日増しに寒さが厳しくなり、焚き火が一層楽しい時期になりました。そこで今回は、焚き火をさらに楽しむためのギア『joule(ジュール)』で遊んでみました。ドリンクやスープを温められるユニークなアイテムなのですが、特にビール好きな人には『joule』を使った黒ビールをぜひ味わっていただきたい!キャンプの楽しみがまたひとつ増えますよ。
焚き火の新しい楽しみ方を提案する『joule』
今回使用するギアは、アウトドアブランド「tougu(トウグ)」の『joule(ジュール)』。この手のひらサイズの金属製アイテム、一体どう使うのか気になりますよね?
実はこれを焚き火の中に入れておくと、700℃を超える焚き火の熱を蓄え、その熱で冷えたドリンクやスープを瞬時に温めることができるんです!
焚き火は眺めるだけでも最高!でも、焚き火の熱を使ってほかの楽しみ方ができたら、もっと素敵ですよね。
そこで、今回は『joule』と別売りの専用ピッカー『joule picker』を使って、どんなことができるのか試してみたいと思います!
『joule』スペック
- サイズ:約 W90 x H28mm
- 重量:約 300g
- 材質:Stainless Stell
- 価格(税込):6,820円
『joule picker』スペック
- 価格(税込):3,850円
『joule』の購入は、tougu公式サイトから→ tougu
▼touguとは?
名古屋のお寺「東別院」で開催されるキャンプイベント「URBAN NIGHT OWL(以下、UNO)」の運営チームから生まれた日本ブランド。使う人々の心を刺激し、アウトドアの楽しさを再発見させるようなギアの開発を行う。
「おひがしひおこし」など、焚き火が楽しめるUNOのイベントでは、実際にtouguのギアを体験できる機会も提供している。
▼ハピキャンが出展したイベント「ドデ祭」では、UNOが幻想的な焚き火空間を演出してくれました♪「ドデ祭」の様子はこちら!
【検証レビュー】『joule』でいろいろ温めてみた!
それでは、さっそく『joule』を焚き火の中に投入。15分ほど放置し、熱々になった状態で検証していきましょう!
検証1:冷めたコーヒー
まずは冷めたコーヒーから。『joule』を入れると、たちまちグツグツ、ジュワ~っと音を立てながら温めがスタート。
ほんの10秒でアツアツのコーヒーに戻りました!
冬の間はホットコーヒーを淹れても、すぐに冷めてしまいますよね。そんな時こそ『joule』が大活躍しそうです。
検証2:インスタント味噌汁
続いて、インスタント味噌汁です。
こちらもしっかりと温められました。味噌の風味が強いためか、焚き火の風味を感じることはできなかったものの、普通の味噌汁として十分に美味しくいただけました。
味噌はグツグツと沸騰させると風味が飛んでしまうと聞いたことがありますが、焚き火ついでに作れちゃうのは便利!
検証3:味噌汁に刺身を投入!石狩鍋風
ここで、ちょっと挑戦的な検証をしてみましょう!先ほどのインスタント味噌汁に、具材を追加し、「石狩鍋風」の味噌汁を作ってみます。
具材は、ネギ、サーモン、エビの3種類。安全のため、サーモンとエビは生食用を使用し、小さめにカットしました。
グツグツ、ジュワジュワ~
10秒後にはサーモンの色が変わり、まるで火が通ったかのように見えました。実際に食べてみると、生っぽさは感じられません!
具材が多ければ多いほど熱が伝わりにくくなると思うので、具材を小さくカットしたり、加熱時間をさらに10秒加えたりするなど工夫すれば、時短アイディア料理が作れちゃうかも!?
【なにこれ!美味すぎ!】黒ビールでぶっ飛んだ!
ここで、いよいよお楽しみのアルコールタイム。これまでは「温める」効果を試してきましたが、黒ビールに『joule』を使って、「美味しさ」をさらに引き出してみます。
なぜ普通のビールではなく黒ビールを使うのかというと、黒ビールには糖分が多く含まれ、泡がカラメル化しやすいため。温めることで甘みや香ばしさが際立ち、その美味しさが一層引き立つのです。
実はこれ、ドイツ生まれの「ビアスパイク」という飲み方と同じで、『joule』ならこのビアスパイク体験を楽しめるんです!
