こんにちは、みーこパパです。キャンプを始めると真っ先に触れることになるであろう専門用語、ペグ。テントやタープを地面に固定するための杭のことを示す用語ですが、こちらのペグについての使い分け方、打ち方の基本から応用までをくわしく解説いたします。

ペグの種類は地面で使い分ける!

材質などの違いで様々な種類のペグがありますが、基本的には地面の状態によって使い分けます。種類ごとに、使える地面を詳しくみていきましょう。

鍛造ペグ

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

まずは鍛造ペグ。鉄を焼入れ・鍛造したもので、強度があり多少の石なら粉砕できます。重いのですが、それも安定感を出すのに役立っています。

テントの下部分に打ち込むのであれば20~30cm、タープのメインポールやテントのロープなど、風の力を大きく受ける場合は30~40cmほどの長さがあれば安心です。多少長くても抜ける時は抜けますので、28~30cmが持ち運びを考えてもベストかと。

画像: 筆者撮影:溶岩質の固い地面に刺さる鍛造ペグ

筆者撮影:溶岩質の固い地面に刺さる鍛造ペグ

土、砂利、岩盤などの地面で威力を発揮しますので、キャンプ場であれば鍛造ペグ一種類あれば十分なほどです。最初の買い足しペグにおすすめです。

画像1: 【ライター直伝】ペグの使い分け方は?打ち方のポイントは?基本から応用まで徹底解説
エリッゼ(ELLISSE)鍛造ペグ エリッゼステーク 28cm カチオン電着塗装 8本セット MK-280K MADE IN JAPAN
素材の丸い鋼材を約1100℃になるまで真っ赤に熱し、約1トンという強力な力で一気に断面を楕円形に潰した鍛造ペグ。熱した鋼材に強力な圧力を加えることによって、優れた強度を持つペグが完成します。
通常の丸棒のペグは地中でペグがクルクルと回り使い勝手が悪いですが、楕円のペグは、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、地中でクルクルと回る事なく、ガッチリと固定します。
またロープの引っ張り方向は材料が厚めに設計されておりますので、強靭に耐えるようにされております。
ロープが触れる箇所は、バリでロープが切れる事がないようにトリミングしており、細心の注意を計っています。
塗装は防錆性能に優れ、...
¥2,992
2022-09-23 13:37

こちらのエリッゼステークは鍛造ペグの中でも人気商品です。私も使っていますが、強度があり頼れるペグです。何を買うか迷ったら、こちらで大丈夫です。

鍛造ペグを打ち込む際には、しっかりした金属のハンマーが必要です。ホームセンターで買える金づちでも大丈夫ですが、ゴムハンマーだとハンマーの方が負けてしまいます。

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スノーピーク(snow peak) ペグハンマー PRO.S N-002
銅ヘッド付きのペグハンマー
ヘッドへの食いつきがいい
衝撃を吸収
ソリッドステークを抜ける
ピンタイプのペグを抜ける
すっぽ抜けを防ぐ
¥4,400
2022-09-23 13:38

キャンプ用のハンマーはペグ抜きもしやすいように工夫されています。見た目も格好いいので、できればキャンプ用の物が欲しいですね。

ステンレスペグ

画像: 筆者撮影:ユニフレームのパワーペグSUS

筆者撮影:ユニフレームのパワーペグSUS

鍛造ペグ並の強度を持ちながら、鍛造ペグよりも軽い。そんな夢のようなペグが、こちらのステンレスペグです。見た目からして強そうな鍛造ペグに比べると、そんなに強そうに見えませんよね。私もそう思っていましたが、実際に使ってみるとびっくりするほど強度がありました。

画像3: 【ライター直伝】ペグの使い分け方は?打ち方のポイントは?基本から応用まで徹底解説
ユニフレーム パワーペグSUS 300 × 6本セット 681756 鍛造ペグより強くて軽量
・サイズ:約φ7×300mm  ・材料:ステンレス鋼  ・1本あたりの重量:約100g *金属素材につきキズなどはご容赦願います。
¥3,051
2022-09-23 13:40

これも土、砂利、岩盤など多くの地面に対応可能です。泥汚れを水洗いしても、ステンレスなので錆びにくい。貫通力もありますので、こちらも最初の買い足しにおすすめできるペグです。

スチールペグ

画像3: 筆者撮影

筆者撮影

ちょっといいテントに付属していることが多いです。そこそこの強度があり、土や砂利の地面では普通に使えます。ただし石を貫通できるほどではなく、火山地周辺の溶岩混じりのキャンプ場では入らない経験をしました。

