冬キャンプに向けて、石油ストーブをチェックしている人も多いのではないでしょうか?本記事では、スノーピークから販売されている2種類の石油ストーブ、『タクード』『グローストーブ』について解説します。加えて、『グローストーブ』のベースとなった『トヨトミ/レインボーストーブ』や他社製品と比較しながら、スノーピークのストーブならではの魅力に迫ります!

グローストーブとトヨトミレインボーストーブを比較! 高いけどスノーピークが欲しくなっちゃう理由とは?

ここからは、『グローストーブ』について深堀りしていきましょう。

モデルとなった『トヨトミ/レインボーストーブ』と比較しながら、『グローストーブ』の魅力をお伝えします!

価格差は2倍以上!? レインボーストーブとグローストーブのスペック比較

画像: ライター「いく子」撮影 トヨトミ『レインボーストーブ RB-25F ホワイト』 happycamper.jp

ライター「いく子」撮影 トヨトミ『レインボーストーブ RB-25F ホワイト』

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『グローストーブ』はトヨトミのOEM製品で、下部分はトヨトミの『レインボーストーブ』とほぼ同じです。

しかし価格を比較すると、『グローストーブ』が54,780円、『レインボーストーブ』は34,870円。Amazonや楽天などのECサイトでは『レインボーストーブ』が25,000円程度で入手でき、その価格差はなんと2倍以上です!

トヨトミなら、キャンプにマッチするランタン調デザインのものも、Amazonで3万円以下で購入できます(2022年11月価格)。

画像7: 【スノーピーク製ストーブ4選】グローストーブとタクードの魅力は? トヨトミレインボーや他社との違いも解説
トヨトミ 対流型 石油ストーブ ランタン調 (木造7畳まで/コンクリート9畳まで) 日本製 ダークグリーン RL-251(G)
本体:幅38.8×奥行38.8×高さ48.6cm
本体重量:6.2kg
タンク容量:4.9L
暖房出力:2.50kW~1.25kW
7色に輝く炎、およそ40Wの明るさ
¥28,078
2022-10-15 16:00

以下の通り、スペック情報を比較しても数値はほぼ変わりませんので、価格を抑えたい人には間違いなく『レインボーストーブ』がおすすめです。

グローストーブ KH-100-BKトヨトミレインボー RB-25M
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サイズ388×388×474(h)mm388X388×474.5(h)mm
重量5.9kg6.2kg
点火方法電池電池
燃料消費量2.54kW(0.247L/h)2.5kW(0.243L/h)
油タンク容量4.9L4.9L
燃焼継続時間20時間20時間
安全装置対震自動消火装置
(しん降下式)
対震自動消火装置
(しん降下式)
公式価格(税込)54,780円34,870円
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スペックが同等にも関わらずこれほど価格差があると、「スノーピーク、高すぎじゃない?」「スノーピークを選ぶメリットって……?」なんて思ってしまう人もいるはず。

でもご安心ください。もちろんありますよ!スノーピークならではの魅力が。

ここからは、スノーピークオリジナル機能を搭載した『グローストーブ』の魅力をご紹介していきます!

ポイント1:360℃暖かい輻射式! 燃焼筒と天板に鉄板を使用

画像: ポイント1:360℃暖かい輻射式! 燃焼筒と天板に鉄板を使用

『レインボーストーブ』は、ガラスの中を熱が上昇し、ストーブ上部から熱を放つ「対流式」。対流式は部屋全体を暖めるには効果的ですが、ストーブの近くにいても暖かさを感じられないデメリットがあります。

一方、グローストーブは「赤熱式」です。赤熱筒から360°方向に熱が放出されるため、ストーブの周りに座ってぬくぬく過ごしたり、かじかんだ手を当てて温めることができます。

2製品の燃料消費量こそ変わりませんが、『グローストーブ』には遠赤外線効果もプラスされるため、暖かさの感じ方はかなり違います。

ポイント2:アウトドアに重宝する水平器付き

画像: 編集部撮影 右奥のヒートガード下に見えるのが水平器

編集部撮影 右奥のヒートガード下に見えるのが水平器

通常、石油ストーブは平地で使用することを想定して作られています。しかし、アウトドアでは傾斜のある場所に設置するケースも多いですよね。

そこで、『グローストーブ』には水平器が設置されています。

本体が傾いていると給油目盛りが正確な数値を出せず、給油し過ぎて漏れてしまった……!なんてことも。アウトドアでの使用を想定している人には嬉しい機能です。

ポイント3:スノーピークらしいスタイリッシュなデザイン

画像2: 編集部撮影 happycamper.jp

編集部撮影

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スノーピークファンはもとより、見た目へのこだわりが強いキャンパーには、『グローストーブ』のデザインは刺さるのではないでしょうか?

