ギアをメンテナンスして育てられるのが燃料系ランタン最大の楽しみでもある
ここまで燃料系ランタンのデメリットを多くご紹介してきましたが、ギアをメンテナンスして育てられるのが燃料系ランタン最大の楽しみでもあるんです。
例えば、写真のペトロマックスのランタンほど世話の焼けるギアはありませんでした。
購入してしばらく調子が悪く、火だるまになったり、灯油が噴出したり、マントルが真っ黒になって明るくなかったり……。
もう二軍落ちどころか、三軍でオブジェになるところでした。
しかし、バラしてメンテナンス・調整をして、やっと文句を言わず光ってくれるようになってからは、めでたく一軍入りです。
ガラスや本体はすすで真っ黒になっていたので、磨いて磨いてなんとか美人さんに戻ってくれました。
ペトロマックスのランタンにはコールマンのランタンにない柔らかな光とブラスの存在感があります。「手間がかかる」と言いながら、手間をかければかけるほど愛着が湧き、その姿にうっとり……。
ダメンズに貢いでしまう気持ちがわかるような気がします。
一方、コールマンのランタンはどんな使い方をしてもびくともせず、ノーメンテで使い続けても問題なく機能を意地し続ける優等生。僕のコールマンのランタンに対する信頼は絶大で、なくてはならない存在です。
このギアの調整やメンテナンスを無駄と捉えるか楽しいと捉えるかは人それぞれでしょうが、キャンプなんてもともと面倒なことをするために外に行く行為なのですから、楽しいと思ったもん勝ちです。
それがキャンプなのです。
次回は『意外と知らないランタン(照明)の種類と使い方シリーズ第2弾をお送り!
次回は、今回の記事で伝え切れなかった「ランタン(照明)の配置」や「使い分け」について、さらに深堀りしてお話したいと思います。
虫を寄せ付けないランタンの使い方や、眩しくないランタンのオプション、サイト内のどこに配置すれば良いのか等、僕が普段フィールドで実践しているノウハウをご紹介しますので、お楽しみに!
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