【上高地の登山に挑戦】徳沢〜蝶ヶ岳の頂(2677m)へ! 片道5時間弱 槍ヶ岳や反対側の彼方に富士山も◎
徳沢〜蝶ヶ岳への登山
上高地は槍ヶ岳や北穂高岳など、3,000m級の北アルプスの山々への登山口ともなっていますが、徳沢エリアで宿泊した人におすすめなのが「蝶ヶ岳」。徳澤園のすぐ裏から登山道が始まります。
私たちは、宿の朝食をお弁当に変えてもらい、早朝6時には出発。
登り始める前、宿を出た瞬間、目に飛び込む岩山のこのカラーに感激!これだけでも早起きした甲斐があります。
さて、針葉樹林に覆われた登山道は整備されていて難所は特にないのですが、ひたすら登る登る…目指すは標高2,677mと、徳澤園からは1,100mもの標高差。頂上までの目安タイムは4時間40分となかなかハードです。
頂上に近づくにつれ、ようやく視界が開けてきて…この眺望!
槍ヶ岳や反対側の彼方に富士山も望め、登り切った達成感もあって感無量。この景色を見ながら食べたお弁当は格別でした。
ここから上高地側への下山には、来た道を戻るか、横尾エリアという、徳澤園からさらに奥へと1時間ほど歩いた先へと下るルートがあります。
どちらを通っても、頂上から起点となっている河童橋や上高地バスターミナルまでの標準タイムは5時間ほど。ただし、後者の方が急な分、下りが1時間ほど短く、平坦な道を1時間多く歩くこととなります。
蝶ヶ岳頂上から河童橋&バスターミナルまで2ルートあり バスの時刻をしっかり把握すること
〈蝶ヶ岳頂上から河童橋&バスターミナルまでの2ルート〉
①徳澤園に戻る3時間+平坦な道2時間
②横尾エリアへの急な下り2時間+平坦な道3時間
時間だけを見ると「徳沢→蝶ヶ岳」までの登りは約5時間弱、下りは3時間というように…山登りで苦しいのは登りですが…難しいのは下り。
私は横尾エリアへと急な道を下る途中に、足首を二度ひねり、後に膨れ上がりました。重力に引っ張られて、速く下りたくなるものですが、スピードがあると足の動きが雑になりがちです。
下りは太ももの筋肉をしっかりと使い、歩幅を小さく確実に、一歩一歩進めていくのが大事。膝が笑ってガクガクし出すと、予想以上に時間を費やすこともありますので、決して「下りは楽」ではないということを覚えておきましょう。
同じ日に上高地から別の場所へと帰る人は、バスの時刻を事前に把握し、しっかり逆算して計画を立ててくださいね。
上高地の紅葉ウォーキングコースと登山コースを紹介してみた! 登山靴・トレッキングシューズの着用を!
おすすめウォーキングコースと蝶ヶ岳への登山コースをご紹介しましたが、木々に囲まれた川のほとりでゆるりと過ごす人も、歩く際には〝急がない!〟が鉄則です。細心の注意を払いましょう。
石や岩が転がっていたり、木の幹が地面に這っていたりするような道ではつまずかないように歩くのはもちろんのこと、濡れていると大変滑りやすく転倒する恐れがあります。
枯れ葉も水分を含むと滑るため、足を置くポイント(歩幅を小さく確実に歩く)を意識するのが重要です。
登山をせずにウォーキングだけであっても、滑りにくく耐水性のあるトレッキングシューズを必ず着用してくださいね。
ザ・ノースフェイス シェイブドゥハイカー GORE-TEX NF51931
おすすめする「ザ・ノースフェイス」のトレッキングシューズは、ゴアテックス仕様で防水透湿性を誇り、さらに独自開発したという設計で様々な路面コンディションやフィールド状況に対応するという優れものなんです。クッション性もよくおすすめです。
上高地ならではの絶景 夏は緑が美しく秋は紅葉が見事! 登山・キャンプと大自然の恵みを堪能できる!
日本屈指の山岳景勝地「上高地」では、自分のレベルに合わせてウォーキング、登山、キャンプなど多様な過ごし方ができるのも嬉しいところ。緑の美しい夏だけでなく、これからの時期「秋の紅葉」も見事なエリアです。
近隣の松本駅や最寄りの駅からも路線バスが出ているほか、東京や大阪といった大都市からも直行バスがあるため、アクセスしやすいのも人気の理由です。是非、時間に余裕を持ってこの大自然の恵みをゆったり堪能してください。