SOTOの新作ミニテーブルは「軽量化を図る登山者向け」がコンセプト!
SOTOから2024年4月19日(金)に発売された『FieldKite(フィールドカイト)』は、薄さ・軽さ・強度を兼ね備えたミニテーブルです。
構造がシンプルで組み立てやすく、すべてのパーツが一体となっているため部品紛失のリスクもなし。登山者向けに開発されていますが、徒歩やツーリングでキャンプを楽しむ人にもピッタリです。
SOTOのミニテーブルと聞くと『フィールドホッパー』を想像する人も少なくないはず。フィールドホッパーは秀でた使い勝手により人気を博したアイテムで、筆者も長らく愛用しています。
そこで今回は、新作『Field Kite』と、名作『フィールドホッパー』の五番勝負を開催。徹底的に比較して、『Field Kite』の魅力を洗い出してみました!
SOTO『Field Kite』
- 価格:4,895円(税込み)
- 発売日:2024年4月19日
- 重量:約280g
- サイズ:使用時/幅305×奥行190×高さ75mm、収納時/幅305×奥行97×高さ14mm
- 材質:アルミニウム、ステンレス
本体サイズ:(収納時)=幅30.5×奥行9.7×高さ1.4cm
本体重量:約280g
材質:アルミ、ステンレス、真鍮
耐荷重:3kg
▼『フィールドホッパー』について詳しく知りたい人はこちら
SOTOのミニテーブル五番勝負がスタート!『Field Kite』は新たな銘品になりうるのか!?
いよいよSOTOの新旧ミニテーブルの五番勝負がスタート!対決の様子を見守りながら『Field Kite』の特徴もチェックしていきましょう!
【組み立て】手軽さは『フィールドホッパー』に軍配!
五番勝負の一回戦は組み立てやすさ。新作の『Field Kite』は、天板と脚を開き、脚を固定するだけとシンプルな構造です。
最後に天板を上向きにすれば完成。すべてのパーツが一体となっており、組み立ての手間が少ないのは魅力的ですね。
一方の『フィールドホッパー』は、天板を開くだけのワンアクションで完成。
唯一無二の手軽さゆえ、組み立て方法は『フィールドホッパー』に軍配が上がりました。
【サイズ】収納時のコンパクトさは『Field Kite』が優勢
続いてはサイズ対決。使用時サイズは『Field Kite』がひと回り小さくはありますが、天板に置ける荷物の量はおおむね同じでドローの判定です。
一方の収納サイズは『Field Kite』が優勢!特に薄さが際立っており、バックパックの隙間にサッとしまえるコンパクトさは嬉しいポイントです。
両者ともに収納ポーチが付属しますが、『Field Kite』ではタイベック素材が使われています。シワ感のある素材が、デザイン的にもGOODな印象でしたよ。
【重量】『Field Kite』の軽さが際立つ結果に
三回戦は重さの比較。筆者が計測したところ『Field Kite』が272g、『フィールドホッパー』が393gと、その差は121gでした。
公式情報では『Field Kite』が約280g、『フィールドホッパー』が約395gのため個体差が多少ありそうですが、100g前後の差は、登山など軽さを追求したいシーンでは大きな違いになる印象。
「軽量化を図る登山者向け」に開発されただけあり、重さ対決では『Field Kite』の圧勝となりました。
【強度】わずかに『フィールドホッパー』が優位かも
記事執筆時点(2024年4月上旬)では『Field Kite』の耐荷重は公表されていないため、『フィールドホッパー』の耐荷重である3kgを両者に乗せてみました。
すると、上図の通り『Field Kite』は、つなぎ目部分がわずかに沈み込んでいるように見えます。
また、上から天板を押してみた際にも両者には違いが。
筆者の印象の域を脱することはできませんが、強度では『フィールドホッパー』がわずかにリードしました!
とはいえ『Field Kite』も、登山やソロキャンプで使うには申し分ない強度なのは間違いありませんよ。
【価格】『Field Kite』の方がややリーズナブル!
最終決戦はみんなが気になるお値段対決!税込み価格は『Field Kite』が4,895円、『フィールドホッパー』が6,985円です。
どちらも機能性を考えると納得のお値段ですが、「安さ」という観点では『Field Kite』に軍配が上がりました。
まだまだ続く新旧ミニテーブル対決!細かな違いをエキシビジョンマッチとして比較
ここからは、両者の細かな違いも見ていきましょう!
天板の端に注目
まず、『フィールドホッパー』の天板に施された滑り落ちを防止するフチは『Field Kite』にはありません。
ただ、『Field Kite』には天板の端に溝があり、丸形の箸は落ちずに済みそうでした。
両者ともにストッパーは無いけれど
続いて、使用中に持ち上げたときの比較もしてみました。
両者ともに天板を留めるストッパーはありませんが、持ち上げて見ると明らかな違いが。
『フィールドホッパー』はわずかに折れる程度でストップしますが、『Field Kite』は90°までストンと折れてしまいます。
両者とも使用中に持ち上げるのはNGですが、『Field Kite』では特に注意したいポイントです。
『Field Kite』はワンサイズのみの展開
『フィールドホッパー』には、天板がA3サイズの『フィールドホッパーL』がありますが、『Field Kite』はワンサイズのみの展開。
少し大きめのテーブルが欲しい人は、必然的に『フィールドホッパーL』を選ぶことになりそうです。
ちなみに『フィールドホッパーL』は、天板を固定するストッパー付き。持ち上げたときの天板の折れを解決したい人にピッタリですよ。
『Field Kite』はこんな人におすすめ!
ここでは、比較を通してわかった『Field Kite』をおすすめできる人をお伝えします!
持ち運びやすいテーブルを探している人
今回の対決を通して、『Field Kite』の軽さは大きな魅力だと感じました。登山者はもちろん、徒歩やツーリングでキャンプに行く人にもイチオシ。
コンパクトさも優秀なため、持ち運びやすいテーブルが欲しい人におすすめです。
コスパの良いミニテーブルが欲しい人
「コスパ」というと価格の安さばかりに目が行きがちですが、機能性も大切なポイント。
価格に特化したテーブルももちろん魅力的ですが、組み立ての手間や耐久性などが気になるモノがあるのも事実です。
『Field Kite』は価格と使い勝手のバランスが取れた製品といった印象。また、国内で生産された高品質なアイテムである点にも注目です。
名作再来の予感!SOTOの新作テーブル『Field Kite』は活躍間違いなしのアイテムでした
今回は、SOTOのミニテーブル『Field Kite』をご紹介しました。
フィールドホッパーの衝撃的な使いやすさゆえに期待値が上がってしまいますが、『FieldKite』の使い心地もバッチリ。コンセプトが「登山者向け」とハッキリしており、『フィールドホッパー』と差別化されているのも好印象です。
新たなミニテーブルを探している人は、要チェックですよ!
本体サイズ:(収納時)=幅30.5×奥行9.7×高さ1.4cm
本体重量:約280g
材質:アルミ、ステンレス、真鍮
耐荷重:3kg