自転車がお好きな方なら、「いつか自転車で長い旅に出てみたい」という夢を持っている方が多いのではないでしょうか?自転車の速度は早過ぎず遅すぎず、色々な土地をじっくり見て回るのには程良いうえ、「自分の力で辿り着いた」という達成感が得られるのも魅力的です。しかし自転車旅独特のノウハウも多く、未経験な方ですと若干ハードルが高めなのも確かですよね。そこでこの夏、筆者が5泊6日で四国をサイクリングした模様をレポート!ちょっとしたノウハウやコツ、そしてキャンプツーリングのグッズ紹介もいたします!今回はいよいよゴールの下灘駅までの旅です!

Vol.1、Vol.2はこちらから

降りしきる雨のために、プランを変更した4日目 

世の中で「憂鬱な音」というのは数々ありますが、キャンプツーリング時、夜中にフライシートを叩く雨の音はその筆頭かもしれません。(あくまで個人的な見解です。雨のキャンプがお好きという方ももちろんいらっしゃいますね。)

夜が明けて、テントの中が徐々に明るくなってきてもその音は止むことはありません。

ちなみに筆者は、キャンプツーリングに出ているその最中は極力天気に関する情報はシャットダウンしています。何故ならば、雨の情報は聞くだけ憂鬱になりますし、それを事前に知ったからといって天気が快方に向かうわけでもないからです。

※あくまで筆者個人のやり方です。事前に情報を得ることで、備えることも大事です。

晴れていればラッキー、雨なら雨でそれなりに対応するしかありません。

ちなみに筆者の雨具ですが、特に自転車専用の物にこだわらず、一般の登山・アウトドア用のものを使用しております。

自転車専用に設計されたものは、自転車の乗車姿勢に特化した立体裁断が施されている場合が多いため、自転車のみで使うには申し分ないのですが、他の(登山などの)アウトドアスポーツには転用しにくい側面もあるので、筆者はあえて登山用をチョイスしました。

ちなみに使用しているのは下記のモデルです。
*モンベル トレントフライヤージャケット
*モンベル トレントフライヤーパンツ

やはり夏場のサイクリングははかなり運動量が激く発汗量が多いスポーツですから、透湿性(蒸れを逃がす能力)が高いゴアテックス素材であることは第一条件です。
そしてこの両モデルは、かなり収納サイズが小さくなるところが選択のポイントでした。

もう長年登山用を自転車で使用しておりますが、特に問題らしい問題は感じておりません。

さて。雨対策は万全とは言え、やはりテンションが上がらないまま朝食を済ませ、いつもよりもダラダラと時間をかけて撤収作業を終えたら、出発は8時過ぎになってしまいました。

このサイクリングは基本的にどの日を取ってもハイライトになるようなプランを建てておりましたが、この日はとりわけハイライトとして設定していました。

その理由はこの日、筆者は四国を代表する絶景ポイントである四国カルストへ向かう予定をしていたからです。

オートバイでは四国は何度か訪れたこともありますし、実は若い頃高松に一年ほど赴任していたことがあったのですが、この四国カルストにはまだ行ったことはありません。

その景色を楽しみにしていたのと同時に、この日予定していた行程は、終盤の1/3はほぼ登り坂であるため、体力も気力も充実させておく必要があります。

しかし降りしきる雨はその気力を否応なく奪い去っていきます。

画像1: 筆者撮影

筆者撮影

途中休憩しながら地図を眺め、「四国カルストを断念した場合」のサブプランも検討し、その分岐点ギリギリまで天気の様子を見ながら走ることにしました。

しかし徐々に天候よりものっぴきならない問題が筆者をむしばみはじめます。

そう・・・例によって空腹感です(笑)。

四国の山中は、ただでさえ集落や人家が少なく、したがいまして飲食店などはほとんど見かけません。ようやく建物や看板を発見しても、辿り着いてみれば廃業されているところもしばしば。

画像2: 筆者撮影

筆者撮影

そろそろ「予定通り四国カルストへ向かうのか?それとも予定を変更するのか?」という決断を迫られる分岐点が近づいた時に小さな村落に辿り着き、街の入口にあった派出所のお巡りさんに「どこか食事が出来る場所はありませんか?」と息堰切ってうかがいますと、お巡りさんではなく、派出所の中に座っていたオジサンが「200mmほど先に『うまいもんや』って店があるよ」と教えてくれました。ただ派出所に遊びに?来ていたご近所の方のようです。

いや助かった・・・ようやく食べ物にありつける・・・と、御礼を言ってその「うまいもんや」さんへと向かいました。

実際に向かってみると、200mどころかたっぷり2kmはあったのですが、その辺りは「地方の距離感あるある」ということなのでしょうか。

ここで、ラーメン定食、ご飯も麺も大盛りを注文します。私のサイクリング中の食事は、完全に「カロリー重視」です!

画像: 筆者撮影・ラーメン定食、ご飯も麺も大盛りです。普段なら絶対に食べられない量も即座に完食!

筆者撮影・ラーメン定食、ご飯も麺も大盛りです。普段なら絶対に食べられない量も即座に完食!

