本格ビーフシチューがルー・デミグラスなしで簡単に作れる! ストーブの火力を活かして料理するのは冬キャンプの楽しみ!
冬キャンプ楽しいですよね。私はサーカスコットンというワンポールテントを持っているのですが、このテントに籠り、朝から晩まで薪ストーブでずっと遊ぶソロキャンプが大好きです。
ストーブ(薪ストーブ、もしくは灯油ストーブ)を使ったキャンプでは、その火力を利用し、料理を行うとより楽しいですね。
今回は、そうした冬用メニューの中から、ビーフシチューをご紹介します。なんとルーもデミグラスソースも使わない本格派です。
【本格ビーフシチューレシピ】調理器具はダッチオーブン! 仕込みは前日&時間はかかるけど簡単本格ビーフシチューが楽しめる
キャンプ前日から仕込む必要があり、時間はかかりますが結構簡単ですし、じっくり煮込むことで、笑っちゃうほど美味しくなります。炭火やガスコンロでも調理可能ですので、ストーブをお持ちでない方も是非参考になさってください。
本格ビーフシチューの食材(4人前)
- 牛すね肉 …350g
※なければモモ肉やバラ肉でも可。 - タマネギ …小2個
- セロリ …1本
- ニンジン …1/2本
- ジャガイモ …中1個
- ホールトマト …1缶
- ブラウンマッシュルーム …大4個
- 赤ワイン …500ml
- ブイヨン …2個
- 塩 …適量
- ローリエ …2~3枚
- 強力粉 …50グラム
- バター …50グラム
本格ビーフシチューに必要な道具
- シチューを煮込むダッチオーブン、もしくは鍋
- ルーを作る小さな鍋
- お玉
- ゴムべら
- 包丁、まな板
- ジップロック(Lサイズ)
- ストーブ、もしくはコンロ、および燃料(ストーブならゴトクも)
【ビーフシチューレシピ:仕込み】具材を切ってワインに漬けたら仕込み完了! 2〜3日前にやるとさらにビーフシチューの美味しさUP
1)
まず、調理はキャンプ前日、できれば2~3日前に下処理を行います。最悪出発の朝には終えてください。面倒なようにも聞こえますが、早くやっておけば現地での作業は減りますし、確実に美味しくなります。
そのやるべき下処理ですが、まずは牛肉を一口サイズにカットします。合わせて、タマネギは薄切り、セロリはみじん切り(葉の部分は使わない)、ジャガイモ、ニンジンも皮をむいて食べやすい大きさに切ってしまいましょう。
2)
カットした肉類と野菜類をジップロックに入れて、赤ワイン(すべて)をそこに注ぎ、密封します。空気はなるべく入れないようにしてください。大きな鍋などに水を張って、そこにジップロックをある程度沈めながらチャックを閉めるとかなり空気が抜けます。
この状態で冷蔵し、ワインがまんべんなく行き渡るようたまにひっくり返しながら冷蔵します。
3)
赤ワインが浸透した食材がこちらです。キャンプに赴く際は、他の食材と一緒にクーラーボックスに詰めておきましょう。
【ビーフシチューレシピ:煮込み】デミグラスソースなし本格ビーフシチューの作り方 ストーブ×ダッチオーブンで冬キャンプを満喫
4)
ここからはキャンプ場での作業です。まずはルーを作成します。小さな鍋に強力粉とバターを入れ、ストーブやバーナーなどで加熱し、焦げ付かないようにゴムベラでかき混ぜます。しばらくすると練り上げられた強力粉が茶色になり、粉っぽい部分はなくなります。これでルーは完成です。
5)
ダッチオーブン(もしくは大きな鍋)をストーブや炭火で十分に熱し、ワインに漬け込んでいた肉と野菜を炒めます。
表面に焼き色がつけばOKです。ワインも使うので、捨てないようにしましょう。
6)
ルーをゴムベラでこそぎ落とすようにして、すべて鍋に入れます。
漬け込んでいた赤ワインとホールトマト、マッシュルーム、ローリエ、ブイヨンを入れてから塩少々を振って味を調え、蓋をして煮込みます。煮込み始めにアクが出るようなら、ざっとでいいのですくっておきましょう。吹きこぼれがないように、ある程度火が通ったら、ゴトクを使って直接鍋がストーブに触れないようにしましょう。
7)
たまにかき混ぜながら最低1時間程度は煮込みましょう。ガスを使うなら30分程度でもいいかと思います。
私の場合は昼から煮込み始めて、夜7時ぐらいまでは煮込んでいます。その間ストーブを止めることもありますが、煮込み料理は冷めていく時間帯が一番味が浸みこみますので、火を止めても問題はありません。味見をして味が薄いと感じる時は、塩を少量足すと味がまとまりやすいです。煮詰めすぎた時は赤ワインか、なければ水を足しましょう。