単なるジャガイモと侮るなかれ! 簡単でリッチな味わい「ベイクドポテト」
ベイクドポテトはアメリカの家庭では定番料理です。ジャガイモにベーコンや調味料を挟み、そのまま焼いただけというシンプルなメニューですが、作ってみると結構リッチな味わいに驚きます。イメージ画像のように見た目も華やかですし、味付けのバリエーションも意外に豊富。
ジャガイモを丸のままホイル焼きにするのも美味しいですが、一工夫するならベイクドポテトはオススメです。
今回はさらにこれを燻製にして、スモーキーな風味もプラスしてみます。作り方は簡単ですよ!
ベイクドポテトの調理器具は燻製器! ダッチオーブン・焚き火台もおすすめ
道具に関しては今回、ダッチオーブンがあると圧倒的に簡単です。本来オーブンで作る料理ですので、当然と言えば当然です。
火に関していえば、バーベキューグリルを使ってもいいですし、焚火でも調理できると思います。私の場合はユニフレームの焚火台「ファイアグリル」にヘビーロストルを乗せて使用しています。定番中の定番の焚火台ですが、とにかくタフで便利です。
燻製器を使う場合は高温調理になりますので、アルミよりもステンレス製の方がいいと思います。アルミ製でも作れはしますが、多少燻製器にダメージが残るかもしれません。
残念ながら、ダンボール製はNGです。
いずれにしても、燻製用にウッドチップを用意してください。何のチップでも問題ありませんが、今回はスモークウッドよりはチップが使いやすいと思います。
また、もしトーチバーナーがあるなら、これも使うと便利です。
ベイクドポテトに使うジャガイモはメークインが最適!
材料:2人前
・ジャガイモ(メークイン) …2個
・ベーコン 2~3枚
・マヨネーズ …適量
・とろけるチーズ …適量
・塩胡椒もしくは黒瀬スパイス …適量
・ドライパセリ(あれば) …適量
ベイクドポテトの主役はジャガイモです。大きめのメークインを探してみましょう。意外とスーパーでは手に入らないこともありますが、あれば是非ベイクドポテトにしたいですね。キャンプ場の近くに道の駅などあれば、そこでいいジャガイモが手に入ることもあります。
それ以外は、ある程度お好みなところがあります。例えば、明太マヨネーズを使うのもアリですし、アメリカ風にするのであれば、バターやサワークリームを使うとよいでしょう。
複数の味のものを作って食べ比べるのも面白いですね。ローコストなのにバリエーション豊かでボリューミーな料理になります。
作り方はダッチオーブンや燻製器で焼くだけ! ベーコンを使ったレシピが定番!
1)
ジャガイモは皮ごと食べても食べなくてもOK。食べる場合、表層の泥汚れは落としておきましょう。皮は食べないのであればそのままでも調理できます。
まずは包丁で十字に深い切れ目を入れておきます。
2)
十字の切れ目にマヨネーズ、ベーコンを挟みます。こんな感じで、多少はみ出ても気にしないでいきましょう。
3)
炭火で調理する場合は、チャコールスターターを使うと簡単です。
適当な着火材を敷いて、その上に炭を挿しておき、着火材に火をつけます。あとは放っておけば煙突効果でどんどん火が回ります。炎が出ることもありますが、炎がなくなり熾火になったところで調理に使うようにします。
燻製器であればシングルバーナーを使いましょう。
4)
ダッチオーブンの場合、炭火を上下から当てて十分に予熱をしておきます。
中にはこちらの記事で記載したように、アルミホイルを敷き網を浮かせて、あらかじめチップを入れておきます。このチップから煙が出るようになれば予熱は完了です。
燻製器の場合はシングルバーナーなので、すぐに煙は出ますから、予熱は不要です。
5)
十分に煙が出てきたら、ジャガイモを入れ、燻製調理を始めます。
ダッチオーブンの場合は、上下に炭火を当てて30分ほど。燻製器の場合は温度計が振り切るぐらいの超高温で熱燻です。やはり30分ほど、みてください。
6)
焼きあがったジャガイモにとろけるチーズを挟み、トーチバーナーでチーズを溶かしていきます。
バーナーがない場合は、ジャガイモを加熱している途中でチーズを追加しても問題ありません。
トーチバーナーは焦げ目が美味しそうに付くので、あると結構楽しいですよ。
7)
チーズが溶けたら、塩胡椒、あるいは黒瀬スパイスを振り、ドライパセリなどで見栄えを整えます。
これだけで完成です!
簡単に作れるベイクドポテト! レシピもアレンジし放題でお酒との相性も抜群!
ベイクドポテトのよいところは、どう作っても美味くなるということです。前述したように明太マヨネーズやサワークリーム、バターなども使えますし、イカの塩辛やかつを酒盗も相性がいいです。
スモーク風味にしたことでお酒との相性はよくなりますし、しなくても美味しいです。
作り方自体もいろいろで、燻製にしないなら先にジャガイモを焼いてしまい、軽くまな板に叩きつけて潰してから切れ目を入れ、そこに焼いたベーコンなどを挟んでいくという方法もあります。
この方法だと、ジャガイモをアルミホイルに包んでバーベキューコンロに放り込んでおくだけでも出来てしまうので、とにかく簡単です。
アメリカ流の食べ方は、皮と身をよくかき混ぜて食べる、だそうです。本場の食べ方を楽しんでみたい人にはオススメですよ。