もちろん瞬時に完食。ここのお店は地元の方の憩いの場にもなっているようで、お店の方とお客さん全員が顔馴染らしく世間話に花が咲いています。そんな会話を聞くともなしに聞いておりますと、「今日は一日中こんな天気みたいねぇ」という会話が聞こえてきます。

この会話を聞いて、もう四国カルストは断念しました。雨の中坂道を登っても、景色は期待出来ず、今朝濡れたまま畳んだテントを広げその中に寝ることを想像してみたら、もうマイナスの感情しか湧いてきません。

サイクリングは所詮遊びです。自分の予定に縛られ、気持ちがマイナスになるなんて本末転倒です。

こういう時は切り替えも大事ですし、断念した予定は次回の宿題にすることで、次の旅のモチベーションに繋がるというものです。

さて。じゃあどこへ行こうか?・・と、地図やネットを見ながら検討しておりますと、ここから真っ直ぐ西へ向かった辺りに「内子」という町があり、そこなら宿が取れそうです。幾つかある宿の中で、「内子晴れ」というゲストハウスの予約が取れた時点でもう迷いは完全に消えました。

昨今日本のどの町にもゲストハウスが増え、行き当たりばったりの一人旅で宿を選ぶ際には大変助かります。

ここからの行程はほぼ下り基調。快調に距離を稼いでいると、ここへきて雨の勢いが弱まってきました。

「このタイミングでかぁ・・・あと2~3時間早く止んでくれればよかったのに・・」とチラリと思わなくもありませんが、雨の日のツーリングというのは得てしてこういうものです。

ここで自転車でのツーリングキャンプのグッズをご紹介!

さて、ではここで雨の日の対策方法も兼ねて、グッズの紹介をいたします。今回のサイクリングに向けてサイドバッグを新調しました。

画像: 筆者撮影・この旅がデビューのオルトリーブバックローラープラス

筆者撮影・この旅がデビューのオルトリーブバックローラープラス

長い間モンベルの防水サイドバッグを使用していたのですが、購入後10年が経過し、生地の経年劣化でバッグの溶着部分が剥離してしまったため買い替えることにしました。

ツーリング中に荷物を濡らしてしまうのはかなり致命的な事態ですので、バッグの防水性は必須課題です。

選んだのはこのジャンルでは定番中の定番とも言える、オルトリーブの「バックローラー」シリーズの中でも、落ち着いた色調と柔らかく軽い生地が特徴の「バックローラープラス」というモデルです。

画像: いつか自転車で長い旅に出てみたい!~四国サイクリング旅~vol.3「雨のツーリング、そして下灘駅の夕陽を求めて」
ORTLIEB(オルトリーブ) バックローラープラスQL21 F5203 DEN OR-F5203 デニム/スチールブルー
オルトリーブ社(ドイツ)は、「独自の素材」と「溶接方法」で機能性・耐久性を追及した世界的にも優れたクオリティーを誇る完全防水のバッグメーカーです。創設者のハートムート・オルトリーブは、"81年の自転車旅行中に激しい雨に見舞われ、衣服と食料をずぶ濡れにしてしまった経験から、"82年に若干20歳で会社を設立し完全防水のサイクル・サイドバッグを開発、生産を開始する。その後、"88年には部署や人員を増やし、ハートムート自信は機械や製品開発に専念、オリジナルの素材・工法を自社で行うためのあらゆる機械の設計にも携わる。現在、彼の開発方針から生まれた様々な製品を展開し、それらは画期的なアダプターシステ...
¥ 21,912
2019-10-20 17:16

このオルトリーブというメーカー、創業者のハートムート・オルトリーブ氏が、自転車旅行中に荷物をズブ濡れにしてしまった経験から完全防水のバッグの構造を考案し、ガレージで製造を始めたのがスタートで、現在でも一貫してドイツ国内で製造されているハイクオリティな仕上がりは、世界一周などの超長距離サイクリングをしているサイクリストに絶大な信頼を得ています。

オルトリーブの製品は幾つか使っていますが、ドイツ製らしい堅牢な造りに加え、各部の細かい仕様が「本当に長距離サイクリングをやっている人が設計しているな」と実感出来るほど使い勝手がよく、まず購入して後悔の無いブランドだと思います。

今回、雨の中の走行は丸一日半程度はあったのですが、このバックローラーの防水性が完璧だったことは言うまでもありません。

バックローラーは基本的に2個セットのペア販売で、容量は片側20L、計40Lですので、キャンプ用品一式と着替えなどがちょうど収まるくらいの大きさです。

ちなみに中に入っている装備はこんな感じです。

まだまだ減らせるような気もするんですけど、どうしても快適さとのせめぎ合いで毎回持って行く物に悩むんですよね。

画像: 筆者撮影・これが左右サイドバッグに入ってる全ての装備です。キャンプ道具と着替えでほぼ一杯です。

筆者撮影・これが左右サイドバッグに入ってる全ての装備です。キャンプ道具と着替えでほぼ一杯です。

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