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まずはフェリーでクルマごと小豆島へ!船内では香川名物や島探しも楽しめちゃう!?
香川県の小豆島は、瀬戸内海の島々の中で2番目に大きい島。観光名所も多数あり、1年を通して人気のスポットです。
今回筆者は、クルマとともにフェリーに乗り、キャンプ場へ向かいました。まずは、小豆島へのアクセス方法や、フェリー内の様子についてレポートします。
小豆島へのアクセス方法
小豆島はほかの島と陸路でつながっていないため、船に乗っていく必要があります。
小豆島へ行く船は、クルマやバイクも乗船できる「フェリー」と、人だけ乗船できる「高速艇」の2種類。2024年3月現在、小豆島を結ぶ航路は以下の通りです。
- 高松港~土庄・池田港:フェリー(約60分)
- 高松港~土庄港:高速艇(約35分)
- 高松東港~坂手港:ジャンボフェリー(約70分)
- 新岡山港~土庄港:フェリー(約70分)
- 宇野港~土庄港:フェリー(約90分)
- 姫路港~福田港:フェリー(約100分)
- 神戸港三宮新港~坂手:ジャンボフェリー(約200分)
各港へ到着後は、クルマやバスなどで小豆島ふるさと村キャンプ場へ向かいます。土庄港や池田港がキャンプ場に近く便利ですが、一番遠い福田港からでも、クルマで40分程度でキャンプ場へ到着できます。
筆者が利用した土庄港からは、クルマで約20分とアクセス良好でしたよ。
クルマでのフェリー乗船の流れ
筆者が利用した「高松港~土庄港(フェリー)」ルートでの、クルマでの乗船の流れは以下の通り。
- 港の入口に係員がいるので、誘導に従い、クルマに乗ったまま所定のレーンに並ぶ
- 車検証を持って、切符売り場で乗船券を購入
- 乗船までクルマの中で待機
- 係員の誘導で乗船後、クルマを停め、階段またはエレベータで客室へ移動
- 客室で思い思いに過ごす(うどんなど軽食販売あり)
- 港に近づいたら、クルマへ戻る
- クルマに乗って下船
クルマにキャンプ道具などを置いたままでOKなので、フェリー移動は子連れでも思っていた以上にラクチン。さらに1日15便も出ているため、港での待ち時間が少なく、ストレスフリーで乗船できました。
船内ではうどんなどの軽食も
利用した「しょうどじま丸」には、家族で向かい合って座れるテーブル席や、カーペット席、リクライニング席などがあり、到着まで快適に過ごせました。
売店ではうどんやご当地お菓子などが販売されており、香川名物も楽しめますよ。
またフェリーからは、小豆島の周りに点在するたくさんの島を見ることができます。
我が家では、ユニークなコメントが魅力の「ツーリングマップル」を片手に「あれが人間より牛の数のほうが多い『小豊島(おでしま)』だって!」など、船からの眺めを楽しめました。
デジタルツールが身近になった昨今、紙の地図をじっくり眺めながら移動を楽しむのも貴重な時間ですね。
専用トイレ&シャワー付きのオートサイトも!「小豆島ふるさと村キャンプ場」の区画&設備を紹介
小豆島ふるさと村キャンプ場は設備が充実しており、初心者からベテラン、ソロからファミリーまで快適にキャンプを楽しめます。
ここからは、「小豆島ふるさと村キャンプ場」の各サイトについてレビューしていきます。
小豆島ふるさと村キャンプ場
- 住所:〒761-4301 香川県小豆郡小豆島町室生2084-1
- TEL:0879-75-2266
- 公式サイト:https://www.shodoshima.jp/camp/
- チェックイン:オートキャンプサイト・テント専用サイト/14時、オートキャビン・トレーラーハウス/15時
- チェックアウト:オートキャンプサイト・テント専用サイト/翌11時、オートキャビン・トレーラーハウス/翌10時
- サイト数:オートキャンプAサイト/16サイト、オートキャンプBサイト/7サイト、テント専用サイト/13サイト(内8サイトは少人数サイト)、オートキャビン/4棟(各定員7名)、トレーラーハウス/2棟(各定員5名)
- 利用料金:オートキャンプAサイト/6,600円、オートキャンプBサイト/3,300円、テントサイト/2,200円(レギュラーサイズ区画。少人数区画は680円)、オートキャビン/11,000円、トレーラーハウス/8,400円~
オートキャンプサイトA
筆者が利用したオートキャンプサイトはA、設備の充実度が魅力。各サイトに専用の温水シャワー・水洗トイレ・テーブル&ベンチ・炊事場を備えています。
外灯はシャワー室内のスイッチでON/OFFが可能。炊事中は点灯、焚き火タイムには消灯など、使い分けができて便利です。
1区画のスペースは約10m×10mで広々としており、筆者が愛用している2ルームテント(コールマン「タフスクリーン2ルームハウス」)も問題なく設営できました。
重量:約17kg
耐水圧:約2000mm(フロア:約2000mm)
定員:4~5人用
