『もしもFES名古屋2024』イベント概要
『もしもFES』は、2022年からスタートした体験型の防災イベント。災害が起こった「もしも」のときに備えて、どう行動すべきか、何を備えるべきか、防災・減災の知識を楽しく学ぶことができます。
今回は、名古屋市Hisaya-odori Parkにて5月18日(土)~19日(日)の2日間開催。
ステージでは、防災アドバイザーの高荷智也氏のトークショーや音楽などで盛り上がり、多くの人にご来場いただきました!
イベント概要
- 名称:「もしもFES名古屋2024」
- 開催日時:2024年5月18日(土)・19日(日)10:00~16:00
- 会場:Hisaya-odori Park(久屋大通公園)内
・メディアヒロバ
・中部電力 MIRAI TOWER イベント広場
・中部電力 MIRAI TOWER 南側
・テレビトーヒロバ - 入場料:無料
- 主催:こくみん共済 coop <全労済>、メ~テレ(名古屋テレビ放送株式会社)
- 後援:愛知県、名古屋市
- 公式サイト:https://www.nagoyatv.com/moshimo-fes/
「もしも」に備える防災・減災コンテンツを体験!
それでは、会場の様子を見ていきましょう!
こくみん共済 coop <全労済>:災害VRなど災害時の対応を学ぶ
こちらは、こくみん共済 coop <全労済>のブース。多くの人が集まっていたのでのぞいてみると、
地震・火災・土石流をバーチャル体験できる「災害VR」が行われていました。
災害VRは、災害時の状況や恐怖をリアルに感じることができるプログラム。
実際に体験した人は「備えや、どう行動すべきか考えておかないと!と思いました」「自然災害の恐ろしさを知りました」と、興奮気味に話していましたよ。
「災害VR」の隣には、ガラスなどが飛散した床の歩行に役立つ「新聞紙スリッパ」の体験コーナーも。
実際に履いてみると、新聞紙とは思えないほど頑丈で、床の凸凹を感じませんでした。自宅でも作って履いてみたところ、ポカポカ温かいというメリットも発見!
作り方は子どもでも作れるほど簡単なので、みなさんもお試しください♪
▼新聞紙スリッパの作り方
鹿島建設:4足ロボSpotと電源通信カートが登場
こちらは、建設業から防災を支える鹿島建設のブース。正面の黄色いものは、ボストンダイナミクス社が手掛ける高性能4足ロボット「Spot」。
まるで犬のような滑らかな動きに、多くの人が足を止め、驚いていました!
工事現場などでの巡回・記録用途などに使われるそうですが、災害時にも活躍してくれそうです。
また、鹿島建設が開発した「電源通信カート」も登場!バッテリーを備え、衛星ともつながるので、災害時にインフラが停止した際でも、通信手段を確保することが可能です。
災害時と平常時のどちらの生活も豊かにする「フェーズフリー」の考えのもと開発された本製品。これから、アウトドアイベントなどでも目にする機会が増えていきそうです!
名古屋市消防局:起震車体験や応急処置体験
名古屋市消防局は、地震の揺れを体験できる「起震車体験」、「応急処置体験」、「ちびっこ防火服の試着」を行い、防災の大切さを呼び掛けていました。
私は今年、消防署で救命講習を受講してきたばかりでしたが、おさらいのため、胸骨圧迫の指導をしてもらいました。
救命講習は全国の消防署や赤十字病院などで無料で受けられるので、みなさんも受講してみてくださいね!
自衛隊:高機動車・偵察用オートバイの展示
災害時に現場に入り、支援活動を行う防災のプロ 自衛隊(愛知地方協力本部 名古屋出張所)のみなさんも登場しました!
大迫力の高機動車・偵察用オートバイに実際に乗ったり、迷彩服の試着をしたりと、憧れの自衛隊体験に大人も子どもも喜んでいる様子でした。
レスキューストックヤード:被災地の現状や防災の重要性を伝える
こちらは、被災地支援を行うNPO団体レスキューストックヤードのブースです。
能登でボランティア活動を行うハピキャンライターのんびり風子さんもこちらのメンバーで、現地で活躍されています。
地震で甚大な被害を受けた能登の状況や支援活動の様子を、パネルを使って解説。
また、地震の揺れを体験できる装置「こなまず号」の展示や、ミニチュア模型を使い、家具の固定の重要性や液状化現象のメカニズムの解説も行っていました。
ご紹介した以外にも、防災・減災を学べるブースがたくさん!学びの連続でした。
ハピキャンブースにはSOTO・いなべ市・初出展のWash-Uが登場
続いて、ハピキャンエリアを見ていきましょう!ハピキャンは防災×キャンプをテーマに『SOTO』『いなべ市』『Wash-U』と一緒に出展しました。
ハピキャン:防災模試や抽選会、グッズ販売
ハピキャンでは防災模試を実施!子どもでも挑戦しやすいやさしい内容ですが、「ん?」と悩んでしまうポイントがいくつか。
そんな時は、災害時に役立つキャンプギアの展示コーナーに行くと、防災模試のヒントがバッチリ書かれてあるので、初めての方でも100点を目指せます。
防災模試の丸付けをさせていただくと、「へぇ~!水道水って意外と長持ちするのね」「コットって初めて知ったよー」など、嬉しいお声をたくさん頂きました!
