【木製マグカップ「ククサ」の作り方:準備編】木材はヒノキをチョイス! 道具は東急ハンズで購入
今回使った材料や道具は、こちら!
〈上段左から〉
・15cm定規
・マジックペン
・シャーペン
・サイコロ型の木材(木曽ヒノキ:3辺共に100mm)
・紙ヤスリ(粗さ:#120、#240、#400)
〈下段左から〉
・ノミ(丸、平)
・クラフトナイフ
・ノコギリ
・木製ハンマー
![画像1: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/09/22/852d252851c80dda598b869c4a7ebebe4c69b1ca_xlarge.jpg)
筆者撮影
定規とシャーペン、マジックペン以外はすべて東急ハンズで購入。最低限必要な道具として揃えています。
木曽檜を選んだ理由
木曽檜は、長野県の木曽地域で育ったヒノキで、300年前の江戸では徳川家の城、今だと伊勢神宮の式年遷宮で使われている日本に馴染み深い木材です。
そんな木曽檜、なぜ今回のククサ作りに選んだのかと言うと
・耐久力がある
・加工しやすい
・光沢感があって仕上がりが綺麗になる
の3点から。
せっかく作るならできるだけ良い物を作りたい!でも、加工しにくいのは勘弁!…こんな理由から木曽檜を選びました。
さらに、「サイコロ型の形だから既にコップの形状に近い!」という、いかにも初心者ぽい観点からも選んだ理由のひとつです。
以下、筆者が使ったサイズと少し違いますが以下のサイズのヒノキでも問題はありません。
桧 CUBE90 純国産桧9cm角
材料と道具を揃えたところで実際にククサ作りの作業に入っていきます!
【木製マグカップ「ククサ」の作り方:作業編①】木材のククサの輪郭を描く! ノコギリでまずは粗削り
まずは「ククサ」の形をイメージしなければなりません。木材に輪郭を描くことから始めますが筆者の場合は、上から見た様子をシャーペンで下書きし、その上をマジックペンでなぞってみました。
ククサの写真を見て木材に描くイメージを練る
![画像: ククサの輪郭(上から見た図)を描きます (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/09/23/61d2de0661a7713d991141e08138dc1ac404a544_xlarge.jpg)
ククサの輪郭(上から見た図)を描きます
削る部分の目安を作り、罫書いた部分に沿って下のようなノコギリで荒削りしていきます!
石鋸工業 現場屋 折込万能鋸(本体)120mm INK-0534
まっすぐに切断する意識をもって焦らずに!
![画像: 切断しやすい持ち手の脇から始めました (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/09/23/fbe0941f81a8d2228c1625702b1fc21b5e7b5d2a_xlarge.jpg)
切断しやすい持ち手の脇から始めました
![画像: 次にカップの脇を切断していきます (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/09/23/25737e605c4e1cbf2e496a91759514112795d1ac_xlarge.jpg)
次にカップの脇を切断していきます
そしてノコギリで切断(荒削り)してできたのが以下です。
![画像: 無理しないようにカップの丸い部分を荒削りします (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/b58689306b878598ae13dc4a83f93df9a4d28535_xlarge.jpg)
無理しないようにカップの丸い部分を荒削りします
![画像: 持ち手部分の脇を削った様子 (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/5f1a7078b93f0ba80a57e9f572d9bd969b251299_xlarge.jpg)
持ち手部分の脇を削った様子
カップの脇1カ所と持ち手の両サイドを削りました。
写真では数か所削りかけの部分がありますが、筆者の技量がないため、ここは「削りすぎちゃいそうだな」と直感し緊急回避。荒削りは攻めすぎないのもポイントです。
〈作業時間:30分(罫書き10分/荒削り20分)〉
【木製マグカップ「ククサ」の作り方:作業編②】クラフトナイフでククサの輪郭を形成! 慎重さがコツ
続いては、荒削りでは削れなかった部分をクラフトナイフで削ぎ落していきます。クラフトナイフはケガしやすいので、慎重に作業するのがコツです。
オルファ(OLFA)クラフトナイフL型 34B
角という角を丸くしていきます。
![画像: 削る面が多いので根気が必要です (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/36abf9b76bf9a15e003ba76d9536ec42552a1538_xlarge.jpg)
削る面が多いので根気が必要です
側面をしっかりと丸ませていきます。
![画像2: 筆者撮影](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/24cbb60d9b2a4963c9750f241d192186bae16617_xlarge.jpg)
筆者撮影
念入りな微調整のすえ、だいぶコップ状の丸みを帯びてくれました。
![画像: 側面の様子 (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/a12798a5c7df3e05142e7adc890dfad69b9473e5_xlarge.jpg)
側面の様子
![画像1: 正面(上から見た様子) (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/30/7612ca05a9dd29918f67ea44a710abf68039cd0e_xlarge.jpg)
正面(上から見た様子)
角があった部分を徹底的に仕上げました。
制作工程の画像では伝わりにくいと思いますが、休まず一気に削り切っていたのでクラフトナイフを押し出す指が痛くなりました(ケガはしてませんよ)。
集中力も回復するし休憩すれば良かったかな。皆さんは、こまめに休憩してくださいね。
〈作業時間:3時間〉