
23.カトラリー
軽量で丈夫な割り箸やプラスチック製のカトラリーは、災害時の食事を衛生的にサポート。人数分を揃えておくと、食事がスムーズに行えます。
24.食器
割れにくいプラスチック製の食器は、安全性が高く、軽量で持ち運びにも便利です。
また、キャンパーにお馴染みのシェラカップは、ご飯、スープ類、飲み物まで幅広く対応できる便利なアイテム。
スタッキング可能なデザインなら重ねて収納できるため、限られた収納スペースを有効活用できますよ。
\ワンポイントアドバイス/
写真のように、シェラカップにロープを巻いておくと、いざという時にロープを解いて使えるので便利!活用法や、ロープの巻き方はコチラの記事でご覧ください。
25.ラップ
食事の際、器にラップを敷いてから食べ物を盛り付ければ、皿洗いが不要になり、断水時に大変役立ちます。
また、ラップは包帯の固定、体の保温、簡易的な防水など多用途に活用可能です。非常時の衛生管理を助けるアイテムとして、ぜひ備えておきましょう。
26.水タンク
給水所からの水の運搬や保管に便利な水タンク。必要な時だけ広げて使える折り畳み式タイプは、省スペースで収納できるためおすすめです!
わが家では、キャンプでも100均のウォータータンクを活用しています。手洗いや飲み水の確保に役立つので、災害時だけでなくアウトドアでも重宝します。
27.ようかん
エネルギー補給ができるようかんは、保存期間が長く手軽に食べられる防災食。甘さが疲れた体を癒し、少量で満足感が得られます。
ダイソーで見つけたスポーツようかんは、パッケージを押すだけで中身が簡単に出てくる便利な仕様。災害時はもちろん、登山やアウトドアの際にもおすすめです!
いざという時のために、普段持ち歩いているバッグにひとつ入れておくと安心ですよ。
28.スープ系食材
お湯を注ぐだけで食べられる味噌汁やスープも100均で手に入ります。ダイソーは食料品が充実しているので、非常食を手軽に集めたい人におすすめ!
わが家のお気に入りは、マルちゃんのワンタンスープ。3分ほど茹でる必要がありますが、キャンプの朝食でよく食べています。
29.缶詰
ダイソーは缶詰の種類も豊富!サバやサンマ、焼き鳥、カレーなど選び放題です。
缶詰は賞味期限が長く、常温のまま食べられるので、非常食にうってつけ。普段からローリングストックで非常食を取り入れて、好みのものを備えておきましょう!
\「ローリングストック」とは?/
「ローリングストック」とは、普段の食料品を少し多めに買い置きし、使った分をその都度買い足していく備蓄方法。
これにより、災害時にも賞味期限の新しい食品を手元に確保できます。日常的に使い慣れた食品を備蓄できるので、非常時でもスムーズに活用できるのがメリット。
例えば、缶詰や乾麺、レトルト食品、水などを常備し、日々消費しながら適切な量をキープするのがポイントです!
100均防災グッズ【その他】
30.ホイッスル
救助を呼ぶためのホイッスルは、小さくても命を守る大切なアイテムです。普段使うバッグに取り付けておくと、緊急時にもすぐに使えるので安心。
わが家では、子どもが一人で外出する際には、必ずバッグに防犯ブザーかホイッスルをつけています。
災害時の備えだけでなく、キャンプ場などで子どもがトイレに行く際にも、万が一に備えてホイッスルを持たせるのもおすすめです!
▼ダイソーではIDカード付きのホイッスルが販売されています!
31.軍手・ロープ・笛3点セット
災害時に便利な3つのアイテムセット。軍手は作業用、ロープは物の固定、ホイッスルは救助要請に使用できるため、いざという時に役立ちます。
それぞれ購入すると330円(税込)ですが、セットなら110円で購入できるので超オトク!買って損ナシのアイテムです。
32.ガイロープ
テントの固定や物の補強に便利なガイロープ。雨除けのタープを作ったり、洗濯物を干したりと多用途に使えるため、アウトドアだけでなく防災グッズとしても重宝します。
33.カラビナ
カラビナは荷物の整理や固定に便利で、鍵や小物をまとめて持ち運ぶ際にも役立ちます。
100均のカラビナは救助用には適していませんが、物を連結したり吊り下げたりすることで、避難生活の快適性の向上につながります。
34.ポケットナイフ
小型のポケットナイフは、切る、開けるなど多機能で、調理や修理などさまざまな場面で活躍する万能ツールです。
アウトドアナイフに比べると切れ味は控えめですが、たったの110円でいくつものツールを手に入れられる点が非常に便利です。
35.ポーチ
避難生活で貴重品などを持ち歩くのに便利なポーチ。避難所では盗難などの事件も発生しやすいため、貴重品を一元管理し、常に身につけておくことが大切です。
100均ではポーチの種類が豊富なので、携帯しやすさ、水に強いか、中身が見えないかといったポイントを考慮して選んでみてください。
まずは近所のダイソーやセリアへ!気になる商品から集めてみよう
100均には防災グッズとして使えるアイテムがまだまだたくさんあります。
一度にすべてを揃えようと思うとハードルが高く感じるかもしれませんので、まずは近所のダイソーやセリアへ足を運び、気になる商品から少しずつ集めてみましょう。
防災は日常的に備えることが大切です。自分や家族を守るために、今できる準備を始めてみてくださいね!
▼ハピキャンが参加している防災イベント「もしもFES」のレポートです!
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