【モーラナイフ】の正しい研ぎ方とおすすめの砥石を紹介 初心者はシャープナーもおすすめ!
「メンテナンスは面倒」と思う人も多いかもしれませんが、考えようによっては、メンテナンスまでじっくり楽しめるということ…!
ステンレスにしろ、カーボンにしろ、切れ味が落ちてきたら研ぐのが一番です。
実は筆者、職業訓練で1年木工をがっつり基礎から学び、ノミやカンナの刃を研ぐ毎日を経験したのですが、それにもかかわらず研ぎは大の苦手。
だからこそ、知識をつけて、丁寧に正しい研ぎ方ができるように今も意識しています。
刃物は使う砥石や研ぎ方を間違えると、逆に切れ味が悪くなります。
ただし、正しい研ぎ方を覚えれば、家庭の包丁やハサミ、屋外の刃物など、自分で研げるので一生ものの技術になりますよ。
【砥石の種類】#1000と#3000がおすすめ スエヒロ 研ぎ器 キッチン両面砥石 #3000/#1000 全ゴム台付 SKG-27
砥石は、紙ヤスリと同じで、数字によって目の細かさが異なります。数字が大きくなるほど、目が細かく、仕上げ研ぎに適します。
まずは#1000~#1200くらいの砥石で研ぎ、さらに切れ味を鋭くしたい方は#3000で仕上げるとよいでしょう。
▼おすすめの砥石はこちら
片面は#1000、裏は#3000と1つで研ぎを完結できる砥石。滑り止めのゴム足付きです。
【シャープナー】で研ぐのもアリ! おすすめはLANSKY(ランスキー) シャープナー ブレードメディック LSPSMED01
砥石で研ぐのは苦手という筆者のような方は、シャープナーを使う方法もあります。
▼おすすめのシャープナーはこちら
コンパクトなのでキャンプに携帯でき、キャンプ場で切れ味が悪いと思ったときにすぐに研げるのが便利。
【モーラナイフ研ぎ方】のコツは? 水で濡らしてから研ぎ始めよう
砥石やシャープナーは水で濡らしてから研ぎ始め、出た研ぎ汁は黒ずんでも捨てないでください。
力の入れ加減と角度を一定に、前後に押したり引いたりして研ぎ、最後に洗い流して水分を拭き取ります。
カーボンブレードの場合は、その後リップクリームやオイルを塗布します。
ハピキャンでは、オピネルのナイフを使って研ぎ方を動画で紹介していますので、こちらも参考になさってくださいね。
初心者におすすめの【モーラナイフ】を紹介! ブッシュクラフトやコンパニオンなど 用途別で選ぼう
種類が豊富なモーラナイフ。
公式サイトではアウトドア、キッチン、クラフトやカービングなど、用途によって分類されており、色や材質によっても名前が分けられています。
種類が豊富なのは選ぶ楽しさも広がり嬉しいのですが、迷ってしまうことも。
そこで、ビギナーにおすすめのモーラナイフを筆者が7つ選びました!
【モーラナイフのおすすめ①】コンパニオン ヘビー デューティー MG キャンプナイフ初心者にぴったり
ブレードはステンレスとカーボンを選べる、購入しやすい価格帯のナイフ。初めてのキャンプナイフにもピッタリの1本です。
「おぎやはぎのハピキャン(メ~テレ制作)」でも、おぎやはぎさんが初めての1本に選んでいました!
愛用者が多いので、メンテナンス方法や使い道などの情報を入手しやすい点も初心者には嬉しいですね。
▼カーボンはこちら
▼ステンレスはこちら
【モーラナイフのおすすめ②】ブッシュクラフト サバイバル 綺麗なカールができる!
