【薪ストーブの選び方③:オプション】初心者はキャンプ向けのオールインワンの薪ストーブを選ぼう
薪ストーブは本体だけを購入しても、キャンプでは使いにくい道具です。
中の炎のゆらぎを見たいという人は多いと思いますが、そのためには耐熱ガラスが必要です。
また、テント内で使用をする場合、煙突の長さも十二分にないといけません。
高温になる煙突をテントの布にくっつけないよう、プロテクターという道具もいります。
※テント内でのストーブ使用はメーカーの説明に従い、あくまでも自己責任で火災や一酸化炭素中毒に気をつけて行いましょう。
こうした部品がオプションパーツとして売られている薪ストーブもあれば、特にそうしたオプション設定がなく、場合によっては自作をしないといけない薪ストーブもあります。
自分で情報を収集しながら自作するのも楽しいのですが、初心者のうちはキャンプ向けのオールインワンのものをおすすめします。
オールインワンのものは必要なものがまとめてついてきます。
ある程度買い足さないといけないとしても、その量は少しで済みます。
初心者でも時間をかけてパーツの自作をすることは可能ですが、そうこうしていると薪ストーブがなかなか使えないうちに冬が終わってしまいます。
なるべく早くキャンプで使いたいなら、オールインワンの薪ストーブが簡単なのです。
【薪ストーブの選び方④:デザイン】機能とデザイン全てを含めて愛着が湧く使いたいものを選ぼう
薪ストーブは基本的な使い方はどれも一緒なので、デザインなども含めて、欲しいと思ったものを選びましょう。
中には火のつきが悪かったり、火力の維持が大変だったり、すごく重かったり、オプションの概念などまったくなかったり、クセの強い薪ストーブもあります。
しかし、そうした薪ストーブでも、自分なりにコツを把握しながら使い続けるのも愛着が湧くもの。
いきなりテントに入れたりせず、安全な環境で地道に練習をしましょう。使いこなせない薪ストーブはありません。
【初心者におすすめの薪ストーブ2選】ホンマ製作所とテンマクデザインの薪ストーブを紹介
ここまで薪ストーブの機能を中心に選び方のポイントを書いてきました。
これに沿って考えた場合、初めての購入の方が手頃だと思えるのは、ホンマ製作所の時計1型薪ストーブ、もしくはテンマクデザインのウッドストーブMあたりだと思います。
ホンマ製作所 時計1型薪ストーブ
幅広い種類の火に関連した製品を作っているホンマ製作所。そんなホンマ製作所が作るのがこちらの「ステンレス時計1型薪ストーブ」。
1万円程度で購入できるコスパの優れた薪ストーブです。ステンレス製で錆びにくく、キャンプやアウトドアで使うのに適しています。
【スペック】
- サイズ:幅40×奥行60×高さ126cm
- 重量:6.6kg
- 煙突径:106mm※他社製煙突とは接続出来ない場合がございます
- 煙突位置:背面
- 最大薪長さ:500mm
- 付属品:エビ曲90°1個、半直筒2本、トップ1個、二つ割1個
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) ウッドストーブM
テントを中心に様々なキャンプギアを作っている日本の会社テンマクデザイン。日本発の会社ということもあり、日本の気候やキャンプスタイルにあったギアを展開しています。
こちらの「ウッドストーブM」はスタイリッシュなデザインで、コンパクトに収納することもできます。「ステンレス時計1型薪ストーブ」と同様にステンレス製で錆びにくいです。
屋外用に設計された薪ストーブで、屋内・テント内では使用できませんのでご注意ください。
【スペック】
- 素材:ステンレス304
- 収納サイズ:(約)L:380×W:200×H:200mm
パイプ直径 ∅63mm - 組立サイズ:(約)L:570×W:526×H:2400mm
- 収納ケース:ポリエステルオックスフォード1,680D
- 重量
- 総重量:(約)10.08kg
- 本体:(約)9kg
- 収納ケース:(約)1.08kg
- 使用可能な薪の長さ:最長(約)36cm
ただ、初心者だからこのいずれかを選ばないといけない、ということはありません。
何より自分が大事と思えるものを使うことが大切ですよ。