みなさん、こんにちは! 東海地方を中心にキャンプをしている「GSD東海編集部」です! さて今回は、今年から本格的にキャンプをしようと考えている人に向けたキャンプ道具をご紹介していこう企画の第一弾、「はじめてのテント選び」です。テントは、キャンプをするにあたって一番重要かつ高価なお買い物になります。「あなたがしてみたいキャンプ」に合わせたテント選びの参考にしていただけたら嬉しいです!

まず基準になるテントを1つ選んでみよう! そのテントと他のテントを比べながら検討しよう

画像: まず基準になるテントを1つ選んでみよう! そのテントと他のテントを比べながら検討しよう

まず、あなたがテントを選ぼうと思った時、頭の中にはどんなテントのイメージが思い浮かびますか? 三角や四角の形をしたテントだったり、丸みを帯びた形だったり、色も鮮やかな赤色? 渋いグリーン? などなど、テントのイメージは人それぞれだと思います。

最初に言えることは、キャンプ用テントはたくさんの形や種類が販売されており、1人で使えるものから大人数で使える大きなテントまであります。お値段もお手頃なものから高価なものまで。これだけたくさんあると、選ぶのに迷ってしまいますよね。

たくさんある種類の中からテントを選ぶために、とりあえずご自身がイメージしているテントを1つ探してみましょう。そして次に、そのテントを基準にして「足りないところ」や「こだわりたいところ」などをさらにイメージしつつ、他のテントのデザインや形、大きさや価格を比べてみましょう。基準となるテントを1つ決めれば、他のテントと比較して検討できるようになります。

テントのデザインや使いたい季節、人数、移動手段は? 自分の理想のキャンプスタイルを書き出そう

あなたの理想に合ったテントを選ぶにあたり、

  • どんな色合いやデザインがいい?
  • 春夏秋冬、どの季節に使う?
  • 何人ぐらいで使う?
  • キャンプ地までの移動手段は?

これを1つ1つ、考えてみましょう。

メーカーごとにデザインは大きく異なる! チャムスやロゴスはおしゃれなテントが多く女性や若者に人気

テントには、様々なデザインやカラーリングがあります。各キャンプ・アウトドアメーカーによって色合い・デザインはかなり異なるので、自分がどこのメーカーのテントに心惹かれるか、調べてみるのがおすすめです。

例えばCHUMS(チャムス)やLOGOS(ロゴス)というメーカーは、かなり色が鮮やかでおしゃれなデザインなので、女性や若者に人気です。

Snow Peak(スノーピーク)というメーカーさんは、デザインも色合いも無駄のない、シンプルで落ち着いたデザインのものが多く販売されています。

春・秋は過ごしやすくテントの自由度が高く、値段も安め! 夏・冬用のテントは値段が高くなりがち

これからキャンプをはじめる方から「キャンプは、いつするのが主流?」とよく聞かれますが、季節により様々なメリットデメリットがあります。ぜひ、季節の特徴など参考にして、いつキャンプするのかをイメージしてみてください。

【春】

暖かくなっていくので、キャンプやアウトドアで過ごしやすい季節。ただし同じようにキャンプをする人も多くなるので、人気のキャンプ場は混雑してしまう。

【夏】

海や山などでのアウトドアが活発になる季節。しかし、虫も多くなるのがデメリット。また、場所選びに注意しないと熱中症などの危険性も。

【秋】

春のような混雑や夏のような暑さ・虫の問題などが少なく、キャンプで人気のシーズンです。寒暖差が朝と夜で激しくなるので、その点に注意が必要です。

【冬】

寒さに耐えなければいけませんが、混雑しない季節なので、本格的にキャンプをしている方たちに人気のシーズン。ただし氷点下になることもあるため、初心者だけでの冬キャンプは危険です。

テントは高価なものが多いため、季節ごとに何張も購入することは難しいアイテムとなります。ご自身がキャンプに行くであろう季節に合わせて、使用できるテントを選ぶのがおすすめです。

春や秋は場所にもよりますが過ごしやすい気候なので、基本的にはどんな素材のテントでも問題はないかと思います。夏は、メッシュ素材のインナーテントを選ぶと、熱気が逃がしやすくなります。そして冬はその逆で結露などがつかないコットン素材や、タープと寝室がつながったツールームテントなどが、暖かい空気を逃がさないのでおすすめです。

