ワンポールテントの設営方法
「設営の簡単さ」についてイメージを掴んでいただくために、簡単に設営方法を解説します。
テントによって多少違いがありますが、今回は『ロゴス/ナバホ300』を例に紹介します。
ワンポールテントの設営手順1.グランドシートを敷く
地面からの冷気や湿気を遮断するグランドシートを敷きます。
ワンポールテントの設営手順2.インナーテントを広げる
グランドシートの上に、インナーテントを広げます。インナーテントに出入口が付いているので、位置を決めて設置します。
ワンポールテントの設営手順3.ペグで固定する
インナーテントとグランドシートをペグで固定していきます。この時、対角線上にペグ打ちしていくのがポイント。対角線上にペグ打ちするとテントの形が崩れにくくなるため、立ち上がった時のシルエットが美しく仕上がります。
ワンポールテントの設営手順4.ポールを立てる
テント内に入り、ポールを立てます。テントの天頂部分にポールの先を差し込んで持ち上げ、ポールが立ったらポールの下側も指定の場所に差し込みます。
ワンポールテントの設営手順5.フライシートをかぶせて固定!
最後に、フライシートを被せてペグで固定します。さらにガイロープで固定すると強風が吹いても安心です。
ワンポールテントを選ぶ際にチェックしたいポイント
ここからは、沢山のワンポールテントの中から自分に合うテントを選ぶためのポイントをお伝えします。
ポイント1:サイズ
テントのサイズは一般的に「使用人数+1人」を選ぶと良いと言われます。例えば、1人で使用するなら、+1なので「2人用」を選びます。
ただしソロキャンプの場合は、携帯性の高いコンパクトなモデルを好む方もいらっしゃいますので、サイズ表記を比較しながら好みによって選びましょう。
ワンポールテントは高さがあって広々している反面、テントの端に荷物を置けず床面積が広々取れない場合もありますので、可能であれば2~3人用の大きめのテントを選ぶことをおすすめします!
また、テントの高さも重要です。腰をかがめずに移動をしたり、立って着替えをしたりすることを考慮すると180cm程度は欲しいですね。
ポイント2:素材
次に、テント選びの要である素材について見ていきます。
テントに使用される素材は主にポリエステル、ナイロン、コットン、TC素材の4つがあります。それぞれ特徴をまとめましたので、気になる素材の特徴を確認してみてください。
素材 | 特徴 |
---|---|
ポリエステル | 最もテントに使用されるバランス型。 軽量で丈夫。 価格が安い。 水の吸収性が低いため濡れても重くならずに乾きやすい。 |
ナイロン | ポリエステルよりも軽量で伸縮性や耐久性◎。 水にも強いが、紫外線や火の粉には弱め。 |
コットン | 天然素材のナチュラルな雰囲気が魅力。 夏は涼しく、冬は暖かく結露もしにくいため、快適性に優れている。 水に弱くカビやすいので、定期的なメンテナンスは必須。重い。 |
TC素材 (ポリコットン・テクニカルコットン) | 最近のトレンド! ポリエステルとコットンの混紡生地。 両者のいいとこどりをした素材で快適性に優れている。 紫外線や火の粉、結露にも強く扱いやすい。 |
ポイント3:耐水圧
どれだけの雨に耐えられるかの指標である耐水圧もチェックしましょう!
数値が高ければ高いほど雨に強いことがわかりますが、高すぎると通気性が悪く結露が発生しやすくなるデメリットもあります。
おすすめはバランスの良い1,500〜2,000mm程度。
ポイント4:その他の便利な機能(キャノピー・スカート・ベンチレーション・メッシュ)
テント内で過ごす時間の増える雨天時や冬キャンプには、キャノピーや荷物を置ける前室があると快適に過ごせます。
また、夏の虫よけに役立つメッシュ、冬キャンプに便利なベンチレーション(換気口)やスカートなど、快適に過ごせる機能やメーカーオリジナルの機能のチェックも忘れずに。
もちろんデザインや価格も重要。好みのデザイン、性能、予算のバランスを見ながら選んでいきましょう!