筆者おすすめの山菜を3種類厳選!より美味しく食べるためのレシピも紹介
「尾瀬かたしな」で買える山菜はどれも美味しいものばかりですが、その中でも特に筆者がおすすめする山菜を3種類紹介します。
山菜の調理方法も解説しますので、「美味しい山菜が食べたい!」という人はぜひ参考にしてください。
おすすめの山菜【1】滋養強壮に効果抜群!食べれば元気が沸いてくる「行者にんにく」
滋養強壮作用があるとされている行者にんにくは、荒行をする修験者が体力を養うために食べたことからこの名がついたそうです。
片品村をはじめとする群馬県の一部地域では「尾瀬蒜」とも呼びます。また、北海道では「エゾネギ」とも呼び、他にも地域によってさまざまな呼び方があるそうです。
ちなみに、行者にんにくは栽培条件が厳しく生育に何年もかかることから、一般流通が少ないレアな山菜です。
味は、にんにく風味の汁気がないほうれん草のような感じ。すごく分かりにくい例えですので百聞は一見に如かず、道の駅で行者にんにくを見かけた際には是非食べてみてください。
おすすめの食べ方は「行者にんにくのチャンプル」です。
作り方は簡単、ごま油で行者にんにくと卵を炒めて、塩コショウで味を整えるだけ。
シンプルな料理ですが、おかずにもおつまみにもなる逸品ですよ。
おすすめの山菜【2】これを食べなきゃ春が始まらない!山菜の王様「たらの芽」
山菜の中でも特に知名度が高い「たらの芽」は、たらの木の新芽です。
ちなみに、群馬県民は「たらっぺ」と呼びます。何故「たらっぺ」と呼ぶのかはわからないので、知っている人がいたら教えてください。
最近では、春になるとスーパーマーケットでも目にすることがあり、流通量も安定しているたらの芽ですが、苗木を庭に植えることだけはやめましょう。
意外と繁殖力が強く、地下茎で増えていくので、気が付いたら庭がたらの木まみれになるのです。
自宅で栽培する場合には、充分注意しておこなってくださいね。
たらの芽のおすすめの食べ方は、鉄板レシピの「天ぷら」です。たらの芽のてんぷらを食べると、何故たらの芽が山菜の王様と呼ばれているかが理解できます。
さくさくしていると思いきや、肉厚でジューシーなたらの芽は、食べると春の始まりを感じられます。
おすすめの山菜【3】爽快感がたまらない!山菜の女王「コシアブラ」
「コシアブラ」とは、コシアブラの木の新芽です。同じ木の新芽である「たらの芽」ほどの知名度はありませんが、コシアブラは山菜の女王と呼ばれるほど美味しい山菜です。
見た目が似ているのでたらの芽と同じ味を想像するかと思いますが、実は全然違います。コシアブラを一口、口に入れると独特な香りが口の中に広がり、春らしい柔らかな爽快感が感じられます。
コシアブラを食べるのであれば、混ぜご飯にするのがおすすめです。
コシアブラの袴を取り除き、細かくきざみます。きざんだコシアブラと塩昆布を炊いたご飯に適量混ぜて、10分程蒸らしたら完成です。
コシアブラの混ぜご飯を食べれば、あまりの美味しさにコシアブラが山菜の女王と呼ばれる意味がわかります。
たらの芽と比べると栽培量も少なく、希少性の高い山菜ですので、小売店で見かけた際は必ず購入することをおすすめします。
山へ採りに行かなくとも美味しい山菜は楽しめる!道の駅や蕎麦屋で春の味覚を堪能しよう
今回は3種類の山菜を紹介しましたが、行者にんにく・タラの芽・コシアブラ以外にも美味しい山菜は沢山あります。
「食べてみたいけど調理するのがめんどくさい」と思う人は、とりあえず春に群馬県の山間部にある蕎麦屋へ行けば、美味しい山菜天ぷらが食べられます。
また、道の駅や直売所が近くにあるキャンプ場へ行った際には、キャンプついでに道の駅や直売所に寄って、山菜キャンプ飯を作ってみても楽しいと思います。
もし「せっかく山菜を食べるなら、自分で採るところから始めたい!」という場合には、採る場所や採るものに注意しましょう。
山菜は私有地等で栽培している人もいるため、場所の確認をしてから採るようにしてください。
さらに、見た目が似ている別の植物もあるので注意が必要です。有名なものだと行者にんにくとスイセンを間違えて食べて、中毒を起こす事件が年に数件起きています。
重ね重ね言いますが、自分で採取する場合は充分注意しましょう。
山菜は自分で採る際には注意が必要ですが、道の駅や蕎麦屋であれば気軽に楽しめる食材です。
今年の春は山菜を食べて、春を満喫してみてはいかがでしょうか。
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