材質:フライ/75Dポリエステルタフタ、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルオックスフォード、ポール/アルミ合金/スチール
また、各サイトは植え込みなどで仕切られているため、プライベート感を重視したい方は、オートキャンプサイトAがおすすめです。
サイトの地面は芝生で、小さい子ども連れでも安心。日差しを遮る木々などはないため、暑い季節はタープなど日よけ対策が万全にしたいですね。
オートキャンプサイトB
オートキャンプサイトBの広さは約8m×8m。各区画が植え込みなどで仕切られていないため、グループキャンプに便利な印象でした。
トイレや炊事場は、共同施設を利用します。
テント専用サイト
テント専用サイトは、クルマの乗り入れができないサイト。利用料が安く、バイクでのキャンプツーリングや、公共交通機関を利用した徒歩キャンプに最適です。
オートキャンプサイトBと同様に、トイレや炊事場は共同施設利用となります。
オートキャビン
オートキャビンの区画は、木製のかわいい建物が魅力。キャビン前のスペースでBBQができるほか、屋外には専用のトイレ・シャワー・炊事場が完備されています。
エアコンや寝具などはないので、テントを持っていない方や、荷物を減らしたい方にピッタリです。
トレーラーハウス
トレーラーハウスは、オープンデッキを備えたコンパクトな区画。トイレや炊事場は共同施設の利用となりますが、エアコンと冷蔵庫があるため、暑い季節も安心して利用できます。
シャワーやお風呂も付いていませんが、小豆島にいくつかある温泉に立ち寄ってみるものおすすめですよ。
管理棟
チェックインは「小豆島ふるさと村キャンプ場」内の管理棟で行います。
筆者は間違えて手前の「道の駅小豆島ふるさと村」の受付に行ってしまったので、間違えないよう注意してくださいね。
管理棟内の売店には、薪や炭などひととおりの物が揃っています。
【小豆島のオススメスポット】日本三大渓谷美「寒霞渓」、エサやり体験もできる「お猿の国」など
観光地としても人気の小豆島には、ぜひとも立ち寄りたいスポットが目白押し。特に島の南側に見どころが多く、南側の中央に位置する「小豆島ふるさと村キャンプ場」は観光拠点としても最適です。
寒霞渓
小豆島を代表する観光スポット「寒霞渓(かんかけい)」は、日本三大渓谷美のひとつとして賞される景勝地です。
島の最高峰、星ヶ城(ほしがじょう)山と四方指(しほうざし)の間にある渓谷で、クルマやロープウェイでアクセスできます。時間と体力があれば登山もできますよ。
寒霞渓には展望台がいくつかありますが、ロープウェイ山頂駅そばの展望台は、筆者が利用した日には観光客でやや混雑していました。
そこでオススメなのが、山頂駅から歩いて5分ほどの「鷹取展望台」。絶景ですが人が少ない穴場スポットで、ゆっくりと眺めを楽しめます。
山頂駅にはフードコーナーやレストランもあります。特にフードコーナーのもみじ葉エキス100%配合の「寒霞渓もみじサイダー」(400円)は、旅の疲れが取れる甘酸っぱさが絶品でした。
ロープウェイ山頂駅には、1990年完成当時には類を見ない豪華な造りで話題となった、総工費1億円の通称「1億円トイレ」があるので、お見逃しなく。
銚子渓お猿の国
「銚子渓お猿の国」では、香川県の天然記念物に指定された野生のお猿さん達が約500匹、自由に暮らしています(入園料は大人450円、小人250円)。
えさやり体験ができたり、子ザルを間近で見られたりと、特に子供は大興奮でした。
小豆島オリーブ園
2019年に開園100周年を迎えた「小豆島オリーブ園」では、オリーブの原木や森の中を散策できるスポット。レストランや売店も充実しているため、旅の休憩にもピッタリです。
特にファミリーにオススメなのが、20世紀を代表する彫刻家「イサム・ノグチ」の遊具彫刻。子どもが遊具を満喫しつつ、大人はアートを楽しめます。
小豆島ラーメンhishio エンジェルロード店
土庄港からクルマで7分の「小豆島ラーメンhishio エンジェルロード店」は、テーブル席や子供用カトラリーがあり、子連れでも入りやすいラーメン店。
看板メニューの「醤(ひしお)そば」は、小豆島の天然醸造の蔵、ヤマロク醤油を使用した秘伝ダレのスープが楽しめます。
キャンプの買い出しには「マルナカ新土庄店」がオススメ!
食料品の買い出しは、土庄港からクルマで5分の「マルナカ新土庄店」がオススメです。温泉も隣接しているため、キャンプ前後の入浴にもピッタリですよ。
小豆島をまるごと楽しもう!キャンプなら島の自然をより身近に感じられる
筆者は小豆島を訪れるのは10年ぶりでしたが、キャンプは今回が初めて。キャンプをすることで小豆島の自然を身近に感じ、前回とは違った魅力を発見できました。
島キャンプならではの非日常感が楽しめるうえ、使い慣れたクルマで島内を走れるので、子連れでもストレスなく周遊することができましたよ。
小豆島のキャンプはこれからがオンシーズン。島ならではの雄大な自然やアクティビティ、グルメと一緒に楽しんでみてくださいね。