ペグは種類や長さでおすすめの使用シーンが変化する!筆者の持っているペグを紹介
ペグにはさまざまなものがありますが、筆者が使っているペグは次のとおりです。
- tent-Mark DESIGNS『パンダ クラシック』付属ペグ
- アライテント『エアライズ2』付属ペグ
- Snow Peak『ソリッドステーク30』
- 福善『打刀』
- Boundless Voyage『チタンペグ』
- キャプテンスタッグ『プラペグ』
テントに付属するペグや王道の鍛造ペグ、プラスチック製のペグなど多岐にわたりますが、それぞれ特徴や得意なシーンが異なります。
強み | 弱み | おすすめ使用シーン | |
---|---|---|---|
パンダ クラシック 付属ペグ | 軽い | 強度低め | 最初の設営 サブペグ |
エアライズ2 付属ペグ | コンパクト 面が広い | 強度低め | 柔らかい地面 登山テント泊 |
ソリッドステーク30 | 強度高め | 重い | メイン利用 風の強い日 硬い地面 |
打刀(20cm) | 丈夫 軽い コンパクト | 細い | 軽量テント サブペグ |
チタンペグ | 丈夫 比較的軽い 汚れに強い | 少し重い 価格高い | メイン利用 軽量テント |
プラペグ | 軽い 面が広い | 強度低め 使用シーンが限定的 | 砂地 柔らかい地面 |
ペグごとの違いに注目することで、より簡単に設営ができたり、快適にキャンプを楽しめたりします。
ここからはそれぞれのペグの特徴について詳しく解説していきますので、自分のキャンプスタイルやこれから挑戦してみたいスタイルに合わせてペグを選んでみてはいかがでしょうか。
【最初のペグやサブペグとして】tent-Mark DESIGNS『パンダ クラシック 付属ペグ』
まずは私が購入した最初のテント、tent-Mark DESIGNSの『パンダ クラシック』に付属していたペグからご紹介します。
- 重量(1本あたり) :9g
- サイズ :16cm
- 素材 :不明(アルミ?)
- 値段(1本あたり) :不明
- おすすめ使用シーン :最初のペグ、サブペグ、グランドシートの仮止め等
テントによって付属ペグの材質や形状などが異なるので、ペグに注目してみると意外と面白い発見がありますよ。
パンダ クラシックに付属しているペグは、とにかく軽さと小ささを極めたシンプルなペグです。フックも小さく、重量は約9gと今回紹介するペグの中で一番軽くなっています。
パンダ クラシックは軽量性やコンパクトさを売りにしたテントということもあり、ペグも「必要最低限の機能で、とにかく軽量かつコンパクト」という感じです。
長さはあまりなく、丈夫さには不安があります。ただ、地面が柔らかく整備されたキャンプ場で「とにかく軽くシンプルに!」ということを求めるのであれば、十分に活躍してくれるペグです。
私の場合はこの細さを有効活用して、グランドシートのハトメを止めるのに使ったり、サブペグとして活用することが多いです。
念のため持っていっても許せる軽さなのは嬉しい。
●フライシート&インナーテントでダブルウォールテントとして、 フライシートのみでシェルターとしても使用可能。
●フライシート&インナーテントには前後にドアを配置。 前室に道具を置いた状態でも出入りが容易で、観音開きのドアは風通しも良好。
●天頂部にテント内の換気を促すベンチレーターを配置。 ●インナーテントは220cm×100cmで、フライシート内の前室も広々。
●インナーテント上部に、ヘッドランプや小物の収納に便利なメッシュポケットを配置。
【登山テント泊に】アライテント『エアライズ2』付属ペグ
アライテントの『エアライズ2』に付属しているペグは、パンダ クラシックに付属しているペグとは少し違います。
- 重量(1本あたり) :14g
- サイズ :16cm
- 素材 :不明(アルミ?)
- 値段(1本あたり) :不明
- おすすめ使用シーン :最初のペグ、サブペグ、登山テント泊、柔らかい地面
エアライズ2の付属ペグは、上から見るとV字状になっている、通称「Vペグ」と呼ばれるタイプです。
エアライズ2は登山用のテントということもあり、ペグも登山に適した特徴を持っています。特徴としてまず挙げられるのが軽量性。
薄く短いV字ペグはフックもほぼないに等しく、軽さを追求するためにシンプルな設計になっています。
さらに、収納性の高さも特徴です。V字部分は綺麗に重なるので、本数が多くなってもそこまでスペースをとりません。
運べる荷物がより限られる登山では、この軽さと収納性の高さが非常に役立ちます。
また、登山ではペグが刺さらないテント場も多く、その場合は岩で固定しますが、その際に岩に引っ掛けやすい”面”が大きい形状であるのも注目すべきポイントですね。
軽さに加え、V字型の形状によって、山のテント場で活躍してくれるペグです。
【タープや固い地面、風が強い日に】Snow Peak『ソリッドステーク30』
Snow Peakの『ソリッドステーク30』は、人気の高いペグなので、キャンプ好きなら一度は見たことがあるのではないでしょうか。
- 重量(1本あたり) :181g
- サイズ :30cm
- 素材 :スチール
- 値段(1本あたり) :594円(税込み)
- おすすめ使用シーン :メインテント、タープ、固い地面、強風時(30cm以上の場合)
いわゆる鍛造ペグと呼ばれるもので、ハンマーで鋼鉄などを叩いて成型しており、より丈夫になっているのが大きな特徴です。
前述の付属ペグと比べると大変頼りになりそうな見た目をしています。見た目のとおり、その強度は岩も砕くほどと言われ、河原など地面が硬い場所で大活躍しますよ。
ハンマーでガンガン叩いても折れる不安はなく、途中で岩や石に当たっても気にせず突き刺せます。
また、私が持っているのは30cmと比較的長めのタイプのため、深く差し込めば強風などでも抜ける心配もありません。
大きめなテントや、より引っ張る力が必要なタープなどを支えるのに向いているペグと言えるでしょう。
その分、重量は今回紹介している中では断トツで重く、一本持っているだけでもかなり重さを感じます。
軽量さが重要なキャンプではあまり持っていきたくないタイプのペグですが、「これさえあればどんなものでもどんなところでも固定できそう!」という安心感はソリッドステークならではの魅力です。
軽量さ重視のキャンプが多い私の場合は、固い地面や風が強いことが予想される日など、頑丈さを特に重視したいときにソリッドステーク30を駆り出します。