お湯を注いで3分ですぐ食べられる!ふっくら美味しいクスクスは、キャンプや登山はもちろん、「今日はお米を炊きたくない」という日のおうちご飯にもおすすめ。今回は、クスクスの基本の作り方と、クスクスを使った代表的なレシピをご紹介します!

【クスクスのレシピ①】モロッコの煮込み料理「タジン」 「タジン」と「クスクス」がマッチ 美味しさ抜群

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クスクスの発祥地である北西アフリカの国モロッコでよく食べられているのが、野菜や肉をドライフルーツで煮込んだ「タジン」という料理。現地では大皿に盛られたクスクスの上にどばーっと豪快にかけて味わいます。タジンの汁気を吸ったクスクスが、絶妙な美味しさなんですよ〜。

本場ではタジン鍋という専用の鍋を使いますが、無水鍋やダッチオーブンなど他の鍋でも作ることができます。今回は深めのフライパンで作ってみましたので、レシピをご紹介します!

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【クスクスのレシピ①】<材料> チキン手羽元やボークチョップなど、骨つきの肉を選ぼう

<材料> 4人分

・基本の野菜
にんじん:大1本
玉ねぎ:大1玉
セロリ:5本
トマト:中2個、またはトマト缶1缶
※このほかお好みでジャガイモやきのこ、豆類を入れても美味しいです

・骨付き肉
チキン手羽元:6本
※このほかチキンレッグ、ポークチョップやラムチョップなどでも美味しくできます。骨つきの肉を選ぶのがポイントです

・ハーブ類
しょうが:2片(お好きな方はもっと入れてもOK)
スターアニス(八角):2個
ローレル:2枚
シナモン:スティック2本、パウダーの場合は小さじ1.5
パセリ:小さじ1
塩・こしょう:少々(肉の下味用)
※パセリはなければなしでもOKです

・ドライフルーツ
プルーンやアプリコットなど:計10個
※ドライいちじくやデーツなどでも美味しくできます

・その他
赤ワイン:1.5カップ
※安いものでOK。赤ワインの代わりにビールや、なければ水でも大丈夫です

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生トマトを使う場合は、完熟のものがおすすめです。硬めのトマトを使う場合はしっかり煮込み時間を取ったほうが美味しくできあがります。今回はトマト缶(410g)を使いました。

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本場のタジンの味を作ってくれるのが、スパイスとドライフルーツ類。特にスターアニス(八角)はぜひマストで入れてください。エスニックな異国の香りが高まります。

【クスクスのレシピ①】<作り方> ダッチオーブンや深めのフライパンで作れて便利

1、肉に軽く塩こしょうをふっておく。鍋に油をしき、強火で肉の表面を焼く。表面にこんがり色がついたら、ひっくり返して裏面も焼く。肉の表面が焼けたら、肉をお皿に取り出す(肉の中まで火が通っていなくて大丈夫です)

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2、肉の表面を焼いている間、トマトと玉ねぎを切る。トマトは芯をとって数センチのざく切り、玉ねぎは薄めのくし切りまたはスライスに。

3、肉を取り出したフライパンに玉ねぎを入れ、軽く火が通ったら赤ワインを投入。続いてトマトを投入。フライパンに付いた肉油や焦げ付きをこそぎ落とすように溶かしていく。

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赤ワインの代わりにビールなど他の飲み残しのお酒、または水でもOKです。

4、この間、しょうがはみじん切り、ドライフルーツは2等分しておく。

5、3のフライパンにハーブ類とドライフルーツをすべて投入。煮込んでいく。

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6、残りの野菜(にんじんやセロリ)を切る。にんじんはざく切り、セロリは5cmほどの長さで切る。

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7、ハーブやドライフルーツが馴染み、玉ねぎがドロドロになった頃合いで6の野菜と1の肉を投入。蓋をして煮込んでいく。

8、ドライフルーツがぐずぐずになるまで煮込んだら、完成!

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今回は深めのフライパンで作りましたが、無水鍋やダッチオーブンを使う場合はすべての材料を最初に入れて蓋をして煮込んでしまってもOKです。また無水鍋やダッチオーブンを使う場合で、赤ワインの代わりに水を使う場合は、水は少なめ、または入れなくても大丈夫です。

玉ねぎやトマト、ドライフルーツが溶けてスープと同化するほど煮込むのが、美味しいタジンのポイントです。野菜もお肉もホロホロとくずれるほどやわらかく、汁を吸ったクスクスと相性バツグンですよ〜!

画像: 筆者撮影 / ラムチョップのタジンに、パールタイプのクスクスをあわせて。

筆者撮影 / ラムチョップのタジンに、パールタイプのクスクスをあわせて。

【クスクスのレシピ②】中東のサラダ「タブレ」 クスクスをレタスやパセリなど 野菜と混ぜてヘルシーサラダに 

クスクスが余ってしまったら、ぜひ作っていただきたいのが「タブレ」というクスクスのサラダ。

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クスクスはパスタの一種ではありますが、スパゲティなどのように時間が経つと伸びてコシがなくなることもなく、湯戻しした翌日でもわりと美味しく食べられるので、余ったクスクスをタッパーなどに入れておいて翌日にタブレに活用するのもおすすめですよ。

【クスクスのレシピ②】<材料> 豆類との相性も抜群 きゅうりで爽やかさを加えよう

<材料>2人分
クスクス:約1/2カップ(残っているぶんでOK)
トマト:小1個
レタス:適量
レンズ豆:1/2カップ
塩・こしょう:少々
レモン汁:大さじ1
オリーブオイル:大さじ1

本場のタブレはパセリやパクチーを使いますが、今回はレタスを使いました。ケールやセロリの葉を使っても美味しいですよ。また、タブレには生たまねぎを使いますが、私は生の玉ねぎが苦手なので入れません。

豆類との相性がいいので入れるのがおすすめですが、入れなくてもOKです。また、きゅうりがある場合は加えると爽やかな歯ごたえが加わって美味しいですよ。

【クスクスのレシピ②】<作り方> オリーブオイルとレモン汁で仕上げる!

1、レタスは手で小さくちぎり、トマトは小さめの角切りに。(きゅうりやセロリなど他の野菜を入れる場合も同様に小さく切る)

2、ボウルに1の食材をすべて入れ、クスクスを投入。均等になるよう混ぜ合わせる。

3、オリーブオイルをまわしかけ、塩・こしょうをふって全体に行き渡るように混ぜる。レモン汁をふりかけて、できあがり!

具材を切って混ぜるだけなので、とっても簡単。彩りも美しいので付け合せに最適です。クスクスや豆の量を増やせば、これだけでヘルシーランチになりますよ!

【クスクス】のアレンジレシピも豊富! 時短で作れてキャンプ・登山飯に最適! リーズナブルな価格で常備必須!

画像: 【クスクス】のアレンジレシピも豊富! 時短で作れてキャンプ・登山飯に最適! リーズナブルな価格で常備必須!

少量でかなり膨らむクスクスは、経済的な食材でもあります。基本的にはパスタなので、スパゲティに合わせて美味しいものならクスクスとも相性バツグン。カレーやシチュー、スープをかけても良し、どんぶり料理の具だけあってご飯がない!という時にもおすすめです。

キャンプや登山などのアウトドアに、おうちご飯の備蓄や非常食にも、ぜひ活用してみてくださいね!

クスクスの他にも クラムチャウダー缶やスキレットで作れるおうちキャンプ飯もご紹介

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