【調理法:ゆで焼き】ソーセージの焼き方のコツは転がすこと! 余裕のある大きさのスキレットを選ぼう
では、早速ソーセージの「ゆで焼き」について説明をしていきます。
今回は、私の地元のソーセージ工場「明石ソーセージ」で製造・販売している「ブラックペッパーソーセージ」を使用しました。いわゆるフランクフルトタイプの太さのあるソーセージで、黒胡椒がビシッと利いた大人味。酒のツマミに最高です。
ソーセージのようなシンプルな食材は、なるべくいいものを選んで使うことも、やはり大切です。
【1】ソーセージは油を敷いていないスキレットに並べます。何本並べてもいいですが、ある程度転がり、引っ繰り返せるぐらいの余裕を作っておきましょう。並べたらスキレットに火をつけます。
【2】火をつけたらすぐに30~50㏄(大さじ2~3杯)の水をソーセージの上からかけます。なるべく全体に水が行きわたるようにしましょう。
【3】火加減は中火ぐらい(もしくは炭火。焚火ならやや遠火か熾火)で、水を蒸発させながらゆでていきます。
【4】
頻繁に転がし、熱の通り方を一定にします。こうすることで皮が破れるのを防ぐことができます。
そのうち水が蒸発してしまいますが、火は落とさず、そこからも同じように転がしながらさらに焼いていきます。皮が破れないように注意しながら、焼き目がつけば完成です。
火を止めたらすぐにスキレットから下ろしましょう。そうしないと、余熱で皮が破れて肉汁が流れてしまいます。
【味付け3選】ソーセージの食べ方 定番のケチャップ・マスタードはもちろんチーズディップもあり!
丁寧に肉汁を逃さず焼き上げたソーセージは、まずは何もつけずに熱々を食べてみてください。プリっと歯応えのある皮が弾け、肉汁が溢れだす感覚はたまりませんよね。これで流し込むハイボールは格別です。
味変を楽しむなら、まずは粒入りマスタード。
定番ですが、やはりこれにかなうものはありませんね。辛味より酸味が味わいを引き締めます。
ちょっとユニークなところとしてはディップタイプのチーズが美味しいです。
シンプルなチーズフォンデュという感じでしょうか。コクがあってどんなソーセージにもよく合います。
あとはお子様はやはりトマトケチャップがあると喜びますね。
小分けタイプのケチャップは、キャンプには是非とも持っていきたい便利な調味料です。
【応用調理法:揚げる・燻す】さらにディープに美味い! ソーセージをキャンプでとことん楽しむ食べ方
「ゆで焼きが美味い!」と書きましたが、手間さえ惜しまなければ、同じぐらい美味しくソーセージを食べる方法は他にもあります。
ソーセージを揚げる
1つは、片栗粉をまぶして油で揚げてフライにすること。衣がしっかりと旨みを閉じ込め、さらに揚げることでカリカリの食感になります。
▼ 詳しいレシピはこちらの記事に
ソーセージを燻製にする
もう1つは熱燻です。いわゆる燻製ですね。
10分ほど高温で燻してやることで、ソーセージの香りがぐっと増し、食感も皮の水分が抜けることで、パリっと仕上がります。
燻製は難しそうですが、ソーセージのような「熱を入れれば食べられる食材」は、初心者が燻製をするには非常に適していますので、最初の燻製チャレンジにもよいと思います。
▼ 詳しいレシピはこちらの記事に
みんなが大好きなソーセージ! 食べ方を工夫してキャンプでバラエティ豊かに楽しもう
子供から大人まで、キャンプで食べると美味しいのがソーセージの魅力。
ステーキや焼肉に比べると見劣りするような気もしますが、いいソーセージを厳選し、しっかりと調理すれば、それらに匹敵するごちそうになります。
楽しみ方はいろいろで、キャンプを盛り上げてくれる食材ですから、「たかがソーセージ」と決めつけず、フル活用をしてみましょう!
▼ ソーセージを使ったキャンプレシピは下記の記事も参考に!