【キャンプ民泊物件探しの道3】ふと舞い降りた最高の物件……がまさかの波乱 心を入れ替え本気モードに

「ここまでやったのに見つからない……」という状況が続き、心が折れそうになっていたある日。深夜にネットサーフィンをしていると、最高の賃貸情報を発見!

眺望も良く囲炉裏と縁側がある小さな古民家。バーベキューができるデッキとテントとタープが1張できそうなお庭がある物件。「一棟貸しでプライベートキャンプもできる!」という謳い文句の建物が掲載されていたのです。

すでに自分たちのやりたいことが形になっている物件が目の前に! と、深夜にふたりで大興奮。「朝になったら契約しに行こう!」と、わくわくしながら眠れない夜を過ごしました。

さて翌朝。契約用の印鑑を握りしめ、不動産屋さんに電話してみたところ……

「あ〜ここ1週間前に決まっちゃったんですよ。半年前から募集出してたんですけどようやく」

...…なんということでしょう。ニヤニヤしながら妄想を膨らませていた私たちは、一気に天国から地獄に。しかも半年前から掲載されていたなんて、われわれの目は節穴か...…。

画像: 『キャンプ民泊NONIWA』ができるまで #2 田舎でキャンプ場と物件を探すコツ

キャンプ民泊を志してから一番ショックを受けた瞬間でした。

泣きべそをかきながら夫婦で大反省会。後半は地元の人にお願いすることで探したつもりになっていたものの、基本である「自ら探すこと」を怠っていたのです……。

そこから心を入れかえ、インターネットの物件情報を頻繁にチェックするように。特に最新情報が更新されやすい月曜日は欠かさずに

さらに、条件とキャンプ民泊の構想を書いた「こういう物件探してます」企画書を作り、少しでも気になる物件があれば不動産屋さんに直接出向くようになりました。

【キャンプ民泊物件探しの道4】今度こそお宝物件発見 しかしまたもや立ちはだかる試練

そんなある日、ネット検索で妙に気になる物件を見かけます。
写真も外観のみ。見取り図もなんだか曖昧。でもGoogleマップで見ると、広めの土地が隣接している気配。

見学して一目見て気に入ったのが、こんなお家でした。

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

内装は秩父の古民家をそのまま移築、趣味の骨董屋巡りで集めたものをちりばめたこだわりよう。

画像5: 筆者撮影

筆者撮影

特注のオーブン付き薪ストーブ付きの厨房も本格仕様。

筆者撮影

離れのログハウスはアトリエに使用していたとか。

画像: 筆者撮影 お借りした後の画像

筆者撮影 お借りした後の画像

しかも家の隣はテントが5張はできそうな空き地で、同じ不動産屋さん管理という好条件。

画像7: 筆者撮影

筆者撮影

聞くと、ときがわ町を気に入った芸術家の旦那さんが、趣味の別宅として少しずつ作り上げていたとか。志半ばで病気で亡くなり、奥様が不動産屋に相談していたそうです。

「ここしかない!」と思ったものの、ここでも試練が立ちはだかります。

そもそもこの物件は「売物件」だったのです…!

周囲の環境がわからないまま購入してキャンプ民泊をはじめるのはかなりリスキー。「賃貸で探しているのですが……」とダメ元で相談すると、ありがたいことに大家さんに交渉してもらえることになりました。

【キャンプ民泊物件探しの道5】ようやく物件が決定! 今までの努力が身を結んだ瞬間

藁にもすがる想いで待つこと数日。不動産屋さんから「賃貸オッケーでした!」の連絡が!

聞くところによると、いろんな奇跡が重なっていたようで……

まず、不動産屋さんが『キャンプ民泊』という活動を面白がってくれ、大家さんにプッシュしてくれたこと。この物件を内見したお客の中でも、私たちの気に入り様が異常だったこと。

そして大家さんがご友人に「こんな人から問い合わせが来ている」と相談したところ、ときがわ町に通い詰めた甲斐あって、ご友人がたまたま私たちのことを知っていて太鼓判を押してくれたこと。

さらに、私たちがキャンプ民泊の夢を語っているYouTubeを大家さんが見てくれ、安心してくれたとのこと。顔を見て安心してくれ、ときがわ町を盛り上げてくれるなら……と特別に賃貸をOKしてくれたのでした。

まさに、今まで1年半通い続け発信活動をしたことが報われた瞬間。「これからもっと頑張ろう!」と引越しの準備に入ったのでした。

『キャンプ民泊NONIWA』ができるまで #3へ続く 〜慣れないDIY地獄〜

画像8: 筆者撮影

筆者撮影

キャンプ民泊の場所を見つけるまでの物語はここまで。

ようやく理想の物件が見つかりましたが、内装は未完成のまま。次回は、オープンまでに四苦八苦した準備編をお届けします。

お楽しみに!

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