鋳造ペグに匹敵するチタンペグ 「Boundless voyage」人気の理由4つを解説
筆者愛用中のチタンペグ「Boundless voyage」の魅力的なポイントを4つピックアップ。
スノーピーク、コールマンの鍛造ペグと比較しながら解説します。
そもそもチタンペグとは?
チタンペグとは、その名の通りチタンという素材でできているペグのことです。
チタンは軽量で頑丈、さらに錆びにくい性質を持ち、多くのアウトドアグッズで使用されています。
シェラカップでもチタン製のものをよく見かけますね!
ちなみに、頑丈なペグとして有名な鍛造ペグの名前は、鍛造(※)という工法から来ています。
※鍛造...金属を叩いて圧力をかけ、強度を増しながら整形する工法
つまり鍛造ペグとチタンペグには、工法によって素材の強度を増幅させたペグ、素材の強度をそのまま活かしたペグ、という大きな違いがあります。
ハピキャンではチタン以外の素材も含むペグ全体の選び方もご紹介していますが、そちらで掲載している材質別の比較表がこちら。
軽量 | 耐久性 | パワー | 価格 | 錆への強さ | |
---|---|---|---|---|---|
アルミ | ★★★★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ |
ジュラルミン | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
スチール | ★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★ |
ステンレス | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
チタン | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★★★ |
プラスチック | ★★★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
鍛造(※) | ★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★ |
こちらの表からも、チタンはとてもバランスが良いことがお分かりいただけると思いますが、唯一ネックになるのが価格……。優れているだけに、ちょっとお高いものが多くなりがちです。そこで今回おすすめしたいのが「Boundless voyage」という商品です!
まずは、おすすめポイントを4つに分けて解説します。
「Boundless voyage」のポイント1)強度が高い!
曲がったペグは扱うときに余計な力がかかってしまうので、まっすぐな形状を保ってくれることはかなり重要!
そんな中、チタンペグである「Boundless voyage」は強度の高さが特徴。筆者がこれまで「Boundless voyage」を使ってきた中で、曲げや欠けはありません。
一方、頑丈さで有名な鍛造ペグは、変形が起こることも。
これは頑丈ゆえ、地中で石に当たったり硬い地面を打ち抜こうとする際、折れたり打ち負けたりしない代わりにペグがしなやかに「曲がった」ということ。
使うシーンによっては助かることもありますが、こういった違いがあるということは知っておくとペグ選びに活かしやすいです。
こちらについては、本記事内のレビューにて実験にて違いを検証しますのでぜひご覧ください!
「Boundless voyage」のポイント2)軽くて持ち運びにも◎
頑丈なのに軽量なことは、チタンペグの強力なメリットです。
筆者の持っている鍛造ペグと重さを比較しました。
ブランド名 | 商品名 | 1本あたりの重さ(約) |
---|---|---|
スノーピーク | ソリッドステーク30 | 180g |
コールマン | スチールソリッドペグ 30cm | 190g |
Boundless voyage | チタンペグ 30cm | 69g |
筆者はテント付属ペグの補佐的に使用するため、鍛造ペグをキャンプ場へ4〜6本持参しています。
スノーピークのソリッドステーク30は6本だと1080g、これをチタンペグに置き換えると、69g×6本=414g。
全体で600gほどの差になりました。
ペグ以外の荷物もありますから、特に徒歩移動やライダーキャンパーの人にとっては大きな違いとなりますね!
「Boundless voyage」のポイント3)錆びないから手入れも楽!
チタンの錆びにくい性質は、ズボラな筆者には最高のメリットです!
鍛造ペグも防錆処理されていることがほとんどですが、使用を重ねることで処理部分が劣化し錆びてしまうことも。
比較して、チタンペグは今のところ見た目の変化はほとんどありません。
サビによる劣化の影響がないので、長く愛用できそうです!
雨キャンプで濡れたり、海辺のサイトで海水を浴びたりしても、比較的錆びにくいチタンペグなら安心ですね。
「Boundless voyage」のポイント4)ちょうど良い価格帯!
チタンペグは素材強度の高さゆえ、高価になることが多いのがデメリットでした。
しかし、筆者が購入した「Boundless voyage」のチタンペグはちょうど良い価格帯だと感じています。
Amazonで購入できる他のチタンペグと価格を比べてみました。
ブランド名 | 価格 | 1本あたりのおおよその金額(税込) |
---|---|---|
soomloom | 2本 999円 | 499円 |
Boundless voyage | 6本セット3580円 | 597円 |
TITAN MANIA | 6本 3580円 | 597円 |
zyvoyage | 6本 3980円 | 663円 |
M-STYLE | 4本 3000円 | 750円 |
価格帯でみるとちょうど真ん中あたり、チタンペグとしては安すぎず高すぎず...というところでしょうか。
「安すぎても不安だし、高いものはお財布が心配」という石橋を叩いて渡るタイプの私、迷わず真ん中の価格帯の「boundless voyage」を購入、という次第でした。
上記表内「Boundless voyage」以外のチタンペグが気になる方は、こちらからチェックしてみてくださいね。
商品の材質:本製品はチタン合金という材質で作られています。
商品の特徴:本製品はチタン合金で作られていますので、錆防止、硬くて軽いという特徴がございます。硬度も一般のスチール製より高いです。
優しいところ:本製品には反射材入りの固定ロープがついております。夜中で撤収する時、ちょっとした光があれば、すぐペグの位置を確認とり、回収簡単となります。
打ちやすいデザイン:強く堅実に地面へ打ち込めるのは...
✅【商品詳細】 300mm サイズ(約):8×300mm 重量(約):70g 材質:チタン 【セット内容】 本体×6、収納袋 ※収納袋 サイズ(約):460×95mm
✅キャンプ...
❷防錆性能に優れた - 頑丈高強度のチタン合金で作られているので、耐久性に優れています、折れたり曲がったりしません。
❸強い保持力 - 私達のペグ8mm の直径チタン合金の頑丈なテントの棒かペグは広い範囲の土の条件でしっかりと浸透し、握ることができる。柔らかい土、硬い土に関わらず、スムーズに釘を挿し込むことが可能です。
❹ソリッドデザイン - ペグ/テントステークスは、高品質、超耐久性と滑り止めフックで使用するのは簡単です。
❺多機能 - 非常に機能的なテント用のペ...
他社とは違う一線を画した強靭なペグです。フック部分をレーザー溶接して、隙間なく一体化しました。何度か使っていると取れてしまうという心配もありません。さらに特殊な伸線加工で10mmの鉄を9mmに圧縮して高い強度を実現しました。密度が低くペグが曲がってしまうという心配もございません。
ヘッドは打ち込みやすい円柱形の...
ちなみに、筆者が持っている鍛造ペグとの価格違いも表にしてみました↓
ブランド名 | 商品名 | 価格(税込) |
---|---|---|
スノーピーク | ソリッドステーク | 495円 |
コールマン | スチールソリッドペグ | 419円 |
Boundless voyage | チタンペグ | (約) 597円 |
単価は鍛造ペグの方が安いですね。
私は錆びにくい・軽量・長期使用前提などの他のメリットを考えると、この価格は全然アリ、むしろコスパ良い!と思いました。
チタンペグか鍛造ペグか、用途やキャンプスタイルによって使い分けるのも良いですね!
「Boundless voyage」は20,24,30,35,40cmから選べる
そんなメリットたくさんの「Boundless voyage」には20,24,30,35,40cmと長さのバリエーションがあります。
筆者はテント付属のペグでは心もとない時、例えば強風時や硬い地面での補佐的使用を前提にしていたので、30cmを6本購入しました。