ワイヤーのガード数が『レインボーストーブ』よりも少なく、太くカクカクしています。力強くワイルドなデザインで、カッコいいですよね。

クールなキャンプギアの中に置いても、全く違和感がありません。

画像3: 編集部撮影 happycamper.jp

編集部撮影

happycamper.jp

お馴染みのロゴは、着火口のカバー部分に小さく刻印されています。

シンプルでありながらオーラ全開。自宅でもキャンプでも映えるデザインは、スノーピークならではですね。

ただし気になるポイントも……!

ガードごとの隙間が広いため、子どもやペットの手が入ってしまいそうです。ファミリーキャンパーやペットのいるご家庭には、心配なポイントかもしれません。

安心して使いたい人は、ストーブガードを設置するのがおすすめです。

他社の石油ストーブとスペック比較! グローストーブはコンパクトな実力派

最後に、『グローストーブ』と他社の石油ストーブを比較してみます。

サイズ重量燃料消費量タンク容量燃焼継続時間
スノーピーク
グローストーブ
388×388×474(h)mm5.9㎏2.54kw(0.247L/h)4.9L20時間
newアルパカストーブ
コンパクト
350×350×405(h)㎜6.6㎏3.0kw(0.293L/h)3.7L10時間
アラジン
BF3911
405×388×551(h)㎜8.5㎏2.68kw (0.26L/h)4.1L15時間
フジカハイペット
KSP-229-21C
310×310×432(h)㎜5.6㎏2.5kw(0.26L/h)3.6L㎜12時間
コロナ
SL-66D2
460×460×598(h)㎜11.2㎏㎜6.59kw(0.640L/h)㎜7L10.9時間
PASECO(パセコ)
3100S
325×325×441(h)mm5.2㎏3.0kw(0.295L/h)5.3L18時間
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『コロナ/SL-66D2』のパワーやタンク容量は段違いですが、燃費が良いとは言えず、さらに大きさ・重量ともに大きくなってしまうのが気になるポイント。

▼よりハイパワーの『コロナSL-66H』をハピキャンライターがレビューしています。

筆者が愛用している韓国製の『パセコ/3100S』も、数値を見ると『グローストーブ』に並ぶ良い結果を出していますが、日本ではJHIA認証未取得のため屋外専用なのが気になります。

2万円を切るコスパの良さはおすすめですが、安心して使いたい人にはネックポイントとなりそうです。

画像8: 【スノーピーク製ストーブ4選】グローストーブとタクードの魅力は? トヨトミレインボーや他社との違いも解説
PASECO(パセコ) 対流型 石油ストーブ WKH-3100S ブラック
出力:3.0kw/h
タンク容量:5.3ℓ
燃焼時間:約18時間 (燃料消費量:0.295ℓ/h)
製品サイズ:Φ325mm×441mm
重さ:5.2kg
耐震消火装置付き
※屋外使用専用
※日本語取扱説明書付き
※保証期間:1年
¥18,999
2022-10-17 22:36

一方グローストーブは、サイズ感や燃焼効率などのバランスが取れており、アウトドアシーンで使いやすい石油ストーブと言えます。少ない給油回数で済む点も、日常使いする人に高評価のようですよ。

……となると、問題は価格だけ。石油ストーブは長く使えるアイテムなので、燃料コストや日々の快適さ、満足感などでどれだけ払拭できるかがカギとなるでしょう。

スノーピークのストーブで冬キャンプをぬくぬく快適に過ごそう!

今回はスノーピークの石油ストーブ2製品、煮炊き調理が得意な『タクード』、赤熱式で暖かい『グローストーブ』をご紹介しました。

トヨトミ製の確かな品質と、スノーピークのこだわりが詰まったデザイン性は、お値段以上の満足感を与えてくれるはずです。

冬キャンプやご自宅での日常使いに、ぜひ取り入れてみてくださいね!

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