ファミリーで行くなら大きめのテントを選ぼう 友達同士で行く場合は各自でテントを用意するのがベスト

何人でキャンプに行きたいのか、考えてみましょう。例えば、3人以上のご家族で行く「ファミキャン(ファミリーキャンプ)」や、親しいお友達で行く「グルキャン(グループキャンプ)」の場合は、大きなテントが必要になってきます。

ご家族の場合は、お子さんやご夫婦が一緒に過ごす空間を作れるテントがおすすめです。寝室とタープが繋がっているツールームテントだと空間も広いので、過ごしやすくなります。

親しいお友達で行く場合は、それぞれのパーソナルスペースの確保が重要になります。一番良いのは、お友達それぞれがテントを用意すること。1~2人用のテントをそれぞれが用意できると、とても快適に過ごせます。

また、初心者さんでは少ないと思いますが、1人で行く「ソロキャン」ならば、ソロテントと呼ばれるものがおすすめです。ちなみに、カップルさんやご夫婦など2人で行くキャンプは「デュオキャン」と呼ばれます。2人となると荷物も増えていくので、テント内でも多少の余裕を持てるよう2+1人用~くらいのサイズにすると良いです。

キャンプ地までの移動手段に合わせたサイズ・重量選びをしよう バイクや徒歩で行く場合は特に重要

当たり前ではありますが、テントは大きくなればなるほど荷物になります。また素材によって重量なども変わるので、重すぎると持ち運びが大変になることも。よって、キャンプ地まで何で移動するかが、とても重要になります。

車で移動する場合、プリウスなどのセダンタイプなのか、軽自動車なのか、ハイエースなどの大型車なのかで、収納力が変わってきます。収納の少ない車なのに大きなテントを選んでしまうと、かさばって収納容量を圧迫してしまうので、そこも考慮する必要があります。

バイクの場合は、荷物を積む量が圧倒的に少ないため、テントの大きさがかなり重要です。また公共交通機関で行く場合は、自分で背負って運ばなければならないため、自分の体力にもよりますよね。どんな移動手段でキャンプ場に行くのかを考えるのは、とても大切なのです。

テントにはドーム型とワンポール型がある! それぞれのメリットやデメリットは?

画像: テントにはドーム型とワンポール型がある! それぞれのメリットやデメリットは?

テントの形は、ざっくりと2種類に分かれます。

ドーム型のテントは広々使える ソロキャンプだとサイズ選びに気をつけないと設営が難しいかも

丸みを帯びた形をしたテント。2部屋に分かれたツールーム型など大人数のグルキャンやファミリーキャンプにおすすめの大型テントから、1人用のソロキャンにおすすめの小さなテントなど、様々な種類があります。ただし、大きくなればなるほど1人で設営するのが大変になり、重量や収納時のサイズ大きくなるので、購入時に注意が必要です。

ワンポール型のテントは設営が簡単 端に行くにつれて天井が低くなるので窮屈さを感じるかも

三角型をしたテント。見た目の可愛さから、女性やお子さんのいるファミリーに大人気のデザインです。ワンポール=1つのポールで立つテントなので、設営はドーム型に比べて楽なのがポイントです。構造上、室内では真ん中が一番高く、端にいくにつれて低くなるので、若干狭さを感じることも。

テントの種類は様々ありますが、どんなテントでも「あなたがしたいキャンプスタイル」に合ったものを選びましょう!

テントは高価だが、長く使える 素材やサイズ、デザインなど購入前に自分が欲しいテントをしっかり考えよう

テントは、キャンプをやる! と決めてから最初に購入する高額なアイテムとなります。なんとなくイメージだけで決めてしまうと、なかなか気軽に買いなおすことができないので慎重に選びましょう!

しかし、いくら慎重に購入した後でも、テントを使い始めると「夏は暑すぎる/冬は寒くて使えない」などリアルな問題点は出てきます。その時は経験として「このテントは春や秋に使おう」「インナーマットを買おう」「次はコットン素材のものを選んでみよう」など、次回に購入する際の学びになっていきますよ!

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