また、ハピキャングッズが当たる抽選会やグッズ販売も行いました。
注目の新製品「IMCO×ハピキャン 究極のメスティン マーブルコート」も登場!
メスティン本体に加えて、リッドノブ・クリップ式ライススケール・ミニしゃもじ・メッシュトレイが付いた5点セットです。
高級感漂うマーブルコートのブラックボディがカッコいい!キャンプ飯の楽しさやおいしさをアップしてくれること間違いありません。
こちらは卓球コーナー。メ~テレのマスコットキャラクター「ウルフィ」VS.ハピキャン編集長オオニシの卓球対決で会場が沸きました!
ハピキャンのイベントでは、アウトドアテーブルを使った卓球台の他、モルックやティキトスなど遊べるスペースを用意しています。今後のイベントにも遊びに来てくださいね♪
いなべ市:ハピキャンカーで参戦!抽選会やグッズ販売
こちらはハピキャンのイベントにはお馴染みのいなべ市(三重県)。ハピキャンカーとともにイベントを盛り上げてくれました。
ノルディスク製品やご当地ほりにしなどが当たるガラポン抽選会を開催。
今回私は、いなべ市に工場を構えるフレイトレシピの夏みかんソーダを買ってみました。
地元の無農薬果実を使ったこだわりシロップドリンクだそうで、甘みと酸味のバランスが絶妙でおいしかったです!とても暑い日だったので体に染みました。
いなべ市は、『青川峡キャンピングパーク』やノルディスクとコラボしたキャンプ場『Nordisk Hygge Circles UGAKEI』があるアウトドアシティ。
ハピキャンとのコラボイベントも開催されているので、遊びに行ってみてくださいね!
SOTO:バーナーを使った「看板作りワークショップ」を開催
キャンパーから絶大な支持を誇るアウトドアバーナーブランド「SOTO」は、ネームプレート作りのワークショップを開催。
2種類のガスバーナーを使って行います。
お母さんと協力して、ピカチュウ入りのネームプレートを作成。とっても上手ですね!
シートをカットするのもバーナーで炙るのも根気がいる作業ですが、最後まで頑張る姿に感動しました。
最近はIHコンロのご家庭も増え、火を見る機会がないお子さんも増えている中、楽しみながら火の扱い方や危険性を学べる、素敵なワークショップだと感じました!
▼SOTOの新作ギアをチェック♪
Wash-U:除菌消臭できるマルチクリーナーが災害時に便利
こちらは災害時はもちろん、アウトドアや日常にも役立つマルチクリーナー「Wash-U」。
洗浄・除菌・消臭の3つの効果を持つスーパーアルカリイオン水です!
実際に試してみました。ごま油を垂らしたお皿にWash-Uを吹きかけて、
キッチンぺーパーで拭き取ると、なんということでしょう!油のベタベタが消えてしまいました。
信じられない……と驚きましたが、油にも使えるなら、いつも面倒に感じているキャンプの皿洗いもWash-Uで済みそうです!
さらに、中身がなくなったら量り売りしてもらえるエコなシステムも好印象。
災害時の二次被害防止に衛生管理は非常に重要なので、洗浄・除菌・消臭できるWash-Uは頼りになりそうです。普段から携帯したり、備蓄品に入れたり、検討してみてはいかがでしょうか?
防災・減災を楽しく学べた2日間!ご来場ありがとうございました
『もしもFES名古屋2024』の2日間を通して、能登地震をきっかけにみなさんの防災への関心がより高まっているように感じました。
防災というと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、今回のイベントを通して、防災について考え、一歩踏み出すきっかけになりますと幸いです。まずは、家具の固定や備蓄品の用意など、できそうなことから始めてみましょう!
▼過去の『もしもFES』のレポートもどうぞ!