※ビアスパイクとは?
鉄の棒を熱して黒ビールに浸し、泡をカラメル化させて味わうドイツの伝統的な飲み方。
まずは、『joule』本体の2/3程度までビールに浸します。すると泡が増えていき、、、
泡がたっぷり発生したら、泡の部分で『joule』をゆっくり動かしてカラメリゼします。きめ細やかな泡が見るからに美味しそう……!
そのお味はというと、、、
黒ビール特有の甘みとロースト香がふくよかに広がり、温かくクリーミーな泡だけでも十分に贅沢な味わいです。
私の知っている黒ビールの味わいとは別次元でしたので、口に含んだ瞬間、「なにこれ!」と思わず声が出てしまいました。
そして、温かな泡と冷たい黒ビールが織りなすコントラストが驚くほど新鮮。
泡が沸き上がる楽しさだけでなく、味わいも文句ナシ。もう、すっかり病みつきになってしまいました……!
【追加検証】コーラにも使える?相性が悪いドリンクは?
自宅に帰り、黒ビールに使えるなら、糖分が多い炭酸飲料も同じように楽しめるのでは?と思い、コーラも試してみました。
しかし、泡が思ったほど出ず、少し炭酸が抜けたぬるいコーラになっただけでした。
調べてみると、コーラなどの炭酸飲料には泡をキープさせる成分が少ないため、泡がすぐに消えてしまうようです。
次回は、黒ビール以外のビールやシャンパンなどでも試してみたいですね!
また、カフェラテやほうじ茶ラテなど、ミルクを使ったドリンクともあまり相性が良くないようです。
ドリンクを温める用途には問題なく使えますが、高温になることでミルクのたんぱく質が分解されてしまうため、栄養を気にされる方はご注意ください。
【推しポイント】五感に響く!グルキャンにもおすすめ
ドリンクやスープをほんの10秒でアツアツにしてくれる『joule』。その実用性はもとより、個人的に強く感じた『joule』の推しポイントは以下の2点です。
1.グツグツ、ジュワ~、五感への刺激がスゴイ
『joule』を焚き火でしっかりと熱してドリンクに投入すると、「グツグツ」「ジュワ~」といった音が耳を楽しませながら、視覚的にも驚きを与えてくれます。
そして、カラメル化されたほろ苦い香りが広がり、五感を刺激。いつもの焚き火が、贅沢なアクティビティに変わります。
静けさに包まれた夜の焚き火タイム。爆ぜる薪の音をBGMに、『joule』で贅沢なひとときを楽しみたいですね。
2.グルキャンで盛り上がること間違いなし
『joule』をドリンクに投入する瞬間、まるで魔法のような変化に誰もが驚くはず。そんな驚きと感動を届けられる『joule』は、グルキャンでの話題作りや盛り上がりにピッタリ!
特にビール好きのキャンプ仲間には、『joule』で温めた黒ビールをプレゼントしてあげるのがおすすめです。さまざまな種類のビールで味比べするのも楽しそうですね!
『joule』は焚き火がもっと楽しくなるギアでした!特に冬はいいぞ
『joule』を使った黒ビールの味わいは、衝撃的でした。この美味しさだけでなく、驚きやワクワクを与えてくれるので、キャンプのマンネリを脱却するためのアイテムとしてもおすすめです。
また、焚き火やビール好きな人へのプレゼントにも最適!寒い時期には、特に楽しめるギアだと思います。ぜひ『joule』を手に取り、まずは黒ビールを堪能し、いろいろ温めて遊んでみてくださいね♪
今回紹介したタイプの他にも、持ち手付きのロングタイプ『joule PRO』(税込19,800円)も販売されています。ぜひ公式サイトよりチェックしてください!
『joule』の購入は、tougu公式サイトから→ tougu
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