こんにちは。毎年冬になるとオーブン料理をこちらで紹介しているくにぱぐ(パギー)です。というわけで、今年もオーブン料理です。作るものはパスタ料理の「ラザニア」。こちらを「缶詰2個」と、なんと「餃子の皮」で作ってしまうアイデアです。お子さんと一緒に楽しく美味しく作れる冬のキャンプ飯です。
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包丁不要! どこにでもある材料で! それでも味は本格派を目指す

オーブン料理であるラザニア。波目のある平打ちの大きなパスタを使用するのが正しいのですが、自作しようとすると、このパスタを買って茹でることが高いハードルなんですよね…。それを今回はなんと「餃子の皮」で代用します。これで意外とちゃんとラザニアの味がしますよ。

そしてラザニアは画像のように「ミートソース、ホワイトソース、パスタ」を重ねるのも大変なのですが、二種のソースは今回、缶詰を使います。
そうすると包丁も不要になり、一気に簡単な、キャンプらしい、しかしかなり本格的な料理になるんです。
ラザニアを作るための食材と道具
ラザニアの食材(2~3人分)

材料(2〜3人分)
- ミートソース缶・・・1個
- ホワイトソース缶・・・1個
- 餃子の皮・・・20~30枚
- ピザ用チーズ・・・50g程度

ポイントとなる餃子の皮ですが、あまりどれを使えば…という差異はない気がしますので、お好みでご用意ください。強いてポイントを挙げるとすれば、必要量がわかりにくいので多めに用意しておきましょう、というぐらいでしょうか。安価ですし。
なお、試してはいないのですが、正直、ワンタン皮でも春巻皮でも差異は小さい気がします。
ラザニアの調理に必要な道具

必要な道具
- 熱源(薪ストーブ、灯油ストーブ、炭火)
- オーブン(ピザオーブン、ダッチオーブンでも可)
- スキレット(オーブンに納まるサイズ)
- スプーン
- 焼き上がったスキレットを置く準備(ステンレステーブルや、鍋敷き、厚めの木製まな板など)
- 耐熱手袋
- トーチバーナー(あれば)
毎年書いていますが、キャンプにおけるグラタンなどの焼き料理にはスキレットが便利です。
耐熱皿よりも割れにくく、そのまま食器にもなりますから、鉄のスキレットは焼き皿としては非常に優秀です。ただし、持ち手まで含めてオーブンに納まるかは意識してください。

オーブンと熱源に関して。
最近は薪ストーブを使う方がだいぶ増えてきました。

私が使用しているのは、テンマクデザインのウッドストーブM(廃盤)と、ウィンナーウェルの薪ストーブ用オーブンです。

オーブンですが、尾上のピザオーブンでも使用可能です。安価かつ扱いやすいので、まずはこちらを初心者向けとしてオススメします。

ラザニアの作り方
①ホワイトソースをスキレットに塗る

スキレットにホワイトソースを満遍なく塗ります。そこまで厚みは要りません。
②餃子の皮を敷き詰める

ホワイトソースの上に餃子の皮を敷き詰めます。
<ワンポイントアドバイス>

餃子の皮もアバウトに敷くでよいですが、隙間からホワイトソースが見えないようにしたほうが、次のミートソースが塗りやすくなります。
③餃子の皮にミートソースを塗る

餃子の皮の上から、ミートソースを塗っていきます。
その上にまた餃子の皮を乗せ、その上にホワイトソースを塗り、餃子の皮を乗せ、ミートソースを塗り……と、3~4回程度繰り返していきます。
<ワンポイントアドバイス>


ソースを切り替える際、スプーンは洗ったりせずとも、餃子の皮で拭ってしまって構いません。その餃子の皮も使用できるので効率的です。
④チーズを乗せる

最後に餃子の皮を一番上にして、そこにピザ用チーズをたっぷりと乗せます。
⑤オーブンで焼き上げて完成

グラタンの要領で、オーブンにスキレットを挿し入れ、ラザニアを焼いていきます。
チーズが溶けて焼き色がついてきたら完成ですが、私の場合、予熱後、200℃で15分ぐらいで完成しました。この辺は様子を見ながらやってみてください。
場合によってはトーチバーナーでチーズをさらに炙ってもよいでしょう。

工作感覚で安全だから親子で作っても楽しい『簡単ラザニア』

主となる材料が缶詰と餃子の皮ですから、非常に簡単ですよね。下ごしらえ自体も5分もあればできてしまうという料理で、刃物もいりません。
テント内にこもりがちな冬キャンプで「工作感覚で楽しめる」というのは、親子でやるにもよいなと思います。それでいて「これでうまいのか?」をいい意味で裏切ってくれる美味しさがあります。
なお、余った餃子の皮は、ピザソースやミートソースを塗り、ピザ用チーズを乗せて1枚ずつ焼くとミニピザになります。物足りない時や朝食の際などにも使えるテクニックですよ。
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