【大葉の保存方法】千切りで冷凍保存し薬味にも! シソオイルにすればサラダドレッシングに最適!
切っても切ってもどんどんなっていく大葉。この状態は秋に花が咲くまで続きます。
食べごろを逃すのはもったいない!と収穫したところで、多すぎて捨ててしまうのも避けたいですよね。そんな方は、とりあえず冷凍保存してみてはいかがでしょうか。
まずは収穫した大葉を水洗いします。大葉は水に濡れたまま放置すると傷んで黒ずんでくるため、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ってください。
冷凍するには千切りにして冷凍保存袋へと入れ、空気をなるべく抜きましょう。薬味として使いたいときに重宝します。
また、シソオイルにして保存するのもおすすめです。
大葉20枚ほどをみじん切りにし、小さじ3分の1程度の塩と混ぜます。それを瓶に入れてオリーブオイル(大葉20枚に対し100ml目安)を加えれば、大葉の香るオイルが楽しめ、サラダにかけても良し、パンに付けてもおいしいものですよ。
【おすすめ大葉レシピ①】大葉のジェノベーゼ風パスタ ペースト状だから長期保存にもぴったり!
バジルを使ったペースト「ジェノベーゼ」の作り方を真似て、「大葉のジェノベーゼ風」を作ってみましょう。冷蔵(2週間目安)及び冷凍(1か月以上)での保存にも最適です。
【材料】
・大葉 20g(30枚程度)
・ニンニク 一片(苦手な方は省いてもOK)
・松の実 20g(クルミでも代用可)
・粉チーズ 20g
・塩 小さじ2分の1程度(味見しながら調節)
・オリーブオイル 100ml
【作り方】
1.大葉は水洗いし、キッチンペーパーで水分をよく拭き取ってから、ざく切りにしましょう。
2.ニンニクはスライスにします。
3.全ての材料をフードプロセッサーにかけ、ペースト状になったら出来上がりです。
完成した「大葉ペースト」は、あらかじめ熱湯消毒をしておいた適当な瓶に詰めましょう。瓶に詰めた後に、分量外のオリーブオイルを上からかぶせるように入れ、空気とのコンタクトを遮断します。
さて、パスタに和えるときは、茹でたパスタ一皿につき大さじ一杯程度を入れ、絡めてください。(絡みにくい場合はオリーブオイルをパスタの上からさらにプラス)
余ったペーストを冷蔵庫や冷凍庫に入れる際にもオリーブオイルを少量、上から追加し、蓋をしっかりと閉めるのが長く持たせるポイントです。
使用時には自然解凍かレンジで軽く温めて使いましょう。
手順3で「フードプロセッサー」を使用しましたが、お持ちでない方はこの機会に購入を考えてみてはいかがでしょうか。小さいサイズなら場所も取らずお手頃です
山善 フードプロセッサー 350mL コンパクト グレー YFA-201(H)
少量の具材を刻む、混ぜるのに便利な一台。小さく軽く、お手入れも簡単。
【おすすめ大葉レシピ②】大葉が主役のイタリアンリゾット 濃厚な香りをたっぷり味わえる逸品!
続いてはリゾット。イタリアでは、食せる野草もリゾットの材料となるため、同じ方法で大葉リゾットにしてみました。
【材料】(2人分)
・大葉 20g(30枚程度)
・玉ねぎ 半個
・米 180g
・白ワイン 100ml(料理酒でも代用可)
・バター 10g
・固形コンソメ 1個
・オリーブオイル 適量
・熱湯 適宜
【作り方】
1.オリーブオイルを敷いた鍋に玉ねぎのみじん切りを入れて中火で炒めます。
2.玉ねぎがしなっとしたら、米を投入して混ぜましょう。
3.さらに白ワインを入れ、強火にしてアルコールを飛ばしてください。
4.グツグツしている間に固形コンソメを入れて溶かします。
5.大葉は荒く千切りにして投入。
6.ワインが飛んで、水分が足りなくなってきたら中火に戻し、横で沸かしておいた熱湯をひたひたになる程度に加えます。
〈ポイント〉水分が飛んで乾いてきたら熱湯を加える、という工程を3~4回適宜、繰り返してください。
7.味見をして米の硬さがちょうどよくなったら、バターを加えて火を止めましょう
仕上げにお好みで粉チーズをかけるのもおすすめですよ。大葉の香りをイタリアンリゾットでご堪能ください!
暑い夏に生長し続ける大葉は家庭の味方! たくさん収穫してイタリアンパスタやリゾットを味わおう!
雨にも風にも負けず、強く生長し続ける大葉の栽培はあまり手もかからず簡単。発芽までが少々長い印象ですが、暑くなると一気に生長します。夏の間、途切れることなくたくさん収穫できるため、オイルに漬けたりペースト状にしたりすることで、大量消費と長期保存の一石二鳥にもなりますね。
濃厚な香りを薬味だけではなく、パスタやリゾットといったイタリアンにして楽しんでみてください。