【フランクフルトの作り方】挽肉をしっかりエマルジョン化させることがコツ!
1)
ソーセージは下ごしらえの不要な料理で、すべての手順をキャンプ場で行うことができます。
まず、豚腸をぬるま湯に30分ほどつけておき、戻します。
人工のケーシング(豚腸)であればこれは不要です。
2)
よく冷やした挽肉をボウルに出し、調味料もすべて入れます。
3)
氷を数個入れ、温度が上がらないように注意しながら木べらで練っていきます。
およそ30分ほど練る必要がありますが、手では絶対にやらないこと。挽肉の温度が上がってしまい、ボソボソの食感になります。
氷は溶けてしまいますが、気にせずかき混ぜましょう。
ボウルも腕で抱えて温めないように注意しましょう。
4)
概ね30分ほど練って、エマルジョン化(乳化)が進んだ状態。実際はもっと練った方が美味しくなりますが、最低でもこのぐらいまでペースト状にします。
5)
挽肉を練り終わる頃、豚腸がちょうど戻っているぐらいの時間なので、ソーセージメーカーの口金に豚腸をセットします。こんな感じでいったん全部被せます。
6)
空気が入らないように注意をしつつ、木べらで挽肉をソーセージメーカーにギッシリと詰めます。この時も手で触って温度を上げないように。
7)
先端から少し挽肉が出始めるぐらいの詰まり方がベストです。出てしまった挽肉は取り去り、その上で空気が入らないように豚腸の先端に結び目を作ります。
8)
ここまでやれば、あとはレバーを握るだけ。握る都度、ソーセージが少しずつ作られていきます。多少指で形を整えながら作りましょう。
万が一空気が大きく入ってしまった場合、ナイフの刃先などで突いて、空気を逃がしてやりましょう。そのままにしておくと、豚腸が裂けてしまいます。
9)
ウインナーは長く一本作りだしてから結び目をつくって1つ1つの形にしますが、フランクフルトの場合、太さもありますし、ある程度の長さで豚腸をナイフなどで切って結び、1つずつ仕上げていくほうが簡単です。時間はかかりますが、この方法がおすすめです。
10)
500gの挽肉で、2メートルの豚腸が少し余る感じです。全部ソーセージにしたら、熱湯で10分~15分ほどボイルすれば完成です。
【フランクフルトの作り方】燻す場合はボイルをする前に!フランクフルトは食べる前に焼いてパリッとさせよう!
フランクフルトはスモーク風味にすることもできます。
その場合は、こちらの記事を参考に、温燻を2時間ほど行い、それからさらに乾燥をさせて、ボイルをする、という手順です。結構大変なのでキャンプ向きではないかもしれませんね。
ボイルしたフランクフルトはそのままでも食べられますが、食べる直前に焼き上げることで、よりパリッと香ばしく食べることができます。
スキレットでじっくり焼き目をつけてから、たっぷりのマスタードとケチャップをつけて食べるとたまりません。
自家製のフランクフルトはそんなに日持ちをするわけではありませんが、1~2日クーラーボックスで保存している分には問題ないので、翌朝のホットドッグなどに転用をしてもいいでしょう。