春・夏・秋の3シーズン向けシュラフ(寝袋)が初心者におすすめ! 快適温度は5度以上がベスト
初めて買うシュラフは、「3シーズン向け」と表記されているシュラフを選べば間違いない
キャンプ用シュラフには、主に3シーズン用・夏用・冬用の3つのバリエーションがあります。
夏用・冬用と表記されているシュラフはそれぞれ、寒い季節と暑い季節の使用を限定しているため、薄手か厚手に作られていることが特徴です。そのため、その季節以外での使用は難しく、春や秋にそれぞれのものを使用しても、快適に眠ることができません。
一方、3シーズン用シュラフは、春・夏・秋に対応しています。冬以外のすべてのシーズンで使いまわせる万能シュラフとなっています。そのため、冬にキャンプはせず、ある程度暖かくなってからアウトドアをしたい方は、こちらを選んでおけばまず失敗することはないでしょう。
選ぶ快適温度の目安は5℃以上のものがベスト
シュラフの商品説明欄には、それぞれの使用に適した温度が書かれています。表記されている快適温度が5℃~10℃程度のものであれば、寒暖の差が激しい春や秋口でもグッスリ眠ることができるはず。夏場も、シュラフのジッパーを開けて使ったり、敷布団として使ったりすれば問題なく利用可能です。
ただし、標高の高い場所や寒い地方でのキャンプは、冬でなくても冷えるものです。その場合は、もう少し快適温度が低いものを購入するか、重ね掛け用のプランケットを用意しておきましょう。
3シーズン向けシュラフの中でも、夏メインで使用する人には封筒型、寒がりな人にはマミー型がおすすめ
シュラフには、大きく分けて封筒型とマミー型の2種類のタイプがあります。
封筒型のシュラフは長方形で、布団のような見た目をしています。後述するマミー型のように締め付けられないので、圧迫感や寝苦しさがありません。寝返りまでうてる自由度も魅力。
欠点は、ぴっちりとした密着度がないため、保温性能ではマミー型に敵わない点です。とはいえ、3シーズン向けのシュラフで特に夏メインでの使用をするのなら、封筒型をおすすめします。
一方、寝姿がミイラに似ているからと名付けられたマミー型は、なんといってもその保温力の高さが強み。ピチッと閉じれば隙間風一つ入らないので、寒い夜でもヌクヌクとした快適空間で眠ることが出来ます。
暑いと感じたらジッパーを開閉し、シュラフ内の温度をコントロールすればOK。欠点は、保温力が高いため、夏場では結構寝苦しい点。
そのため、3シーズン用のマミー型を夏場でも使いたい時は、ジッパーを全開にしたシュラフを敷布団として使うのがおすすめ。上から薄手のブランケットをかけて横になれば、快適に眠れますよ。
とはいえ春・秋の夜半はやはり冷え込むので、風邪を引かないか心配な方や寒がりな方にはマミー型をおすすめします。
マミー型に負けない保温性の封筒型シュラフ(寝袋) ゆったりサイズで窮屈さを感じないコールマン製
1. コールマン(Coleman) フリースフット イージーキャリー スリーピングバッグ
縦幅約190㎝、横幅約84cmの大型シェルフ。足元にはあったか素材のフリースが使用されており、マミー型にも負けない保温能力を発揮します。快適温度は0℃以上。
「キャンプでも家と同じように布団で眠りたい」「マミー型はちょっと窮屈で嫌だ」といった要望をお持ちの方におすすめのシュラフです。
一番の特徴はそのサイズ感で、一人用シュラフとしてはゆったりとした作り。家のベッドや布団と同じように、広々とした空間の中でゆったりと眠ることが可能。洗濯機で丸洗いできる点も見逃せませんね。
キャンプ初心者向けの封筒型シュラフ(寝袋) 収納ケースに入れてクッションとしても使用できる
2.スノーピーク(snowpeak) エントリーパックSS
名前の通り、エントリーユーザー(初心者)向けの封筒型シュラフ。幅78cm長さ196cmと大人がゆったりと入れるサイズです。快適温度は5度以上。
セット買いして2つのシュラフを繋げて使うこともできます。2つ購入してもAmazonで1万円程度とお財布に優しい価格。気温や人数に合わせられる点が魅力的です。シュラフの内側にポケットがついていることも大きなポイント。ヘッドライトやスマートフォンなどの小物を収納でき、リアルな使い勝手が追求されています。暗くても小物がすぐに見つかるので安心ですね!
またシュラフを収納ケースに入れるとクッションに変わるため、テント内でも邪魔になりません。車での移動中も後部座席に積めば車載にも余裕が生まれます。クッションはキャンプの行き帰りの車内・後部座席のお供に♪ 自宅で洗うこともできるので衛生的に使えます。