安いので買いやすいのですが、鍛造ペグには一歩劣る印象です。20cmぐらいの長さであれば、あえて買う必要もありません。

画像4: 【ライター直伝】ペグの使い分け方は?打ち方のポイントは?基本から応用まで徹底解説
TRUSCO(トラスコ) ユニクロロープ止め丸型9X500mm TRM-Y950
径(mm):9
幅(mm):40
内径(mm):22
首下長(mm):500
質量(kg):0.29
¥345
2022-09-23 13:41

50cmなど長くて抜けにくいものを、常設テントなどに使っているのはよく見かけます。重くても安くて強度もあるので、持ち運びに目をつぶれば活躍します。

アルミペグ

画像4: 筆者撮影

筆者撮影

ピン型、V型、Y型など断面の形が色々です。ピン型は先述の通りあまり使えませんが、V型とY型は接地抵抗が大きく、地面が土のサイトではそこそこ使えます。強度はそれほど無く、硬い地面では簡単に曲がってしまいます。

画像5: 【ライター直伝】ペグの使い分け方は?打ち方のポイントは?基本から応用まで徹底解説
GEERTOP アルミ テント ペグ 10本入り 反射材入り コード ポーチ付き ハイキング キャンプ 登山用 18 cm 25 cm
➤【「圧着」と「Y」デザインのペグ】:丈夫で、曲げにくい作り。ユニークな圧着デザインにより、「Y」デザインのみを取り入れた他のペグに比べ、同じ重量とサイズを持ちつつ、より丈夫なペグになりました。
➤【70A4アルミニウム合金製】:テント杭は7001アルミニウムペグに比べより強度であり、圧力に強い作りになっています。
➤【反射材入り引きひも】:反射性操作引きひもにより、暗闇でも見ることができます。
➤【軽量】:18cmペグは12gの重量、25cmペグは36.7gの重量になっています。
➤【持ちやすい】:同梱包されたキャリーパウチに、10個のテント杭が入り、ハイキング、バックパッキングやキャ...
¥1,599
2022-09-23 13:42

軽量なので山岳系テントなどに付属することが多いです。荷物を軽くしたい場合にはおすすめですが、使えない地面も多いことは覚悟してください。

プラスチックペグ

画像2: 画像出典:123RF jp.123rf.com

画像出典:123RF

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柔らかい土のサイトであれば、このプラスチックペグも使えます。少し固く、石混じりになってくると厳しいです。とても柔らかい砂地などでは、鍛造ペグなどは抜けてしまうのですが、プラスチックペグの方が断面積が大きいので若干抜けにくくなります。

画像: 筆者撮影:強風で折れたサンドペグ

筆者撮影:強風で折れたサンドペグ

サンドペグという砂地専用のペグもあります。浜辺などで張る場合はこちらの方が強いのですが、所詮プラスチックなので強風で折れます。この場合、重いものに括り付ける方が確実です。

プラスチックペグは金属ハンマーで強く打つと割れてしまうので、優しく打ちこみましょう。

チタンペグ

画像: ライター撮影

ライター撮影

頑強なペグといえば「鍛造ペグ」ですが、最近は軽さ、頑丈さ、錆びにくさの三拍子揃った「チタンペグ」が人気をのばしています。

チタンはとてもバランスが良いため、どうしても高価になりがちでした。しかし、最近では手軽な値段で手に入るチタンペグも増えてきています。

荷物を軽量化したい人や、ペグ打ちに慣れていない初心者におすすめです。

画像6: 【ライター直伝】ペグの使い分け方は?打ち方のポイントは?基本から応用まで徹底解説
Boundless Voyage テント ペグ 20cm/24cm/30cm 4本 / 6本セット 硬い土 草地用 ペグ アウトドア キャンプ チタン合金 鍛造ペグ 設営用具 ([30CM] 6本セット)
サイズ:約300mm(長さ)x 8mm(直径)。重量:約71.5g/本。材料:チタン合金
錆びなく、頑丈高強度のチタン合金で作られているので、折れたり曲がったりしません。
高強度のチタン合金ペグは耐腐食性、耐久性に優れています。
テント固定がしっかりして、軽くて持ち運びが便利なテント専用のペグ キャンプ設営用具。
山地キャンプ場は草地・硬い地面ですからキャンプファンにとって金属ペグは必需品です。
¥3,880
2022-09-23 13:44

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