普段はDIYのような創作活動から遠い生活を送っている筆者が、イチから木製のスプーン作りに挑戦してみた模様をお届けします。初心者+手先が不器用な筆者でも、(けして素晴らしい作品とまではいきませんが…)半日で完成できたので製作は難しくないと言えます。また、自分で作った物には愛着が湧いてきます。本記事では参考までに、材料から製作道具、作業工程まで紹介させていただきますので、皆さんも世界にひとつだけのカトラリー作りに挑戦してくださいね。
【作業④】スプーンの〝つぼ〟部分を彫る! 3種類の彫刻刀を使い分けて作業効率と完成度をUPさせよう!
スプーン「つぼ」を作る
厚みを想定しながら一番最初に彫刻刀を入れるために最適な「平刀」、丸みをおびた〝つぼ〟を作る上で主役になる「丸刀3mm」、さらに狭い部分で活躍する「丸刀1.5mm」、この3種類の彫刻刀を使い分けて、彫っていきます。
本喜秀 鋼付彫刻刀 平刀 3mm
本喜秀 鋼付彫刻刀 丸刀 3mm
三木章 パワーグリップ彫刻刀 丸1.5MM
〈ポイント〉力を入れすぎないように注意
彫刻刀をしっかり両手で掴んで優しく扱うのが、ケガ予防と完成度に直結します。
![画像: 丸刀 3mmで掘っている様子 (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/12/0c7a7a7e425be16957abfacb8d1e32f56e9ebe5e_xlarge.jpg)
丸刀 3mmで掘っている様子
(筆者撮影)
![画像: スプーンの〝つぼ〟部分の形が見えてきた (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/12/017c88003c180e1fbe39e2fabcfc6d6eacc9f704_xlarge.jpg)
スプーンの〝つぼ〟部分の形が見えてきた
(筆者撮影)
「スプーン」と呼べるような形になってきました。不器用な初心者ながら、まぁまぁな〝つぼ〟が作れたかと思います。
〈作業時間:1時間30分〉
【作業⑤】紙ヤスリで磨いていく! 100番台の粗目紙ヤスリで始めて400番台で仕上げをします
紙ヤスリでスプーンを磨く
作業工程は終盤に向かいます。次に紙ヤスリでスプーンを磨いていきます。
BIGMAN(ビッグマン)紙ヤスリミニセット #120 #240 #400 18枚入り
〈ポイント〉色々な番手の紙ヤスリを使用しよう
番手の違う数種類ある紙ヤスリを用意し、ひたすら磨いていきます。
![画像: 紙ヤスリは若い番号の物から使う!筆者の場合 #120→#240→#400を使用 (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/12/0c803521107f777c290b2b6106b40257b3a575e1_xlarge.jpg)
紙ヤスリは若い番号の物から使う!筆者の場合 #120→#240→#400を使用
(筆者撮影)
一心不乱に磨き続けた結果、見事に丸み帯びてくれました。
![画像: 最終的に400番で磨いた結果 (筆者撮影)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783446/rc/2020/08/12/3b7433472e36bf549fb27efad91f7035e37796de_xlarge.jpg)
最終的に400番で磨いた結果
(筆者撮影)
肌さわりがイイ感じに。口に入れてもケガしないぐらいツヤツヤです。
〈作業時間:30分〉