タープの選び方・使い方が知りたい方はこちらの記事へ!
タープの種類や選び方、使い方をまず知りたいと言う方は、僕の書いた前回の記事『【キャンプの基本シリーズ2】『タープの選び方&使い方』種類や特徴など知っておくと便利な基礎知識からご覧くださいね!
また、『キャンプの基本シリーズ』を初めから読みたい方はこちらから▼
タープを購入したらまずは部品チェックからはじめよう!
早速、タープを購入したあなたに知って欲しい、基本的なタープの張り方についてご説明していきます! が、その前に。
タープを購入したら、まずは部品をチェックすることから始めていただくのがおすすめ!
その理由も含め、ご紹介していきますね。
まずはタープの入っている袋をチェック!
張り方の説明をする前に、まず購入したタープを見てみましょう。
メーカーによって多少の違いがあるかもしれませんが、収納袋に、タープとポール、ガイロープ、ペグが入っていると思います(中にはポールが別売のものもあります)。
僕が最初に見るのは収納袋です。
収納袋は口がひもで絞れるようになっている物がほとんどですが、商品によっては、この縫い目がすぐにほつれてしまうものもあります。タープは良くても袋にまで気が回っていないのは残念なことです。
気合いの入ったメーカーの商品は、長く使えるよう、この縫い目がしっかり縫ってあります。ちなみに、この写真の袋は数回使っていたらほつれてひもが出てきてしまいました。
袋がもろいからと言ってタープまで気が抜けているというわけではもちろんありませんが、長く使おうと思うなら、この部分は購入して早々に縫い直して頑丈にしておいた方が良いでしょう。
ペグは取り替えるのが当たり前!? 付属のペグだとちょっと不安も
タープを張る上で僕が一番気にしているのが、ペグです。
僕は付属のペグは基本使いません。付属のものは作りが簡素なケースも多く、強度にやや不安があります。抜けやすかったり、抜くときに折れてしまったりとトラブルも多いので、付属のものではなくきちんとしたペグを別で購入するのがおすすめ。
風でタープがあおられても、硬い地面にもへこたれない頑丈なペグの方が安心安全です。
通常の丸棒のペグは地中でペグがクルクルと回り使い勝手が悪いですが、楕円のペグは、砂利や石が混じった固い地面でも入り込みが良く、地中でクルクルと回る事なく、ガッチリと固定します。
またロープの引っ張り方向は材料が厚めに設計されておりますので、強靭に耐えるようにされております。
ロープが触れる箇所は、バリでロープが切れる事がないようにトリミングしており、細心の注意を計っています。
塗装は防錆性能に優れ、...
僕のお気に入りのペグは、村の鍛冶屋の『エリーゼステーク』です。
楕円形のペグなので、幕が風でバタついても土の中で回って緩んでしまうこともありません。カラーは目立つ色が多く、キャンプ場に置き忘れてしまうことも少なくなっておすすめです。
「ガイロープ(張り縄)」はタープに結びつけておく
タープを固定するための張り縄は、「ガイドライン」「ガイドロープ」「ガイライン」「ガイロープ」「テントロープ」「タープロープ」など、様々な呼び方をされることがあります。この記事では「ガイロープ」と呼んでいきます。
僕は、タープを張る前にガイロープをタープに結びつけることから始めます。具体的に説明していきますね。
まず、ガイロープにはメインポール用とサブ用の2種類があり、メインポール用はサブ用より太く長く、場合によっては二股に分かれているので、すぐにわかると思います。
まずはサブ用の細いガイロープをタープに結びつけて、短くまとめておきましょう。そうすると、いざガイロープを張る時にひと手間省くことができ、収納も楽になります。
ちなみに、付属のガイロープの変わりにパラコードを使う方がいらっしゃいますが、パラコードはパラシュート用のロープです。安価で購入でき、非常にカラフルで見た目は良いのですが、人がぶら下がった時にショックを吸収するように30%程伸びる様にできているため、引っ張ると径が細くなり、自在金具が滑ってしまう危険性があります。
またロープ自体も滑りやすく出来ているので、タープやテントに使うには正直あまりおすすめしません。
タープをしっかり張りたければ、しっかりしたペグ、そしてしっかり張ってくれるガイロープが必要です。
「石頭ハンマー」はどんな岩場でも打ち砕ける!
ペグを打ち込むハンマーも色々なメーカーから販売されています。
僕が愛用しているのは、「石頭ハンマー」です。「セットウハンマー」と読むのですが、僕は仕事で愛用している物をキャンプでも使っています。
アウトドアメーカーのハンマーだと500g強の物が多いのですが、私の使っている「石頭ハンマー」はなんと1.35kg!
ガラガラの岩場でも、ペグで岩を砕いて打ち込むことができる優れもので、打ち込む面が平らで面積が広いため打ち損じも少なくとても優秀。ペグのの頭が変形してしまうほどしっかりと打ち込め、まさに石頭(いしあたま)のハンマーです。
特に初心者におすすめですよ。