モーラナイフのブッシュクラフトには、ブラック、オレンジ、デザートなど種類があります。
ブッシュクラフトサバイバルシリーズは、刃の厚みが3.2mmもあり、上からコンコンと叩くバトニングにも耐える丈夫さと、フェザースティックは綺麗なカールができる繊細さを兼ね備えています。
ファイヤースターターとシャープナーが付属するのは、ブッシュクラフトサバイバルシリーズならでは。
【モーラナイフのおすすめ③】カンスボル マルチ マウント 焚き火を前にクラフトが楽しめる
バトニングからクラフトまでこなせるマルチなナイフ。
ハンドルから刃先の中心あたりまでは刃が厚く、先端に向かうにつれ細くなるつくりになっています。
バトニングでは厚みのある箇所を叩き、フェザースティック作りや木工工作などの作業は先の方で繊細な作業が楽しめます。
【モーラナイフのおすすめ④】ガーバーグ スタンダード バトニング向けのスタンダードナイフ
ガーバーグシリーズの中でも最もシンプルで安いのがスタンダードです。こちらは、シースとベルトループのみが付いてきており、マルチマウントは付属しておりません。
ブレードの素材はステンレスです。フルタングなので柄の後ろの部分にもステンレスのブレードが出ています。ブレードの厚みは3.2mmもあるため、バトニングにも使うことが出来ます。
ナイフの重さは170gであり、握った時に重すぎず軽すぎずちょうどいい重さです。柄の部分はポリアミドという固めの樹脂を使っており、アーチがほどよく曲がっているため、握りやすいです。フルタングナイフですが、ブレードの金属を樹脂でフルカバーしていて、金属に直接触れる必要はありません。
ステンレスなので多少の水では錆びにくいですが、海水での使用はおすすめできません。どちらかというと、バドニングにおすすめの万能ナイフです。
【モーラナイフのおすすめ⑤】ロバスト カーボン素材で切れ味抜群のコスパ最高ナイフ
ブレードの素材がカーボンなのでメンテナンスが必須ですが、その分切れ味は抜群です。値段に対する切れ味のコストパフォーマンスは最高でしょう!
切れ味は箱出しの時からよく切れるため、研ぎ直す必要はないでしょう。ブレードは真っ平なフラットグラインドなので、初心者でも研ぎやすく心配する必要はありません。
ナイフの柄も握りやすく、手にフィットする形状になっています。ラバー製のグリップが慣れるのに少々時間がかかるかもしれません。
コスパ抜群のロバストですが、少々気になる点もあります。刃の先が少し欠けていたり、ブレードの背の部分が凸凹していたりしています。値段が安く大量生産である分仕方がないところです。性能には全く影響ないですが、気になる方は研いでみると良いでしょう。
【モーラナイフのおすすめ⑥】エルドリス スタンダード コンパクトで持ち運びも便利
こちらのナイフは全長約14.3cm、刃渡り約5.9cmとこれまでにないタイプの小さなナイフです。ナイフの持ち手部分には穴が開いているため、紐を通せば首にぶら下げることも出来ます。また、サイズ的にポケットに入れるのも可能です。
小ぶりの木ならバトニングも可能です。しかし、刃渡りが短いため、他のナイフのようにバトニング用に使うのは少々厳しいかもしれません。果物の皮を剥いたり、魚の締めに使ったりするのにちょうどいいと思います。
常に持ち歩いて、サッと取り出せるので様々な場面で活躍しそうです。首にぶら下げればファッションとしてもオシャレですね!
専用のネックナイフキットが付いたこちらのバージョンもおすすめです!こちらなら落とす心配もありません。
【モーラナイフのおすすめ⑥】フックナイフ162 ダブルエッジ 木製工芸品にぴったり
最後に少し変わったナイフを紹介します。シース付きのフックナイフです。スプーンやククサなど木を使って何か作りたい!という方におすすめです。フック状でくりぬく作業が簡単に出来ます。
木製マグカップであるククサについてと作り方はこちらの記事で紹介しています。
木製スプーンの作り方はこちらで解説中です。自分だけのオリジナルカトラリーなら、キャンプも普段以上に楽しくなるでしょう!
上記の記事では彫刻刀を使って掘っていますが、このナイフならカーブを作りながらサクサク掘れます!
両刃なので、左利きでも使うことが出来るのは嬉しい機能です。ただし、使う時には怪我をしないように気を付けてください。
休みの日に『フックナイフ』を使って、MYカトラリー作りを行ってみてはいかがでしょうか。
【モーラナイフ】はキャンプナイフ初心者にぴったり! メンテナンスしながら長く愛用しよう
もともと木工のために生み出されたモーラナイフは、木々が生い茂った里山や川沿いのキャンプにピッタリ。
自分にあった1本を選んで、メンテナンスしながら長く愛用していきましょう。
モーラナイフとともに、最高のキャンプを楽しんでくださいね。
▼ナイフ選びならこちらの記事もどうぞ!