【タープ】基本を伝授!
【キャンプの基本シリーズ】第2弾の今回は、タープの種類や特徴を知り、ご自身に合った正しいタープ選びをしていただくために、キャンプ歴40年のキャンプライターである筆者が「タープの基本」をお教えします!
「すでに知っている!」と言う方も、復習としてぜひ読んでみてくださいね。
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【タープ】構造的な種類はただ2種類!
タープは構造的に大きくわけて2種類あり、『自立型』と『非自立型』にわけることができます。
ここからは、それぞれの持つ特徴について説明していきます。
【タープ】種類1:自立型
『自立型』とはタープ単体で立つことができる種類で、スクリーンタープやワンタッチタープなどがこれにあたります。
ロープによるペグダウンの必要がなく、狭いエリアでも設置できますので、コンクリートやアスファルトなどにも立てることができます(ただし、その際は足に重りを付けるなどしてしっかりと押えて下さいね)。
『自立型』タープであるスクリーンタープは、蚊帳のような網がついているので、夏から秋にかけては風通しが良く、虫除けには最適です。
全閉することができるので、寒い冬には風を防いで暖かく過ごせる上、外からの視線をさえぎり、プライベート空間を持つこともできます。
ワンタッチタープは建てるのが簡単ですので、僕は荷物をたくさん積めるカナディアンに積み込んで、のんびり河原で過ごすときに使っています。
<メリット>
- 狭い場所でも立てられる
- 簡単に立てられる
- 何処でも立てられる
- 虫除けができるタイプもある
<デメリット>
- 収納しても大きい
- 重い
- 風に弱いものもある
【タープ】種類2:非自立型
『非自立型』とは、タープ単体で立つことができない種類で、天幕、ポール、ロープ、ペグで構成されます。
この非自立型のタープには、ヘキサタープ、レクタタープ、ウイングタープなどがあります。
軽く、コンパクトに収納でき、張り方のバリエーションが多く、風に強いのが特徴です。
<メリット>
- 軽い
- コンパクト
- 風に強い
- アレンジが自由自在
<デメリット>
- 有効面積が狭い
- 張るのにコツが必要
【タープ】非自立型なら様々な形もある!
非自立型タープには、レクタ(四角形)、ヘキサ(六角形)、ウィング(四角形)など、様々な形があります。
どれを選べば良いか難しいところですが、ひとつひとつ紹介したいと思います。
【タープ】形その1:レクタタープ(四角形)
レクタタープが一番オーソドックスなタープで、形は四角です。
2本のメインポールで立てるかサブポールを使うかで様々なアレンジが可能で、居住空間が大きいのが特徴です。
我が家では、いつもキャンピングカーのサイドオーニングにレクタタープを連結して、片側を下げて目隠しにしています。
広いリビングダイニングが作れるので、ゆったり過ごすのに最適です。
「スノーピーク タープ」
【タープ】形その2:ヘキサタープ(六角形)
ヘキサタープは、2本のポールを使って立てる六角形のタープで、レイアウトの自由さではレクタタープにはかないませんが、張った時のフォルムが美しいタープです。
ヘキサタープは写真のようにテントとタープを接続して使う「小川張り」と言う張り方をするのに最適な形です。
「コールマン タープ ヘキサライト」
【タープ】形その3:ウイングタープ(四角形)
ウイングタープはレクタタープと同じ四角形ですが、レクタタープは正方形・長方形なのに対し、ウイングタープはひし形のタープです。
2本のポールを使って立てるタープで、軽量で持ち運びがしやすいのが特徴で、ツーリングや少人数に人気のタープです。面積が小さいのがデメリットです。
写真はパドルをポールの代わりにして張ったウイングタープです。
ポールもペグも必要なく非常にコンパクトに収納できるので、僕はカヤックやバイクツーリングの時に愛用しています。
カヤック遊びに持って行くウイングタープはこんなにコンパクトになります。防水袋に入れておくと、海水に濡れて後から塩抜きする必要もないので便利です。