冬キャンプの必需品・ストーブを使った料理! 市販のおでんに牛すじを入れるだけでさらにおいしい!
冬キャンプは燃やして暖を取る。それだけでも楽しいのだから不思議です。薪ストーブや灯油ストーブは冬キャンプの必須アイテムと言えますね。
キャンプでこうしたストーブを使うなら、同時に煮込み料理もしてみましょう。何しろ鍋を乗せておけば放っておいても出来上がるのですから簡単です。特にこの時期美味しくて簡単なのがおでんです。
おでんは市販のおでん種を使えば、そのまま鍋に材料を入れるだけでもOK。でも今回はせっかくなので、牛すじを煮込んでさらに美味しいおでんを作ってみます。また、大根やゆでたまごを使う時のちょっとしたコツも加えておきます。
材料(4人分)
- おでん種(市販品。スープの入ったもの)
- 卵 …4個
- 大根 …1/2本
- ウインナー、ちくわぶなど …適量(お好みで)
- 牛すじ肉 …200グラム
- ねぎの青い部分、ニンニク、生姜 …それぞれ適量
- 米 …一握り
※ ねぎなどは牛すじ肉の臭み消し用に使うので、全部なくてもかまいません。また、ちくわぶやウインナーはおでん種には入っていないことが多いので、お好みで用意しましょう。
必要な道具
- おでんを煮込むダッチオーブン、もしくは鍋
- ストーブ
- ゴトク
※ 直接煮込むと火加減の調整が大変なため、ゴトクは必ず用意しましょう。
【キャンプ料理】牛すじ煮込み入りおでん ストーブ調理でいつもと違うオリジナルおでんを楽しもう!
1)
まず、おでんは下処理が面倒なものが多々あるので、そうしたものは自宅で前日に下処理を済ませておきましょう。
牛すじはその代表格です。下茹でをしっかりとしておき、臭みを抜いておかないとおでん全体の味が悪くなってしまいます。下茹では水から牛すじ肉を煮込み、アクが出たらお湯を捨て、肉と鍋を水洗いします。これは1回でもいいですが、2回ぐらい行うとさらに味が良くなります。
2)
その後、牛すじ肉をねぎの青い部分やニンニク、生姜などと一緒に15分ほど弱火で煮込みます。これを冷まして熱を取ると、硬くなり、加工がしやすくなります。細かく切るだけでもいいですし、串を打ってもよいです。
3)
ゆで卵は、冷蔵庫から取り出してすぐの生卵に画鋲や釘などでお尻に穴を開けて熱湯に入れます。こうすることで茹でている間、割れにくくなります。画鋲などは刺しっぱなしにする必要はありません。8分程度茹でるとちょうどよいゆで加減になります。
そのままでは殻が剥きにくいのですが、氷水に入れて一気に冷やすとかなり剥きやすくなりますよ。ただし、キャンプに持っていく際は、殻をつけたまま持っていき、現地で割ったほうが安全です。
4)
大根は面取りが重要と言われますが、それだけではなく、両面に十字の切り込みを入れておきましょう。これで味の染み方が変わってきます。
5)
大根の下茹ではお湯に米を一握り入れて行います(米の研ぎ汁でも構いません)。大根が透明になるまで、弱火でじっくり煮込みます。煮込み終わったら、流水で米を洗い流しましょう。
6)
下処理を済ませた食材はよく冷ましてから、ジップロックなどに入れてクーラーボックスでキャンプ場に運びます。
キャンプ場では市販のおでんの具材とスープと一緒に下処理した具をダッチオーブン(あるいは鍋)に入れたら、ゴトクを乗せたストーブの上に乗せて火にかけます。水加減、火加減を気にしながら30分〜1時間ほど煮込めば完成です。
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おでんを煮込むポイントは弱火でじっくり煮込むこと…と思いがちですが、あまり長く煮込むと風味が飛んでしまいます。弱火で30分〜1時間がよいです。しっかりとした煮込み具合になります。
また、おでん種を大きく柔らかく膨らましたい場合は、最後の10分ぐらいを強火でグラグラと煮込むようにしましょう。ただし、目を離さないようにすることが大切です。強火にしたい場合は、ゴトクを外して煮込みましょう。
おでんの出汁は日本酒で割るのもオススメです。また、熱燗もおでんには合いますね。牛すじが入るとボリュームもアップしてごはんのおかずにもなりますし、おでんひとつあればキャンプ飯は十分堪能できます。なお残ってしまったおでんはジップロックなどに入れて持って帰れますよ。
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