材質も種類豊富! ペグに使われる材質の特徴をチェック!
続いては、ペグ選びの重要な要素「材質」です!
ペグに使用される材質は大きく分けると金属かプラスチックの2種類。金属は種類豊富なので、その特性を知ることでペグ選びの選択肢が絞られてくるはずですよ。
軽量 | 耐久性 | パワー | 価格 | 錆への強さ | |
アルミ | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ |
ジュラルミン | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
スチール | ★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★ |
ステンレス | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
チタン | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★★★ |
プラスチック | ★★★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
鍛造 | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★ |
※「鍛造」は材質ではなく加工法なのですが、比較のため票に入れてあります。
表を見ると、チタンやジュラルミンがバランスよく優れていることがわかりますね。
ここまできたら、「価格は抑えたい!」「重さは気にしないからとにかく頑丈なペグがいい!」など、譲れないポイントと相談して絞っていけるはずです。
おすすめペグをチェックする前に! ペグの選び方を知ろう
ペグ選びでチェックする点は、以下の4つ。
すでに解説した種類や材質も含めて解説します!
- ポイント1:形状と材質
- ポイント2:長さ
- ポイント3:重さ
- ポイント4:本数
【ポイント1:形状と材質】それぞれの得意不得意を理解して選ぼう!
先述した表の通り、ペグの形状と材質によって得意な地質があって、ご自身のキャンプスタイルによっても選ぶべきペグは変わってきます。
どんな場面&スタイルで使用するかを考えると、おのずと選択肢が絞られてくるはずです!
以下は一例ですので、参考にしてみてください!
- 登山使用での軽量コンパクト派・・・丈夫で軽量なジュラルミンペグ
- ハードな環境下での登山・・・軽量で頑丈なチタンペグ
- 強度重視のオートキャンパー・・・重いが強靭なスチールペグや鍛造ペグ
- 海水浴・・・柔らかな地面が得意なU字・V字ペグ、スクリューペグ、プラペグ
【ポイント2:長さ】シーンに合わせて使い分けよう!
ペグの長さのおすすめは以下の通り。
- ソロ用テント・・・15〜30cm
- 大型テント・・・20〜40cm
- タープ・・・30〜40cm
- 砂浜などの柔らかい地面・・・40cm以上
テント付属のペグは20cm程度の短いものが多いので、特にファミリー用の大型テントにはもう少し長めのペグを追加したいですね。
風を受けやすいタープには、30cm以上の頑丈なペグを使用すると安心です!
長くなればなるほど抜けにくいメリットがある反面、抜くのが大変だったり、かさばったりとデメリットもあります。オーバースペック過ぎず、適度な長さのペグを選びましょう!
【ポイント3:重さ】登山者は軽量ペグがおすすめ!
忘れてはならないのが、ペグの重さです!
オートキャンパーにとって重さは重要ではありませんが、登山やツーリングなどにはジュラルミンやチタンなどの軽量ペグがおすすめ!
このあと紹介する『MSR/グランドホグステイク』は、耐久性の高いアルミ製で、1本13gと軽量。鍛造ペグは200gほどの重さがありますので、その違いは歴然です。
【ポイント4:本数】予備も用意しておこう!
テントによって使用する本数は大きく異なります。テントに直接打ち込む数に加え、ガイロープの本数分必要ですので、あらかじめご自身のテント設営に必要なペグの数をしっかり把握しておきましょう。
さらに、ペグは紛失したり破損したりすることもありますので、必要なペグの数に加えて予備を数本用意しておくと良いでしょう!